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ニセコ からの便り

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北海道・ニセコ への移住のきっかけ、ニセコ で出会うおもしろい 人々、雄大な自然、美味しい農作物。Nashyの視点から見る、リアルなニセコ ライフをお届けしています。
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#羊蹄山

続・羊蹄山は今日も、無い。

北海道・ニセコ で過ごす2回目の冬。 昨年に引き続き、羊蹄山は今日も、無い。 それも、もう約1ヶ月ほども「無い」のである。 ※コトの背景は、下の記事をどうぞ↓ 以前住んでいた家は、リビングから羊蹄山を臨める間取りだったため、望まずとも「ある」瞬間を捉えることが可能であった。 現在の家においては、一部の部屋は羊蹄ビュー付きではあるが、日中の大半を過ごすスペースからは見られない。そのため、もしかしたら一時はそれが「あった」のかもしれないが、この1ヶ月の私の行動範囲の中で現

ニセコ に住む人々 #07 画家の徳丸滋先生 - いつからでも、いつまででも

"この記事は「ニセコ に住む人々」シリーズの第7回目です。 これまでの記事はこちらからどうぞ↓ #01 プロ・スノーボーダー Eさん - 幸せの在り方は人それぞれ #02 不動産会社 Tさん - 陳腐な同情なんていらなかった #03  "おとなりさん" - りんごケーキ2切れを6人で食べる #04 整骨院院長 Dさん - 何歳になっても、挑戦し続ける  #05 Yさん - オトナの秘密基地で産声をあげた、1人のイラストレーター #06 石油の小西さん - 固定概念をぶち壊す

全力で走ってきた、そこのあなたへ

「青は進め、黄色も進め、赤は気をつけて進め」という言われがあるが、原点に戻ろう。赤信号を無視してはいけない。「赤は止まれ」である。 流れゆく景色も良いが、立ち止まった時にしか見られない景色もまた良いものだ。この機会に、じっくりと味わってみようではないか。 止まるもどかしさもあるだろうが、心配は無用である。 しっかり止まれば、また自然と「進め」のサインがやってくる。 本日のイラスト「景色を楽しむチャンス」A Chance To Enjoy The View P.S. 私

トリプル羊蹄ビューが贅沢すぎてラッキーな気持ちになった

ニセコ の名峰・羊蹄山(ようていざん)は、富士山にも似た姿かたちから、別名「蝦夷富士(えぞふじ)」として、道民から愛されている山だ。 以前のエッセイにも書いたのだが、冬の羊蹄山が全貌を露わにすることは滅多にない。 私のことばで言ってしまえば、「羊蹄山は来る日も来る日も"無い"のだ。」 雲に覆われると、その存在すら感じなくなるからだ。 しかし今日はどうだろう。 窓の外に目をやると、今日はそれが100%「ある」。 そして今日は300%も「ある」ことに気がついてしまった。

羊蹄山は今日も、無い。

我が家のリビングからは、晴れていればニセコ の名峰・羊蹄山(ようていざん)が見える。そして、それが見える日はあまりない。 冬の羊蹄山はシャイらしい。 こちらに引っ越して来る前から、山好きの私は、それの富士山のようなフォルムの勇姿を見ることを楽しみにしていたのだが、顔を出してくれる日はそう多くない。 「羊蹄山、今日も"無い"ね。」という会話が、我が家では日常茶飯事になっている。 しんしんと降り続く雪の向こうでは、灰色の雪空が深い奥行きをもって広がり、山の気配すらも消して