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ドラマ「あの子の子ども」9話感想

今週は待ちに待った野間口徹さん大暴れ回!影薄めの単身赴任パパがどう動くか楽しみにしていました。

8話の感想は⇩

中絶するのと産んでから手放すのどっちがいいのか問題は永遠のテーマなんでしょうけど、子供の立場からすると手放すならどうして産んだの?とは絶対なる気がします。

どの選択肢を選んだとしても、あの時アフターピルを飲んでいたら...という後悔は絶対あるんでしょうね。でも産むと決めるならその後悔は2度としちゃいけないのはたしかで。

そういや矢沢が歌いたくない理由ってなんなんでしょうかね?今後明かされるんでしょうか?

福がベランダから教室を眺めるシーンでは、「産むことを選んだらこの生活には2度と戻れないんだな...」というのを噛み締めていたように思います。実際、日本の高校は子供を育てながら通えるようにはできていないですもんね。

帰ってきた福父が福や妻と話をするんじゃなくて、息子を呼び出して直接宝に突撃しようとしているのにはザワッとしました。絶対に口を割らない福兄や、これまでの家での父親の扱われ方から察するに、福父はやらかすタイプの人間だと思うんですよ。

父親が帰ってきた時の家の中の「やばいやばい...」っていう空気すごかったですね。「頼りになる人が帰ってきてくれた!もう大丈夫!」っていう雰囲気がゼロで、福も福母もとにかく緊張感でいっぱいでした。

案の定、福の意見も妻の意見も全く聞かずに全部自分で決めてただ指示するだけの話し合いになっていました。妻への口の聞き方もモラハラ臭満載というか地雷男すぎて笑えます。これは大変だ。

そこでお母さんの「別れましょう」発言ですよ!さらに「お父さんと彼どっちを選ぶんだ?」と聞いて「宝」と即答された時の宝父の顔ですよ。まさか「娘が自分を選ばないなんて...」と思っていた顔ですが、ほとんど家にいなくて帰ってきた時は空気がピリッとするような父親が選ばれるわけなくないですか?

そして宝母が宝と福の肩を持つのは意外でした。漫画では宝と縁をバッサリ切ってしまった宝母なので、ここで味方になってくれたのにはびっくり。本心では宝に逃げて欲しいけど、彼女を妊娠させて逃げるような男に育たなかったことを誇りにも思っていて、その複雑な心境にこっちまで泣けてきました。

宝の夢は宝母の夢だったんですね...。母親のために箱根駅伝目指してたんだ...。そしてこの時、宝は母親じゃなくて福を選んだんだ...。子供はいつか親から巣立つものだけど、こんなにもあからさまに突きつけられるのはえぐい...。

ちなみに漫画は完結済みで、8/9に最終巻の9巻(https://amzn.to/3A5VJGc)が発売されました。出産まで一気読みできるので先が気になる人はぜひ漫画もどうぞ!10月には番外編が入った10巻が発売予定です!


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