ドラマ「あの子の子ども」7話感想
2週間ぶりの「あの子の子ども」です!前回は宝と福がそれぞれの母親に妊娠を告げたところで終わったので、続きが気になっていたんですよ...!
6話の感想は⇩
妊娠発覚後の7話は予想通りヒリヒリの展開でした。宝の母と福の母の反応が全く違うのは、やっぱり妊娠した側と妊娠させた側の違いなのかなと思います。
宝と福の子どもの話とはいえ、当事者たちがまだ高校生な以上、ここからは親同士の話し合いになるのは当然。でもここで母親任せにするんじゃなくて、しっかり当事者意識を持っているのが宝の偉いところです。
自分の体が変わっていくことで否応なしに当事者になる女の子とは違って、男の子は逃げようと思えば逃げられるわけで。自分が宝と同じ立場なら、親から「後は大人に任せて全部忘れなさい」という姿勢を示されたら、それに甘えないという道を選ぶのはとても難しいのではないかと思いました。
宝の母が用意した20万円がまたリアルでしたね。彼女が昼も夜も必死で働いて稼いだお金だというのがわかるばかりに色々と考えてしまいました。宝の進学費用として貯めてたお金なんだろうなとか...。
母親同士が話し合うシーンでは、男の子を育てる難しさと女の子を育てる難しさの両方を突きつけられたような気持ちでした。我が子の体が傷つくこと、我が子が誰かを傷つけてしまうこと、どちらもしんどくてどちらも大事件ですよね。男親の方は女の子が産むと決めたらそこに口を出せないというのも大変です。
母親たち視点で見ると堕ろすなら早い方がいいというのは当然のことで、実際に子供を産んだことがある人だからこその言葉だと思います。
乳児院や里親や特別養子縁組を当てにして産むのはどうなの?というのも、10ヶ月も自分のお腹で育てて痛い思いをして産んだ子供を手放す時にどんな気持ちになるか本当にわかっているの?というのも、めちゃくちゃ大事なことだし真剣に考えないといけないことだと思います。
これからの宝と福の人生のためにも、全部の選択肢を踏まえてしっかり考える機会を作って欲しいけど、お腹の中の子供の成長は止まってくれないし中絶できる期間にはリミットがあるんですよね。それが大変だ...。
そういえば、今回の福兄は本当にミラクルグッジョブ!初めていいとこ見せたじゃん!と思っていたら、相変わらず全然ポンコツでした。福兄だけは漫画とだいぶ違うんですよ。漫画で何度か描かれている宝と福兄のヒリヒリする掛け合いも結構好きなので、ドラマではそれが見られないのがちょっと残念です。
次回はやっと福父も出てきそうですね。次の展開も楽しみです!
ちなみに漫画は完結済みで、8/9に本編最終回が収録された9巻(https://amzn.to/3A5VJGc)が発売されました。10月には番外編を描いた10巻も発売予定です。妊娠期間中から出産までの描写がとてもリアルかつ丁寧なので一気見したい人はぜひ漫画もどうぞ!⇩
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