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ドラマ「あの子の子ども」5話感想

5話ではとうとう福の妊娠が確定。宝のいい男っぷりが炸裂した回でした。あと突然の「カレーって漢字でどうやって書くか知ってる?」のターンがおもしろかったです。

4話の感想は⇩

このドラマは制作チームに女性がしっかり入っているだろうなと思えるところがたくさんあるんですよ。

今回だと産婦人科での診察シーンがめちゃくちゃリアルだなと思いました。

特に福が産婦人科で問診を書くシーンが詳しく描かれているのがよかったです。産婦人科って他の病院では聞かれないこと色々聞かれるんですよね。そして意識して記録していないと自分でもわからないことが多いんですよ。

そして経膣エコーに福がビビりまくるシーンもリアルだなと思いました。あれは何度経験しても怖いし気持ち悪いやつですね。相手が男性医師だと嫌な気分は倍増します。

エコーとはいえ実際にお腹の中にいる赤ちゃんを見ちゃうと中絶という選択肢はなかなか選べないのではないかと思いました。福が「エコー写真をもらえますか」と言ったあたりで、先生も(これは産むことになるかもな...)と思ったのではないでしょうか。

野田先生、最初はクールでちょっと怖く感じましたが、状況を詳しく丁寧に説明してくれるし、しっかり寄り添ってくれるし、何より全面的に母体の味方なのが素敵でした。福がアフターピルをもらいにきた時の書きかけの問診票も保管してたんですね...。

原作では男性の医師だったのがドラマでは女医さんになっているのは、思春期の女の子が婦人科に足を踏み入れるハードルを下げるためでしょうか。

私は原作の産婦人科医の先生も好きです。ユーモアたっぷりで温かくて素敵なんですよ。

そして相変わらず宝の察しがよすぎる!まだまだ自分も混乱しているだろうに、妊婦の体調の変化や中絶について調べて福に寄り添おうとしているのがすばらしいです。ここで偉いのは産む場合のことも調べていること!このシーンは漫画でもめちゃくちゃ好きなシーンなのでドラマでも丁寧に描いてくれていて嬉しかったです。

福は宝にどんな反応されるかわからないと怯えながら産婦人科で聞いたことを説明する必要がなかったのがよかったですよね。

そして、野田先生の「あなたがどんな選択をしても誰にもあなたを責める権利はありません」という言葉に救われる女性がたくさんいるだろうなと思いました。

6話はついに家族に妊娠を伝えるターンですかね!?

ちなみに漫画は完結済みで、8/9に最終巻の9巻(https://amzn.to/3A5VJGc)が発売されます!妊娠期間中から出産までの描写がとてもリアルかつ丁寧なので一気見したい人はぜひ漫画もどうぞ!⇩

6話の感想は⇩


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