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佐久・望月―式部からの発信~鳴き続ける蟋蟀こおろぎでいたい

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『夢三夜』『銀河鉄道の夢』の著者である、農民作家・飯島勝彦さんのブログ記事をまとめています
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2024年3月の記事一覧

③国民の安全は食べる物があること~佐久・望月―式部からの発信~鳴き続ける蟋蟀(こおろぎ)でいたい(農民作家・飯島勝彦)

  地震や、異常気象や、戦争で、地球が世界規模で壊れていくのを見ていると、余命少ない身でも先が不安になってくる。  むらに住んでいて気になるのは、住民の高齢化と、耕地の荒廃と、空屋の増加である。見渡すかぎり人気(ひとけ)のない時間と空間が続くと、ここはどこかの自然遺産に登録された、「令和のむら」という名の展示会場ではないか、などと思えてくる。――そして、ふときた疑念が「この国の食料はどうなるのだろう?」という不安。  政府が「食料・農業・農村基本法」(「農業基本法」が25