vol.17↹ ↹ 梨茄子より あずさ２号とご報告 ↹ ↹

梨茄子が不定期で発行しているメルマガのアーカイブです。
お送りしたものをほぼそのまま載せています。

2021年6月28日18時発行
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　こんにちは。梨茄子のたちくらです。こんにちは、でしょうか、こんばんは、でしょうか。夕暮れ時の挨拶にいつも迷います。

　先週、木ノ下歌舞伎の公演で松本に行くために、初めて特急あずさに乗りました。新宿を出たのが朝10時、松本は終点で12時半すぎに着いちゃって、終点近いなあずさ２号の人すぐ戻って来れちゃうじゃんと思ったのですが、はて。私さんが東京から松本に旅立つ設定で考えてますけど、東京にいつづける方があなたさんとの再会率高いはずなのに、特急で2時間半の街に引っ越すより会えないような気がしてました。どうやらわたしはお互い東京にいるというだけじゃ会える保証にはならないと思っているみたいです。東京にいるけど会えない人が、遠くにいるから会えない人より、いっぱいいるから、なんでしょうか。

◇◆梨茄子よりご報告◆◇

　いつもはよく会う犬がかわいいとか実のないことを書き綴ってますが、今回のメルマガはわりとちゃんとお伝えすることがありまして、

　☆毎度お世話になっております円盤に乗る派の日和下駄さんが、
梨茄子の人になりました☆

　なにをいまさら感は否めませんが、前からそうじゃん感も重々承知しておりますが、たちくら一人ユニットだったんです梨茄子は今まで！いちおう！！
　ひとりが好きなわけじゃないのよ、誘うなら下駄くんとも思ってたのよ、でもやりたいこともやれることもいっぱいな彼の人生を、一部とはいえ梨茄子なんぞに費やさせるのはダメな気がして、意地っぱりな一人ユニットを通してきたのですが。　
　先々週くらいに終電逃して徒歩50分の道のりを帰宅中の下駄くんが、ただ歩くの退屈だからって電話かけてきて（25時の電話に出てあげたあの時のわたしすごく優しかったと思う）、「あらゆる人に梨茄子の人だよねって言われるし実質そうなんで僕梨茄子でいいんじゃないすか。」と言われました。
　ええと…思い返すまでもなく眼前にある既成事実の山よ、思い当たる節々が痛いです。そしてあまりに容易く想像できる下駄くんになんかやらせてわーきゃー言ってる未来……なんてゆうか、外堀埋められた…？いやよくわかんないうちに自分で埋めてた……？
　というわけで、めでたく下駄くんは２人目の梨茄子の人になりました。いきあたりばったりもいいとこですがぶっちゃけ嬉しいです。
　今後、下駄くんが出演する舞台の当日パンフが 出演・日和下駄（円盤に乗る派/梨茄子）にはなりませんが（※よくわかんないけどそれは嫌らしい）、協力欄にひっそりと梨茄子が記載されることでしょう（※ここは主張してみました）。
　実際のところは困ったたちくらが下駄を呼びつける旧体制が維持されるだけなのですが、たちくらはひとりじゃない気分を満喫しております。せんきゅー下駄くんこれからもよろしくね。
　二人ユニットになった梨茄子をどうぞよろしくお願いいたします。

◇◆下駄くんよりご挨拶◆◇

　最近こまばアゴラ劇場で働いています（知ってる人は知っているかと思いますが）。自己紹介をするわけですが、「あー！たっちーとなんかやってる！」とよく言われます。その度に「あ、いえ。仲が良くてよく関わっているだけでメンバーというわけではないんです。梨茄子は立蔵さんのひとりユニットなんですよ」と伝えてきたわけですが。確かに考えてみると、ここ最近でふたりで2つも作って、茄子梨なんかやった日にゃ、「あ、下駄くんが茄子で、たっちーが梨なんだ」となるのは至極当然なわけで。でも、自分で言うのもなぁと思っていたのですが、結局きっかけセリフは自分で言ったという感じです。イメージとしてはリビングでなし崩し的にプロポーズしたみたいな感じですね。以後、よろしくお願いします。

◇◆ちかぢかの梨茄子◆◇

《梨茄子　謎の新連載Ⅱ》
声部の日誌
円盤に乗る場noteで、たちくらが部長の声部の活動日誌を書いています。今の活動は主に義太夫のまね。

《たちくら　出演》
木ノ下歌舞伎『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』
松本公演終えまして、7月1日の久留米公演でほんとにおしまいです。きっとすごく寂しくなるけど後ろからは数えない。

《遠藤麻衣　展示》
ルール？展
2017年の「アイ・アム・ノット・フェミニスト！」の再制作展示をするそうです。2017年たちくらは結婚式の立会人に任命され腕を噛んだり噛まれたりしました。4年たってえんまいの結婚を見る目はいかに。

＊　＊　＊

　下駄くんのコメント読んで、茄子梨で下駄くん（が演じるサトシくん）がだし巻き作る片手間にプロポーズしてたのを思い出しました。ついでに思い出しちゃったけど、わたしの俳優活動史上最雑の出演オファーも下駄くんからのだった、というかこのカテゴリ下駄しかいないよ。なんなんだ、うっかり大事なこと言いがちなのか、ことの重大さをわかっていないのか？
　それはさておき補足なのですが、下駄くんの職場・こまばアゴラ劇場はわたしがもういっこ所属してる劇団の事務所でもあります。だから下駄くんが「たっちーとなんかやってる」人と認知されるわけなんですが、団員には梨茄子のチラシの文字でしか下駄くんを見たことない人も一定数いて、Eテレのキャラみたいな名前も相まって、たちくらのイマジナリーフレンドじゃないかって疑いをうっすらかけられてた節があります。もうそろそろ日和下駄はほんとにいる人間だって浸透してきたんじゃないかしら。よかったね。アゴ職がんばてね。

＊　＊　＊

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