クリックを使った練習方法その1

今回は、僕がやっていたクリックを使っての練習方法を紹介します。
その1とありますが、多分その3くらいまでしかありません。


まずDAWソフトを立ち上げます。

1小節目にクリックを4分音符で打ち込みます
2小節目は空白です。
3小節目にクリックを4分音符で打ち込みます。
4小節目は空白。
(打ち込むクリック音は、クリック的なものなら何でも良いので好きなものを使いましょう。)

このようにクリック有りとクリック無しが1小節ごとに切り替わるように打ち込みます。

あとは任意のテンポで鳴らして、合わせるだけです。


ポイントは空白の小節です。

クリックが鳴っていなくてもキープできるように、自分の中に4分音符を鳴らすことが大事です。

そして空白小節の直後にクリックの鳴る小節に入るため、即座に答え合わせをできるのが利点です。

空白小節で演奏する内容はもちろん何でも良いです。
フィルインでハシるのをなんとかしたいならフィルを入れ込んだり、
単純にリズムパターンで攻めたり。
得意なことでも苦手なことでもOKです。


僕がこの練習に取り組んで面白いと感じたのは、
タイムというか、テンポ感というか、基準を自分で作り出せるところです。

クリックは鳴っていないけど4分音符が刻まれている空白の中で、自分がどれだけ動けるか、みたいな感覚があって、それが楽しいんだと思います。

テンポキープ力どうこうよりも、その楽しさを求めて取り組んでたフシはあります。


不便な点としては、あらかじめDAWソフトで仕込んでおかないといけないことと、
携帯性がないことです。

とはいえ、仕込みに関しては、一度作ってしまえば使い回せるのでそんなに負担ではないと思います。
DAWソフトも無料で手に入るものがありますし、一小節だけクリックの音を入れてしまえばあとはコピペで長尺のループが作れます。

次に携帯性低いことに関してです。

色んなテンポでこの練習をやるためには、打ち込んだデータはテンポを変えられる状態にしておかなければいけません。
ということは、wavとかmp3とかにして書き出すと、テンポが固定されちゃうので、後でテンポ変更ができなくなるのです。

そのため打ち込んだデータが入っているPCを持っていく必要があります。

…と思いましたけど、クリックを打ち込むだけなら、やりにくいかもしれませんがスマホやタブレットの作曲アプリでもできちゃいますね。

なので携帯性もそんなに気にすることではなかったかもしれません。忘れてください。


ということで、どうせクリックを使って練習するなら、アタマで鳴らすかウラで鳴らすか以外の方法を持っておくと、飽きも来ないので楽しんでやれるようになります。

興味を持った方は、ぜひやってみてください。


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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP

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