ミュージシャンに読んで欲しいマンガ、シルバーロック
ジャンプ+に特別読み切りとして掲載された、シルバーロックというマンガがあります。
元プロジャズドラマーだったおじいちゃんが主人公です。
あらすじ
このおじいちゃんには孫娘がいて、自分と同じく音楽の道を志ているのですが、ある出来事によりその道を諦めてしまいました。
そんな孫娘に何かを伝えようとおじいちゃんは再びドラムセットに座ります。
たまたまスタジオで出会した若手バンドと意気投合し、彼らのライブに一曲だけゲスト出演することとなりました。
そしてライブ当日。
ジャズドラマーが魂を込めて演奏したロックは、ステージを見守る孫娘に伝わるのか。
ミュージシャンが忘れてはいけないマインドが語られている
このマンガの中で最も心に響いたセリフがコレです。
もうね、刺さりまくりですよこの言葉。
ミスしないことを第一とした演奏だけはしていはいけない。
その通りだと思います。
間違えないように演奏することを優先すると自分の表現したいことや伝えたいことなど何も伝わらず、後ろ向きの姿勢になり、つまらない演奏になってしまいます。
もちろんミスしないことは大事なんですけどね。
だから僕も攻めの姿勢でドラムと向き合っているか、たまには見つめ直してみないとな、なんて思わされました。
意味は正しく理解しましょう。
Twitterでもこのセリフとともにシルバーロックのオススメをしてみたところ、多くの人が読んでくれて感動していました。
ただビックリだったのは、この「間違えないようにやろうとすることだ」の意味を理解できない人が一定数いた事です。
楽譜のとおりに演奏したらダメってこと?とか
(楽譜通りに演奏する)吹奏楽部に喧嘩売ってて草、とか、
頭痛が痛いみたいな言い回しだな、とか…
何をどう読み取ったらそうなる…。何も難しい言い回しではないはずなんですが…。
〆の一言
作者さん、絶対にミュージシャンですよね?そうじゃなきゃこんなセリフ出てきませんよ。
アツい気持ちにさせられるマンガでした。
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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP (非同期レッスンもやってます)
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