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サトシのカモネギの今までとこれから


サトシのカモネギ(ガラルのすがた)は現行シリーズ新無印の27話にて登場し、サトシのパーティーに加わった現状サトシパにおける唯一のガラル要素である。

そもそも今作は、例年のように一つの地方を3年間で旅をするシステムではなく、カントー地方のクチバシティにあるサクラギ研究所に拠点を置き、様々な地方に趣き人やポケモンに触れるというテーマでストーリーが進行しているので、ガラル要素が薄いのもやむを得ないといえばやむを得ない(とはいえ少なすぎな気もするが)。


そんな新無印もスタートして約一年(39話まで放送)、現在のサトシのパーティーは以下の通りである。

・ピカチュウ
・カイリュー
・ゲンガー
・リオル
・カモネギ(ガラル)

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既にこの錚々たるメンバーにカモネギが混じってることすら違和感がある人もいるかも知れないが、まぁそれは一旦置いておき、一旦各ポケモンを軽く紹介していこう。

【大エース】ピカチュウ
10万ボルト/電光石火/アイアンテール/エレキネット

文句無しのサトシパのエース、今作ではキョダイマックス個体であることが判明し、更なる活躍が期待されている。使われるかは知らないがサトピカZがマサラの実家にあるので、いざとなればZ技も使えるかも……?

世界ランク1位のダンデのリザードンに敗れたり、サイトウのオトスパスに敗れたりと負け試合も確かに多いが、クチバジムジムリーダー代理のピスケスの切り札マルマインに勝利するなど、強さは健在。


【現状最強(?)】カイリュー
暴風/ドラゴンクロー/破壊光線/龍の舞

今作でサトシが2体目にゲットしたポケモン(10話)
まさかシリーズ開始3ヶ月で600族+過去シリーズのポケモン+剣盾未解禁のポケモンをGETすると予想していた者はおらず、視聴者を驚かせ新無印の可能性の幅を大きく広げた功労者。

普段はおっとりした優しい性格でハグが大好きな可愛らしいポケモンだが、バトルになると一変し機敏に舞い圧倒的パワーで敵を薙ぎ倒す600族らしい活躍を見せる。
現状勝率は100%で、コルニのコジョンドとメガルカリオを実質一体の力のみで葬り去った。

現状OPではサトシのポケモン達全員に見せ場が用意されており、他のポケモン達がカッコ良く技を放ったりしてる中、カイリューだけはハグをしたりニコニコしたりしている。とても可愛い癒し枠である。



【今作の捨て子枠】ゲンガー
シャドーボール/サイコキネシス/ナイトヘッド/冷凍パンチ

トレーナーに捨てられ、サクラギ研究所に住み着いていたポケモン。そのスペックはサトシに認められる程高く、初陣のクチバジムリーダー代理ピスケスとのバトルではライチュウを倒す活躍を見せた。

ゲンガーの恐ろしいポイントは2つあり、1つ目はゴーストポケモンらしい活躍を見せるという点。
そもそもサトシがゴーストタイプのポケモンを本格的に手持ちとして加えたのは20数年の歴史上初であり前例が無いのだが、このゲンガーは壁をすり抜けたり透明化することが可能でトリッキーな戦術を披露する。
2つ目はアニポケ最強の技とも呼ばれるサイコキネシスを習得しているという点。
アニポケのサイコキネシスは相手のポケモンの身動きを完全に封じて壁にぶつけたり投げ飛ばしたりと、とにかくやりたい放題の恐ろしい技である。そんなチート技を覚えているのだから相当強い。
しかし脚本家もそんなチート技は扱いにくいのか、サイキネを使えば勝てるシーンで使わなかったりと少し違和感を覚えたりもする。

コルニ戦ではコジョンド→ルカリオのコンボに敗れたが、強いポケモンであることに間違いはないので今後の活躍に期待が集まる。


【念願のサトシパ入り+新エース】リオル
真空波/起死回生/はっけい/影分身

まさかここに来てサトシがリオルをGETすると日が来るとは思いもしなかっただろう、初登場から10年以上の月日が流れ晴れてサトシパ入りを果たした(恐らく)今作のエース枠。
タマゴのまま長い間孵らなかったがサトシの波動を感じとりタマゴから孵りサトシの手持ちとなった。
負けず嫌いで日々サトシと修行を行っており、ピカチュウ同様ボールから出て活動していることが多い。

上記3体とは異なりまだまだ成長過程だが、ワールドチャンピオンシップスのスーパークラスであれば十分に戦える程度の実力は備えている。
一度は格上であるサイトウのオトスパスに完敗したが、再戦では引き分けまで持ち込み、成長を見せた。

OPやキービジュアルより近々の進化が決定しており、コルニのメガルカリオを支持していることからメガシンカするのではという説もあがっている。


【今回の本題】ガラルカモネギ
辻斬り/ぶんまわす


さて、上記四体の紹介を読んでどう思っただろうか?
そもそも技も2つしかない。

それではカモネギGETの経緯を語ろう。
カモネギのGET回のタイトルは
【英雄伝説!ダンデ最強バトル!!】
そう、ダンデ回である。アニポケにキバナが登場しダンデとバトルすると話題になり注目を集めた回のBパート(CM挟んだ後半)で登場し橋の上でサトシ達にバトルを仕掛けてくる。
ちなみにカイリューGETの回はハクリューからカイリューへの進化の過程を描いた紛う方なきカイリュー回で、ゲンガーは初登場回とGET回の2回メイン回が用意されている。勿論リオルGETもリオルのメイン回であり、カモネギのみがこの様な扱いを受けている。

橋を通過しようとするトレーナーに手当たり次第に勝負を挑み修行を重ねたカモネギと、サトシとの修行で確かな成長を重ねた2体のバトルはさながら弁慶と牛若丸を彷彿とさせ、接戦の末にリオルが勝利を納める。

ここまではまぁ普通の回である。
しかしこの後のサトシの行動が、視聴者を震撼させ、困惑させることとなる。
なんとサトシはカモネギを誘い、手持ちに加えたのだ。
サトシがカモネギをGETするという事前情報はなく、そもそもダンデvsキバナが今回のメインだと思っていた視聴者は予想外の展開に戸惑いを見せた。

そもそも視聴者の過半数はサトシパのガラル要素はメッソンになると予想しており、カモネギはもう一人の主人公であるゴウの元に行くと予想されていた。
そこに突然のカモネギ加入、これ即ちメッソンのゴウの手持ち入りを確定させ、多くのファンが予想していた泣き虫からの覚醒インテレオンのエースコースが完全に崩れたことを意味した。

当然サトシのメッソンGETを希望していた熱狂的ファン達はこの展開に不満を持ち、カモネギを叩いた。

「この面子にカモネギは場違い」
「最強目指してるのに格闘被ってるやん」
「ゴウのメッソンとの交換回やって欲しい」

まぁ酷いもんである。サトシがメッソンをGETするための通貨呼ばわりまでされており、ガラルカモネギが好きな僕としては複雑な気分である。

そんなカモネギがサトシにGETされ12話(3ヶ月)が経過した今現在、バトルシーンは修行が一回の公式戦一回の二回のみであり、公式戦のvsサイトウのルチャブルに至っては完敗してしまっている。挙げ句の果てサイトウとのリベンジマッチには選出されず負け越しの状態である。はっきり言おう、不遇枠である。



僕は悲しいよカモネギ……。
ライバル的立ち位置であるハズのリオルは進化まで確定しておりエースルート一直線なのに対し、彼は完敗後にリベンジ無し。


まだシリーズは2年残っているので、進化して大逆転コースもあり得なくはない話であるのは勿論、XY時代のルチャブルの様に負け続きのかませ的ポジションから準エースクラスまで昇格する可能性も0ではない。
彼のこれからの活躍に期待していきたい所存である。



ちなみに現在公開されている新PVには彼の影も形もない。つまりまた暫くは出番がなさそうだ。
ついでに今度発売されるカレンダーにもカモネギだけいない。酷いもんだ。

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ぐえ~


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