ナシマヤの虫統一道中膝栗毛

さて、今回はまたも統一パ大会ということで、性懲りもなく虫統一で挑ませて頂きました。
とはいえ、今回の虫統一はただの虫統一ではございません、題して「新生・虫統一」というこで、従来のパーティーとは雰囲気や戦法を一新して挑んで参りました。
とまぁ、前置きはこの辺にして下の画像をご覧下さい

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一枚目が従来のパーティー、二枚目が今回使用した新生・虫統一のパーティーになります。

何が違うかというと、優しさが違います。
今回のパーティーは一言で言えば害悪パです。
積んで回復してジワジワ削って……今まで受けてきた屈辱を晴らすかのような恐ろしい構築を目指しました。

それに対し従来のパーティーは、火力インフレの続くポケモンバトルにおいて、総合力の低い虫統一で如何に喰らいつけるかをコンセプトとしてきました。
しかし、先日のかみなりフェストの「偽造虫統一」を経て、それこそが過ちではないかという疑問に至りました。それにより生み出されたのがこの新生虫統一という訳です。ここからは、少し詳しく紹介をしていこうと思います。

まず一枚目と二枚目どちらにも参加しているポケモンが二体ほどいるのでそちらを紹介していこうと思います。
先ずは前哨戦でも華々しい活躍を見せてくれたイワパレスについてです。

従来は、イワパレスを特性の頑丈や耐久力を活かした殻破ダイマックスアタッカーとして運用してきました。
しかし、長らくこの型のイワパレスを運用してきた弊害なのか誰かが流行らせたのかは分かりませんが勝率は右肩下がりになっていくばかりで少しずつエースとして不信感を持ち始めてしまいました。
しかし大好きなイワパレスをそんなことで捨てるわけにはいかない、どうにかしなければ……というわけで見つけたのが今回使用したボディプレス型のイワパレスです。

鉄壁ボディプレといえばアーマーガアのイメージがある方もいらっしゃると思いますが、実際種族値だけで見ればイワパレスの方がBが20も高いため、火力については問題なく発揮してくれます。

しかしアーマーガアとの大きな相違点として、回復技の存在が大きいです。アーマーガアには羽休めがあるのに対し、イワパレスには有用な回復技が眠るしかなく、安定性に欠けてしまいます。
というわけで持ち物は自然と回復系アイテムに絞られます。

今回は他のポケモンとの兼ね合いでオボンにしましたが、食べ残しとかの方が積み終わった後は安定するかな~なんて思います。

ちなみにボディプレが効かないゴーストタイプへのダメージソースとして叩き落とすを採用していますが、二発目以降のダメージに難があります。
あと流行りの弱保は叩けないので要注意。

今回の立役者、エースとして十二分の活躍をしてくれました。イワパレス最高!


続いてはオニシズクモです。
こちらは前回(前々回?)の統一パ大会の前哨戦の際に水統一の方が使っていた型を参考にさせて頂きました。
従来の準アタッカーとしてではなく、蓄える型として採用しましたが、実は試運転がままならない状態での大会だったこともあり、選出回数は絞られてしまいました。
しかし持ち前のDと特性によるインチキ火力によって少ない戦闘回数でもかなりの活躍をみせてくれました。
コイツも回復ソースは眠るだけなので、今回はカゴの実型で採用しましたが、この辺も好みな気がします。
ちなみに今大会、一度も熱湯で相手を火傷にしていません。きっと心の優しいヤツなんだな~って。

さて、ここからは普段使ってこなかった4体です。
まずは一体目のアギルダーから行こうと思います。
こちらのアギルダー、とある方の構築記事で紹介されていたアギルダーなのですが、かなり使い勝手のよいポケモンでした。

何より速い。ガラルトップクラスのスピードで上から身代わりを張れるので、ダイマックスを倒すのではなく受けきるという選択肢を可能としてくれたポケモンです。
特性すり抜けを持つドラパルトやシャンデラに攻撃されたり、ダイジェットで上を取られたりすると手も足も出なくなるのでその辺は自己判断でお願いします。

構築記事にも書かれていたのですが、アギルダーといえばまきびしやあくびを撒いて道連れで退場という型という先入観が相手にあるため、勝手に相手が退いてくれる場合も多かったです。
ついでに言っておくと、コイツは相手にダメージを与える技を持っていないので最後まで温存しておくことだけはしない方がいいです。ラス一コイツは実質負けです。


続いて紹介するのはバタフリーです。
コイツは所謂テンプレ型なので詳細は省きます。
やはりすり抜けが怖いですがすり抜けが怖くてテンプレバタフリーが使ってられっか!!!


とまぁここまでゴーストタイプに弱いポケモンを並べました。勿論組んでる時から自覚はありました。
そこを易々と諦めるナシマヤじゃない!ということで紹介します今回のパーティー唯一の純血アタッカーのアイアント君です!

アイアントといえば、はりきりダイマックスエースとして有名です。虫タイプの希望の星!
ですが殆どがアイへ/馬鹿力/雷牙/岩雪崩(その他岩技)のテンプレ構成になっている場合が多いです。
いやいや、そんなテンプレでやってられるかよ!という思考のもと生み出されたのが今回採用したナシマヤ型のアイアントです。大胆にも馬鹿力と岩技を切りました。

理由として、まず格闘技が有効な相手には今回はイワパレスというアタッカーがいてくれること。そして岩技って打つ機会ある?と思ったからです。

例えばギャラドス、確かに岩技で抜群を突けますがだったら4倍弱点の雷牙の方が火力は出ます。
他にもトゲキッスならタイプ一致の鋼技のほうが火力出ますし、リザードンなんてステロ撒いとけば勝手に1/2まで削ってくれます。

後有効になるのは虫統一とかですか?馬鹿言っちゃいけねぇよ、虫統一なんて抜群突かなくても余裕で処理できちゃいますからwww小指で倒せますわwwwww

続いて外したのは馬鹿力。
コレ、ずっっっっと考えてたんですけど使いにくい!
僕がヘタクソなのか知りませんけど苦手なんですよこの枠、使うタイミングが対バンギくらいしか思い付かないですしそんなピンポイント採用も正直好かなかったので交代しました。
そしてこの技の最大の弱点、ゴーストに効きません。
ここまでゴーストに弱いポケモン揃えた以上は、対ゴーストに無効にされる技なんて採用してられないですよ。

そんなワケで採用したのが噛み砕くです。
対ゴースト特化の技です。火力は輝石ニダンギルを7割削れるくらいです。
前にオニシズクモに噛み砕く採用したらドラパを半分も削れなかった経験をした身から言わせてもらうとこの火力は半端ないですよ、感動的な火力が出ます。
大抵の相手は悪技採用なんて想像してないので揚々と交代してきます、ぶち抜いてやりましょう。

ちなみに高確率でドラパルトに焼き殺されます。
(やっぱねばねばネット持ち採用すれば良かった)


最後に紹介するのはツボツボです。
コイツもそれなりにテンプレ型だと思います。
そして今回唯一無二のドラパルトキラーでもあります。
キラーといっても高火力で殴り飛ばすのではなくジワジワいたぶっていく恐ろしいポケモンです。

奥義「パワーシェア」でお互いの攻撃と特攻の実数値を足して2で割るのがメインの仕事で、ツボツボの攻撃実数値が13という部分が最大限に活きます。
そういう意味ではコイツもアギルダー同様ダイマックスを透かすタイプのポケモンだと言えます。
中々面白い戦いを披露してくれるポケモンで、ハマればアホみたいな強さを発揮してくれるとんでもないポケモンでした。今後も研究していこうと思います。


【総括】
虫タイプの新たな道を見出だす機会を得ることが出来た。今回は少し害悪に寄りすぎた感じが強く決定打に欠けたため、安定性が低かったので次回までの従来の火力を求める虫統一との調和を計り、バランスの取れたパーティーを目指していきたい。

イワパレスは強くて可愛い。

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