千文小説 その883:峠
こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。
MacBookから、Blu-rayディスクを再生するための無料ソフトを、いったんは、削除したものの。
…やっぱり、MacBookで、映像が観たい。
古いWindowsを引っ張り出したり、新規に専用再生機を購入したり、できなくはないが。
電子機器関係の作業は、なるべく、カメラレオンのメンバーで、分担したい。
プリンターやイヤホンやUSBメモリ等、どうしても、Apple純正とはいかないものを除いては、これ以上、外部ガジェットを、増やしたくない。
にっふーん。
ぬっふーん。
でろでろ。
めろめろ。
というわけで、再度、覚悟を決めて、件のソフトをインストールし直し。
Javaのアップデートも済ませて、準備万端、ディスクの再生を行ないました。
結果は、…ご覧の通り。
MacBook大好き、かつ、Blu-rayに収録されているライブ映像の主役たちであるバンドのメインボーカルがもっと好き、な愛猫が、それはもう、とろけそうな勢いで、乗り上げて、画面に、頰ずり。
どころではなく、どっちりむっちりボディーを、全力で、転がして、画面を割らんばかりの勢いで、押しまくって/推しまくっている。
…良かった、良かった。
初めから、これでよかったのだ。
じゃあ、何が、引っかかっていたの?
Blu-rayから、僕を遠ざけていたのは、何?
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
至福の頂点で、寝落ちした愛猫を、しばし見守った後、そうっと、抱き上げて。
ひよこの毛布でくるんで、膝にお乗せし、愛猫用のヘッドホンを、僕用のイヤホンに付け替えて、あれこれ、試してみたら。
…なるほど。
音量か。
そう、実は、僕は、かなり、耳がいい。
遠雷に発狂する愛猫ほど、とまではいかないが、大きな音が、非常に、苦手。
ロックバンドのライブというのは、基本的に、爆音です。
うっかり、まともに聴くと、耳が壊れます。
本当です。
めまいがして、気持ち悪くなり、立っていられなくなる。
若い頃、飲食店のPRをする雑誌社に勤めていて、取材先で、ライブ付きの夕飯をいただくことも、しばしばでしたが。
…地獄、だったね。
演奏の良し悪しではなく、音量が、調節できないものだから、耳が、もう、むちゃくちゃ。
よれよれのへろへろで、それでも、褒め称える記事を上げたものでした。
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
ミュートから、一つずつ、目盛りを上げて。
…これは、無理。
となったのが、なんと、二つ目。
もう?
…そうなのです。
最小音量で、ちょうどよかったのを、目盛り三、で聴いていたものだから、…そりゃ、嫌になるはずだ。
むずむずして、もやもやして、一刻も早く帰りたい、みたいになっていたのが、音量を下げただけで、あら、不思議。
途端に、快適に、ご機嫌に、映像を楽しめるようになりました。
…いつか、生のライブに行ってみたいと、ほのかに思っていたのに。
ちょっと、厳しいようです。
せっかく、高額かつ入手困難なチケットが取れたのに、会場で、耳をやられて倒れました、では、関係者の皆様にも、申し訳なく、何より、自分に悪い。
ここは、潔く、あきらめよう。
せめて、発売されるBlu-rayは、余さず購入して、小さな音で、愛猫と観る。
Windowsには戻らず、専用再生機も買わない。
映像担当、MacBook、よろしくお願いします。
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
ミュージックアプリは、やはり、iPhoneの、一人勝ち。
画質も音質も、バランスが取れて、負担なく、毎日聴ける/観られる。
新旧二台のiPhoneで、分担、お願いします。
音楽に関しては、iPhoneとMacBookで、万全。
残念ながら、iPadは、及ばない。
別の領域を、開拓しないと。
なんだろう…。
iPadにしか、できないこと。
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
もぞつく愛猫をあやしつつ、炬燵にあぐらで、真剣に、考えた結果。
MacBookの代理的に、電子書籍を読むこと。
iPhoneの補助的に、noteの原稿を書くこと。
この二点に、iPadの意義は、集約される。
メインでは、ないのです。
MacBookとiPhoneがあれば、iPadは、なくてもOK。
なくてもOKなデバイスに、どれほどの重きを置くのか。
今後、注意が肝要です。
iPadが、あるかないかで、MacBookのシリーズが変わる。
iPadを継続なら、MacBookは、Air。
iPadを廃止なら、MacBookは、Pro。
…逆かな。
MacBook Airにするなら、iPadは、継続。
MacBook Proにするなら、iPadは、廃止。
どっち?
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
…どうやら、そろそろ、峠です。それでは、また。
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