千文小説 その988:どうもこうも
こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。
無印の第五世代からのデータの直接転送で、設定を完了させた後に、キーボード付きカバーを装着する。
これが、無印の第九世代のiPadを仕上げる、正しい手順でした。
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
一から新規に設定しようとすると、とりわけ、壁紙アプリが、性能が良すぎて、あれもできるこれもできるとなって、混乱する。
そして、キーボードを付けたままで設定すると、処理速度が、やたらに遅くて、悲しくなる。
直接転送、かつ、キーボードは後から。
加えて、蓋の開け方や、キーボードの立て方、炬燵の上の置き方等、微細な違和感を、こつこつと、片付けて。
できた。
いや、長かったな…。
白と黒、二台のタブレットが、仲良く並んだのを見て、しみじみと、感慨にひたります。
iPadは、とにかく、固定しないこと。
縦でも横でも、右でも左でも。
なんなら、上下逆でも、OKさ。
手に持っても、スタンドにしても、キーボードが、ソフトでもハードでも。
オールマイティーに使えるよう、あらゆる可能性を開いておくのが、最適な付き合い方。
ただし。
これが、僕にとっての、正位置だ。
それだけは、自分で、きちんと把握しておかなければならない。
僕の場合は、横向きで、両手に持って、ホームボタンやケーブルの挿入口が、左側に来るように構えるのが、マイポジション。
この先、何台のiPadを買おうとも、代々、継承していく。
そこさえ押さえておけば、なんでもいいよ。
かっちりし過ぎず、ゆるめておくと、iPadは、実に頼もしい相棒になる。
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
床の上、古びた洗面器に詰まって爆睡の愛猫に、時折、西武ライオンズのバスタオルを、掛け直して差し上げつつ。
天板の上、七台揃った電子機器集団、カメラレオンを見やります。
MacBookは、Proシリーズが、常に、一台。
iPadは、無印シリーズが、OSを変えて、複数台。
iPodは、同一機体が、永久続投。
この辺りは、ようやく、定まりました。
次の増台は、無印の第九世代のアップグレードが、終了した時だな。
それまでは、皆さん、どうぞよろしく。
頼もしい&愛らしいパソコンたちに、深々と、頭を下げて、さて。
いよいよ、難関、iPhoneたちと、向き合います。
iPhone7は、正真正銘、初代。
ホームボタン搭載のホワイトベゼルは、残念ながら、廃版で、後継は、迎えられない。
OSのアップグレードも終了しており、アプリも諸々不具合、これもまた、残念ながら、通常の使用は、もはや、難しい。
このまま、機体の寿命まで、充電と、コンテンツのダウンロードのみで、長らえてください。
iPhone14 Proは、正真正銘、今代。
SIMカード完備、バッテリー保ち抜群、不平不満を言っては、バチが当たる。
というか、言うべき不平不満もない。
ユーザーの僕との相性も良く、次代以降も、よほど資金に詰まらなければ、Proシリーズでいきます。
…と、割り切ってしまうと、完全に、はじかれてしまうデバイスが、一台。
iPhone12 mini、ホワイト、128GB。
ケースもカバーも画面保護シートもなく、背面に、CD購入のおまけで付いてきた、ステッカーを貼っているだけ。
いつでも剝がして、リセットし、箱にしまって、クローゼットに収納可。
ではあるのだが、それだと、なんだか、もやもやする。
かと言って、縦並びの二眼レンズに、ミニサイズ、どこをどう取っても、後継はない。
たとえ、これから、無印シリーズのiPhoneを購入しても、斜め二眼では、新モデルの導入になってしまう。
そして、僕は、既に、iPhoneに関しては、Proに心を決めているので、無印を買うのは、浮気を通り越して、不倫。
人の道に背くことは、できるだけ、したくない。
よって、iPhone12 miniが、来たるべき次代のロールモデルになる確率は、限りなく、ゼロ。
ぴーぷす、ぴーぷす。
ぽわ。ぽわ。
iPadともめていた頃は、もしかしたら、iPhone12 miniが、隙間時間の埋め草になるかもな、と期待していたのですが。
がっちりと、みっちりと、iPadたちが仕上がったので、出る幕、なし。
iPhone14 Proと、OSが同じなので、ガラパゴスに徹するのも、まだ早い。
八方ふさがりじゃん。
どうすりゃいいのさ。
どうもこうも、リセットできないなら、使うしかない。
使えないなら、リセットするしかない。
のか?
本当に、それでいいのか?
…いいなら、こんなに、悩まない。
なんとかしないと。
困ったら、まずは、充電。
基本に忠実に、じっくりと、考えたいです。それでは、また。
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