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千文小説 その1037:活用

 こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。

 無印の第五世代と第九世代、二台のiPadは、どこまでも、合わせてiPad、という位置付けで、リラックスタイムの大事な相棒。

 iPhone7は、初代iPhoneということで、名誉職。

 MacBook Proと、iPhone14 Proは、執筆の筆頭機器であるとともに、外部との物理的/精神的な繫がりを保持する、通信の命綱。

 ちなみに、iPodは、電卓として最高、ということに、最近、気づきました。

 持ちやすさといい、打ちやすさといい、苦手な計算を、充全に、サポートしてくれる。

 炬燵の上の電子機器集団、カメラレオン、全六台。

 よろしくお願いします。

 頼りにしております。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 膝の上、爆睡の愛猫の、ぽさぽさの、青緑色の毛皮に、鼻の先がくっつくほど、深々と、頭を下げて。

 姿勢を正して、改めて、続きに取りかかります。

 物事には、必ずや、余りが出る。

 余りは、余りなので、メインとしての復帰はない。

 しかし、少なくとも、自分の中では、きっちりと、折り合いをつけておかないと、さまよえる幽霊となって、遺恨を残す。

 クローゼットに眠るデジタルデバイスは、三台。

 デスクトップ型のWindowsは、まもなく、OSのサポートが終了する。

 会社員時代の名残りとして、静かに、埃をかぶっているのが、ちょうどいい。

 Intel搭載のMacBook Airは、古代の遺跡のようなWindowsと違って、既に、リセット済み。

 使えなくはないが、使わない、という点では、共通しており、こちらも、箱に入って、永久保存。

 この二台を処分するつもりは、決してない。

 物書きにとって、かつて、執筆の主戦力であったパソコンは、どんなに古びようとも、大事な友。

 責任を持って、保管させていただきます。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 余りのなかの余り、キング・オブ・残滓。

 iPhone12 miniと、どのように、結着するか。

 電子機器に関して、僕は、かなりの粘着質で、いったん購入した機体は、何があろうと、手放したくない。

 一台だけ、やむなく、知人に譲渡しましたが、それは、例外。

 どんなにもめても、iPhone12 miniを、売り払ったり、リサイクルに回したりはしません。

 それを前提に、では、どうする?

 スマホは、パソコンではないので、WindowsやMacBook Airと一緒に、クローゼットで永久保管、というわけにはいかない。

 しいて言えば、インテリアとして、本棚に、飾っておく?

 …そんな趣味はないな。

 iPhoneとiPad(とiPod)は、古くても、使うぜ。

 じゃあ、再設定だね?

 それしかない。

 余りを、いかにして、本体に組み込むか。

 無印の第九世代のiPadは、メインである無印の第五世代に、形がそっくりだったために、第五世代の補強として、長らえた。

 しかし、iPhone12 miniは、メインであるiPhone14 Proに、似ていない。

 サイズも小さく、レンズも少なく、かろうじて、OSだけ、共有できるくらい。

 それよりは、初代である、iPhone7の後継となる方が、まだ、可能性がある。

 iPhone7を、僕は、こよなく愛しているのですが、いかんせん、iPhoneは、寿命が短い。

 諸々の面で、ガタが来てしまい、ここしばらく、iPhone7は、まともに使用できていない状況。

 バッテリーに余力があるのが、幸いというだけで、アプリ類は、全滅。

 充電と、新規コンテンツのダウンロードのみという、人間で言ったら、要介護段階。

 いつ何時、何があっても、おかしくない。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 iPhone7が、すっかり壊れ果てる前に、データと設定を、引き継げないか。

 残念ながら、iPhone14 Proは、iPhone Troisとして、完成してしまった。

 Troisを引き継げるのは、Quatreしかいない。

 Quatreの愛称は、おそらく、iPhoneのProシリーズが担う。

 その点でも、行き場のない、iPhone12 miniよ。

 どうか、iPhone7の、養子になってください。

 以前、iPhone7からの直接転送を試みましたが、ミュージック・ビデオが、ぼけちゃって、泣く泣く、リセットした。

 次回は、iPhone14 Proからのクイックスタートと、iCloudからのデータ移行で立ち上げます。

 iPhone7が、iPhone。

 iPhone12 miniが、iPhoned。

 かつて、iPhoneであったもの。

 苦肉の裏技、iPhoneの動詞的活用で、今度こそ、うまくいきますように。それでは、また。

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