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変化はいつだって遠慮しない

今日は初めてオムツを替えさせてもらった。小さなオムツは広げてみるとコンビニおにぎりの包み紙くらい。それを折って履いている。毎日つらつら書いているが本当に小さい。

オムツについて。いわゆる新生児サイズは2Sにあたり、それより小さいサイズは以下のようになる。4Sのパッケージに書いてあって初めて知った。ちなみに一般的な需要はないせいか、Amazonでもこれらのサイズは取り扱っていない。
・低出生体重=3S(1500-3000g)
・極低出生体重=4S(1000-1500g) ←娘
・超低出生体重=5S(-1000g)

上の娘なんて生まれた時から脚がムチムチしてたから、新生児サイズすら数枚の試供品を使って終了だった。同じ母から生まれてこうも違うものか。

今日は午前に小児科の先生から経過の説明があった。生まれて3日が最初のヤマだったけど、脳出血や心不全など大きな合併症なくきているとのこと。少しお腹が張っていて明日から治療に入るけど、総合的には安心して良さそう。

私は6日に退院して、それからは通いで面会したり母乳などの物品を届けたりする生活になるようだ。新生児ならではの、子供が寝ない飲まない泣き止まない…の生活とはまた違った大変さになりそう。貴重な体験をさせてもらってるなと思う。などとのんきな事が言えるのは、やはり大きな後遺症や生命の心配が「今は」無いから。急な変化はいつだって断りなく訪れる。

最近よく感じるのが、人はつくづく変化しないことを前提として生きているということ。昨日元気だった人は今日も元気だと思ってるし、恋人たちはこの愛だけは永遠に続くと思っている。でも人は往々にして急に事故に遭ったり病気を発症したりするし、百年の恋も何かの拍子で急に冷めたりする。実体験や聞いた話で、そういう事もあると知らないはずはないのに、いつだって、まさかあの人が、まさか自分が。私だって散々言っている。「まさか自分がこんな小さな赤ちゃんを(以下略)」。いま渦中のコロナだってそうだ。2019年の大晦日には、わずか4ヶ月後に世界がこんな状態になっているなんて、世界中の誰が予想できただろう。カミュのペストなどを読んで、これは現代でも起こり得る、とか思ってた人はいたかもしれないけど、その言葉の後には(まあ近々には起こらないと思うけどね。)というカッコ書きの存在がおそらくあっただろう。人は不利なリスクを少なく見積る習性があるし、そうしないと不安で今を生きていけなくなるから、それは自然で当然の思考なんだけど、つまり私が私のために認識しておきたいのは、まさかはまさかじゃなくて、普通に起こるのだと。それも静かにしれっと起こるのだということ。今ある幸運に感謝しなければいけない。

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