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【FFXIV】Naschil Siesta の歩み


FF14への誘い

おそらくパッチ3.5xの時期、紅蓮のリベレーターのトレーラー映像がお披露目されて世間が賑わっていた頃だと思う。
 
「なすちるさん! FF14、やりましょう!」
当時ぼくは、とある"札束で人を殴るようなゲーム"にどっぷり浸かっており、
そのゲームにおいて兄弟の契りを交わしたほどの友人(以後:友人Y)からFF14の誘いを受けた。
 
FF14は当時から話題になっていたので、未プレイのぼくも気にはしていた。
しかし、現在プレイ中の"札束で人を殴るようなゲーム"の状況が途中で投げられるような感じでもないし(いわゆるギルドのようなもの(200人規模)の、いわゆる幹部だった)、さらにMMORPGを追加で遊ぶとなるとどうにも中途半端になりそうだったので、返事はいったん保留した。

1年ほどが経過し、札束で人を殴るようなゲームが"さらに札束を要求するようなゲーム"になってきたので「そろそろ潮時かな~」と思い始めていたぼくに、「今、紅蓮のコンプリートパックが安いのでお得です!そろそろFF14始めませんか?」と友人Yが再び誘いをくれた。
とりあえず始め方だけを教わり、紅蓮のコンプリートパックを購入はしたけど始める覚悟がまだ完了していなかったぼくは、そこでまたいったん保留した。

そしてまたしばらくの時が経ち、"札束で人を殴るようなゲーム"について隠居を決めることに成功していたぼくは、Twitterを眺めていて
めっちゃさんが描いたララフェルおじさんの漫画を目の当たりにする。

「ララフェルおじさんになりたい!」

ここへ来てようやく決意を固めたぼくは、PCに紅蓮コンプリートパックをインストールし、友人Yに連絡を取った。
彼からは再三、始めるときには招待コードを活用することを要求されていたのだ。

無事に招待コードの入力も済ませ、友人YのいるGaiaDC / Fenrirサーバーでスタート。
「とりあえずフレンド登録はしておきましょう。あとで会いに行くので適当にクエストこなしててください。」
と、友人Y。

ぼくは巴術士クラスを選んだのでリムサ周りでクラスクエとかサブクエとかを地道に消化しながら、FF14の操作に慣れていこうと頑張っていた。
そもそもぼくは、FF14のような3D視点のRPGは未プレイマンだったので
距離感とか情報量の多さとか、カメラ操作とか狙い通りにターゲットするとか、
とにかく全てが初見であり理解に時間を要するしヘタクソだった。

そんな、必死に頑張っていたぼくに突然、背後から刃を突き立ててきた者がいた。

当初の名前は「Nas Chil」でした。

友人Yである。

たぶん、エモートを出すまでに40秒はかかっている。
チャット入力も仕組みをよく理解してないので、当然Sayである。

「ララフェルか……」
友人Yは言った。
「(サッカーボールだ、蹴り飛ばしたい……)」
ぼくには彼の心の声が聞こえたような気がした。
 
とりあえずフレンド登録を済ませ、このあと色々教えてくれるのかな~? と期待していたぼくに、

「えーと、ではLv15になったらID連れて行くのでまた声かけてください」
と言い残し、友人Yは忙しそうに去っていった。

……ララフェルは、いけなかったのか!?
 
ぼくはショックを受けつつ、”ID”という初出の単語をググり、ひとまずLv15を目指してクエストをこなしていくことにした。


Lv15になった!

実際はすでにLv19に到達していたのだが、友人Yに声をかけて初のID『サスタシャ侵食洞』に挑むことに。
改めて書くが、ぼくはFF14のような3D視点のRPGはそれまで未プレイマンだったので
距離感とか情報量の多さとか、カメラ操作とか狙い通りにターゲットするとか、とにかく理解に時間を要するしヘタクソだった。
 
初のIDはクリアしたあとも何がどうなってクリアできたのかサッパリわかりませんでした!

攻略後、友人Yは
「こんな感じです。ぼくはこれからまた忙しくなるんですが何かあれば気軽に声かけてください。いずれ零式なんかも一緒にできたらいいですね! ではまた」
と、忙しそうに去っていった。
 
あまりにも忙しそうでむしろ声かけづらいな……と思いつつ、ぼくは
かねてより気になっていた、その当時は実装直後で賑わっていたドマ式麻雀を開放していた。


それから、約半年。

その間、漆黒のヴィランズのリリースもあり、世間は大いにFF14の話題で盛り上がっていたが
ぼくのFF14はオンライン麻雀ゲームでしかなかった。

しかし、傍目からぼくの進捗を気にしてくれていた友人たちがいた。
Elemental / Garudaサーバーで設立されたフリーカンパニー(以後:FC)『HTD』に在籍する、ぼくのDTM活動において親しくしていただいてる皆さんである。
新年の集まりなどで顔を合わせては「もう一つキャラを作ろう」「Garudaに来なさい」「引っ越しするならマネーは出そう」と熱心なお誘いを毎度頂いており、ある日ついに決心してキャラをElemental / Garudaサーバーに移籍させることにした。(もちろん費用は自分で出したw)

友人Yに報告したらちょっと淋しそうな反応をされて心苦しかったけど、決めてしまったからには新天地でちゃんと進捗を進めよう、と決意した。

移籍後、さっそくFC『HTD』に加入したところ
いきなりおしゃれ装備やメガネ装備をもらった。

メガネ!!!

武具投影というものを初めて知ったぼくは、現在の装備にメガネを反映させた。
不思議な高揚感が湧き上がってくるのを感じる。
 
あと、とにかくメインクエストを進めるのが良いらしい。
IDの意味わからなさに軽い拒絶反応を持ってしまったぼくは、タムタラの墓所を開放したところで、コンテンツファインダー(以後:CF)での申請をするのも億劫でメインの進行を止めていたのだ。

タムタラの墓所へはFCのメンバーでPTを組んでもらい、CFを使わずに見知った仲間たちだけで挑めたのでだいぶ気が楽だった。

チャットについてもFCチャットが常に賑わっていて(漆黒リリース直後というのもあったが)、質問に対しての回答も即座にもらえたりしてとても助かった。
 
オンラインゲームといえば"札束で人を殴るようなゲーム"しか知らなかったぼくにとってはおそらく、CFでの野良PTというものがとても苦痛だったのだ。
無知でヘタクソな自分のせいで初対面の人達に迷惑がかかったり悪い空気になったりするのが怖かった。
その点、勝手知ったる仲間同士であれば、たとえ今は無知でヘタクソで迷惑かけてもいずれ挽回できる機会がきっとあると、そう信じられる。
 
この環境ならやっていける、と確信した。

 
 
およそ3ヶ月後、
ぼくはパッチ5.0メインクエスト『漆黒のヴィランズ』をクリアした。
パッチ5.1のリリース前日のことである。


「オンサルしましょう!」

FCメンバーの一人から、PvPコンテンツへの誘いを何度ももらった。
パッチ5.1か5.2の頃だったと思う。
当時のぼくは、
「ヒカセン同士で殴り合う? とても想像したくない! ヤダーーー!!!」
と、拒絶反応を示してお断りしていたのだけど
デイリーチャレンジの経験値報酬がずば抜けて美味しい、と聞いて
「い、一度だけなら……」
と渋々、誘いに乗ることにした。

おもしろかった!

ぼくが想像していたような、血なまぐさい怨嗟飛び交う殺伐とした空気は無く
アジムステップの雄大な景色と青い空はとても清々しく
「なるほどこれは”戦争”ではなく”試合”だ。スポーツだ。スポーツマンシップに則るやつだ。」
という印象を持った。
 
ジョブに多少の優劣はあるが、基本的に戦力が平均化された環境でフロントライン(以後:FL)のような大人数であれば、たった一人が試合を決定づけるような戦犯になることもない。
劣勢になれば札束をもって戦況をひっくり返し、優勢になれば札束をもって理不尽に勝利を決めるようなこともない。
 
味方の強そうな人にフォーカスターゲット付けてピクミンしながら出くわした相手をツンツンしてればいいのだから、気楽に楽しめて良い!

そう思っていた時期が、ぼくにもありました。


やはりね。
強くなりたい! 上手くなりたい!!
って思っちゃうんですよね。

目標として、自軍が勝つのが最優先ではあるのだけど
その中で自分の動きがどれだけチームに貢献できていたかってのはやはり気になってくるもんです。
手っ取り早く確認できるのはリザルト画面のKとかAとか総与ダメージ量とかでソートしてみることなんですが、そこでだいたい上位にいる人って決まってるんですよね。
そういった上位の人たちの名前をなるべく憶えておいて、次回味方になれた時にはフォーカス付けて動きを参考にしてみたり。
(いきなりTell送って弟子入り希望したりとかはコミュ障なのでムリである。)

中にはTwitterのアカウントを持っていて、いろんな情報を発信してる方もいたりして。
Elementalだけではなく他DCにもキャラを用意してそっち環境でのFLも楽しんでいる人がいたりして。
ManaDCでは有志によるFLイベントが企画されてたりもして。

PvP専用のキャラであれば、Lv30からPvPコンテンツ開放できるし、使うジョブもあらかた決まってるので満遍なく育てる必要もないし。

PvP専用のキャラであれば、メインクエストの進捗も序盤までで良いし。

ぼくがGaiaとManaで新たなキャラを作ることに、なにも障害はなかった。


Manaに作ったキャラはミコッテ ♀️

サーバーは Hades を選択。大人パワーを用いて、速攻で紅蓮の冒険録を砕きメインストーリーを強制的に漆黒開始時まで進め、FLで重用していたジョブ4種の冒険録を砕いてその日のうちにFL参戦できる状態にした。


Gaiaに作ったキャラは、思うところもありルガディン ♂

こちらは敢えて大人パワーを用いず、駆け足で進めてきたメインストーリーを今一度じっくりと楽しんでみることにした。
純粋な2周目。
再びFenrirサーバーに作成したこともあり、友人Yに連絡し、改めてまたフレンドになってもらった。しかし彼はまだ忙しい気がする。
 
新生シナリオを戦士、蒼天シナリオを竜騎士、紅蓮はなぜか忍者で、漆黒は暗黒騎士でプレイ。
ララフェルでプレイしていた時とはまた違う新鮮さがあり、記憶がある状態でも漆黒シナリオはヤバかった。
そして、
もはやここまできたら、このキャラはPvP専用キャラではない。
アホなぼくでもさすがに気付いてしまった。

「いずれ零式なんかも一緒にできたらいいですね!」
 
いつだったかの友人Yのセリフが実現するのにそう時間はかからなかった。

友人YとPTを組んで遊んだのは初見サスタシャ攻略のとき以来でした。

その後の暁月レイド、パンデモニウム零式 辺獄編・煉獄編・天獄編では友人Yの固定PTに参加。とてもお世話になりました。
黄金もたぶん引き続き…?


そして4人目のNaschil Siesta

元々は、ElementalのPvPで仲良くなった人のエタバンに参列するためにAtomosサーバーに作ったキャラ(DCどころかサーバーが違うだけでもエタバンの招待状が届かなかったため)。
エタバンに参列したことは3回だけあるけれど、あれほど治安の悪いエタバンは他にないと思う。
緑の豚さんがセレモニー案内人を一生問い詰めてたし、
閉会後の十二神大聖堂エントランスでは魔導アーマーの祝砲が一晩中鳴り響いていた。

ともあれ、それ以後は使用されずにほっとかれたキャラだったのだが
DTM界隈での古い友人(以後:友人W)がElemental / UnicornサーバーでFF14を始めたというではありませんか。
 
それならばと、この放置されていたキャラをUnicornサーバーに移籍させて、友人WのコミュニティによるFC『MSC』へ加入。
大人パワーを発動し、紅蓮の冒険録とジョブの冒険録を砕いていつでも何かしらのお手伝いができる体勢を整えた。

そして暁月のリリースと同時に、キャラをヴィエラ ♂ に変更。

暁月リリース後なのにまだ進捗が漆黒だった当時のうさお

そして、Unicornサーバーといえば日本DCが三つから四つに増える際に新規DC『Meteor』への編入が決まったサーバー。
こうして偶然にもぼくは四つの日本DCそれぞれに1キャラずつを構えることになったのでした。

残念なことにMSCのメンバーの活動時間は深夜帯の人が多く、一緒に遊べる機会があまり多くはないのが申し訳ないところ。
その一方で、PvPことFLにおいては新規DC『Meteor』の出現による新たな文化への期待もあるのか、積極的に有志イベントが開催されたりして盛り上がりを見せていて、ぼくのキャラの戦績もぐんぐん伸びていってます。主に3位が!


結局、Manaのキャラまでメイン並に

パッチ6.0『暁月のフィナーレ』のリリース直後。
ぼくの推しである若手神絵師Akaimokouさんが突如、FF14を始めると言い出した。
どうやら暁月レイドの報酬の一つ、ノスフェラトゥというコウモリのミニオンが性癖にぶっ刺さったらしい。
 
しかも、先だってFF14をプレイしているお友達との兼ね合いもあり、ManaDC / Hades サーバーで登録したもよう。
ちょうどぼくのPvP専用キャラがそのサーバーにおるんですけど!?

推しは全力でサポートしていくもの。
 
刹那、ぼくのPvP専用キャラはPvP専用ではなくなった。
すでに紅蓮の冒険録を砕いていたにも拘らず、その上からさらに漆黒の冒険録を砕いた。
 
推し絵師の攻略スピードはとんでもなく早かった。
初見サスタシャの手引きくらいはぼくも協力できたものの、そこから先は一人でも怖気づかずCFでガンガンIDを攻略していく様を見て、手伝う必要性すら感じなかった。
ぼくと全然違う。
 
そのうち、マイクロビキニのヘスペロスにも興味津々だとまで言い出した。
いやそれ零式ですから!
始めたばかりなのに既に最新パッチの現行零式を目標に据えている推し絵師のスピードに圧倒されつつも、
ぼくはひたすらキャラのメイン進捗とギャザクラ進捗を進めて、来たるべき瞬間(とき)に備えることにした。

リットアティン討滅戦では開始前にその強さと恐ろしさを推し絵師に充分に伝えた。
古代の民の迷宮でエンシェントフレアに焼かれる推し絵師を大沢たかおの表情で見送った。
ギラバニア湖畔地帯で二人乗りマウントに推し絵師を乗せ、風脈巡りをした。
ハーデス討滅戦では推し絵師の Active Time Maneuver 成功を見届けた。
 
そしてFF14開始からおよそ40日、推し絵師は果ての終焉で拳を振り上げていた。

そこで余韻に浸るのが普通なのだが……推し絵師はこのまま行く、と言う。
まあ目標がすぐそこだもんね。付き合いましょう。
かくしてその日のうちにノーマルレイド辺獄編を4層まで踏破し、推し絵師は念願のミニオンを手に入れたのでした。

そして今後零式に挑戦していくなら、ということでギャザクラもMAXまで育てたぼくから食事と薬のプレゼント。
 
新式装備も用意してたんだけど、すでに推し絵師は自分でギルを使って解決していた(



念のため一応、書いておきますが
DCトラベルが実現したのはこれら全てが済んだあとです……。


Aether と Materia

AetherDC / Adamantoiseサーバーのキャラはアウラ・ゼラ ♀


MateriaDC / Sophiaサーバーのキャラはエレゼン ♀

この二人については完全にPvP専用。
とはいえ両者とも漆黒の冒険録を砕き、ナギ節のおかげもあり黄金スタンバイOKなとこまでメインを終わらせてある。

AetherDCについては、GaiaやManaにキャラ作ったときと同時期に、昼間でもしゃきるFLを体験したくて作成。
それなりにタイムラグがあって操作感は厳しいが、Elementalを超えるレベルの接敵時間による熱い戦闘が楽しめる。

KILLING MACHINE が UNSTOPPABLE だったばかりに……

MateriaDCは、今はアライアンスレイドが一生しゃきらないくらいに過疎ってるけど
黄金での各DCからの受け入れ対応もあるし、今後は盛り上がりを見せてくれると良いですね~



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