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ポッケからするめいか62

先日、3回目のワクチン接種に行ったしょうさん。


前回は接種直後、

炎天下の下で植木刈りに励んだことが原因か、
一週間も高熱が続き寝込みました。


今回も体調が悪くなるかもしれない。

そう心配してミキさんは3回目の接種前から、
打ったら畑には行くな、家で寝てろと何度もしょうさんに伝えていました。


でもそんなこと、


素直に聞くわけがない。



完全にスルーして、

午前中に接種したら午後にはいつも通り。


定時に畑に行き、

定時に帰宅。

何も控えることなく通常運転で過ごした。


幸いなことに今回は接種部分が赤く腫れて痛みがある程度で、熱はなく次の日も平熱のままでした。



特にこの年代に言えることかもしれないが、

テレビや新聞の情報が全てで、それを鵜呑みにするしょうさん。

スマホは使っていても、メールなんてやらないし、文字の打ち方もわからない。

アップデートなんてしたことないので待ち受け上部には常にお知らせが溜まっている。



それを時々しょうさんの娘さんがチェックして綺麗にする。


決して出番の来ないコンシェルジュのひつじだけは、お気に入りなのかずっと画面を漂っている。


そんなアナログのしょうさんは、
もちろんワクチン接種の予約もネットでなんかできるはずもない。


同封されていた一覧表を見ながら地道に近所のクリニックに電話をかけ続けていた。

もちろん全て断られ続けていました。


たまたま娘さんがそれを見てネットを開いたら、
ほんの数分で希望の病院で予約ができた。


ネットで予約出来ることすら知らなかった。


こんなだもの。


一人暮らしの年配の方はみんな、予約はどうしているのでしょう?

デジタルに免疫のある子供や孫がいなければ、永遠にことが進まないんじゃなかろうか?


段取りは短縮、簡潔され無駄が少なくなってきたが、
この世代の方々にはまだまだ残しておきたい、残っていてほしい

“無駄”

がたくさんあるようです。


若い年代にとってはめんどうに感じることであったとしても、

しょうさんには手間や無駄の中で居心地良くいてほしいのです。

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