『迷いの時代に』
出版物のご紹介(再掲)
ーーー不器用で、あたふたしている姿も、ぐちゃぐちゃの仕事に振り回されている時も、クレームでお客様から叱られて謝っている状態も、「格好の悪い」仕事こそが、その人の真価を表している場合が多いのである。
昔の人は負け戦のしんがりこそ勇者の証と認めていた。ーーー
(本文『負け戦の殿』より)
第一部「仕事編」、第二部「生き方編」全60話のエッセイ。30年以上に渡る企業経営から得た経験と知識を通じて、仕事・人生の本質に迫ります。
ーーー「会社の寿命は30年」という説もあって、放っておけばどんな会社も30年で死ぬそうだ。それ以上の長生きをさせるためには、今まで以上に注意しなければならないことがある。仕事を始めた頃に伺った客先の応接室に、次のような十二か条が掲げられていた。明治時代の有名な人の色紙だそうだ。
事業に失敗するコツ
旧来の方法が一番良いと信じていること
良いものは黙っていても売れると安心していること
商売に人情は禁物と考えること (…続く)
(本文『創立二十五年を迎えて』より抜粋)
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