黒いスティック

スティックはなんだかんだで消耗品ですが、
状況に応じて使い分けたりしていると
消耗の仕方がそれぞれ違った状態で手元に残ります。

この写真のスティックは中学生の頃に買って、吹奏楽を続けている間は(5-6年前くらいまで?)ずっと使い続けてきました。ロックバンドにシフトしてからは、パーカッションのサポートの時以外あまり使わなくなっていました。
最近いわゆる断捨離的なことをしつつ、久しぶりにこのスティックを出して個人の練習の時にドラムを叩いてみました。

「ん〜もうさすがに卒業かな」

と直感的に思い、この度サヨナラを告げることにしました。本当に長年使いました。
黒いスティックなんて、当時周りに使っている人が少なくて大事にしていたのを思い出します。大事な時の勝負スティックにしてましたね。もうどこのメーカーのかもわからなくなってしまったけれど、思い出は山ほど。私と一緒にステージに出た数も知れず。もちろん私の手汗もたんまり吸い込んでいることでしょう。

だから傷んだスティックを処分するのに毎回ちょっぴり気合いが要るんです。本当は全部自分の手で火をつけてあげて見届けたいところですが、どうしても塗装があるので、今回は普通に捨てます。寂しい気持ちになりつつ、ここは大人なので気合いで。

というわけで、
大変お世話になりました!

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