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The Life in Jakarta #3

2015.11. 19

【インドネシア最大のモスクを見学・ジャカルタ市内をぶらぶら①】

インドネシア来てから3日経ちました。なんとなく慣れてきたので1人で電車に乗って市内に行きます。信号なくて自動車がびゅんびゅん来る道路を渡ったり、舗装途中のがたがたの道を歩いたり、声をかけてくるバイク運転手を断ったりとかは3週間のフィリピン生活で慣れていたので街に繰り出すのも、もう抵抗ありません!念のため、貧相な?適当な格好をしていきます。ただ、ムスリムの多い国で、肌の露出は避けるのが普通なので、ズボンと長袖です。

インドネシア大学の駅から市内までは40分くらい。電車の車両の多くは日本の中古車を買ったもので、ところどころに日本語が書いてありました。インドネシアには女性専用車両もあります。下の写真、日本の電車です。

この日はジャカルタの中心部にある、カトリックの大聖堂とその向かいにある国最大級のモスクに行きます。インドネシアは95%くらいがイスラム教で5%くらいキリスト教の方々がいるそうです。

電車を降りて歩いていくとありました、カトリックの大聖堂!奇跡的に信号つき横断歩道を発見しました。ボタンを押して青になったので渡ろうとしましたが、車が停まりません。えっ…でも青なので自信をもって渡り始めます。するとクラクションの嵐。「Fuck!」あまり良い言葉ではありませんが内心こう思いながら、でも私が正しいので自信を持って渡り切りました。こんな武勇伝みたいに語っても現地の友達には普通だよと笑われます。強くなるね笑


中に入ってうろうろしていると、おじさんがパンフレットとろうそく2本を持って近寄ってきて、なにやら案内してくれるようです。インドネシア語できなくてごめんなさい。ガイドを装ってお金を取る詐欺もあるので私はドキドキしていましたが、流れで教会内に入ります。一通り、「マリア」などの単語で説明してくれたようで、最後にマリアとキリストの母子像前でろうそくに火をつけて御祈りをさせてもらって終了しました。フォトOKって言ってましたがあまり写真撮ってない・・・。取る気なかったのにOKOK!ていうもんだから撮るふりとかしてました。教会の出口に来た時に、教会の椅子を編んでいるおじさんがいて感動!そこではバッチリ写真をとりました。(下の写真)フィリピンにもこういう伝統的な編み物する人いたな。熱帯気候の国だからか、椅子の座る面や背中のあたる所は竹で編状にして風通り良くしたデザインになっているのだと思います。想像だけど。

結局、教会の案内人のおじさんからお金を請求されることなく見学終了。疑ってごめんなさい。途中で「ヤパン?」と聞かれたのですが、日本人だと知られると、なめられて高額請求されると思った私は答えをはぐらかし、「チェイナ?」と聞かれたときにさっと「イエス」と答えたのでした。私偏見たっぷりだなーと自省。 でもこのくらい人を疑ってちょうどよいのが外国での安全対策です。よし、つぎ。


つぎは大聖堂の向かいのモスクに行きました。インドネシアで最大級の大きさです!モスクの手前には屋台が並んでいるところがあったのでその前にお昼ご飯を食べることにしました。下の写真のように、おみやげのTシャツやキーホルダーなどがうられています。たまに謎のキティちゃんが現れます。インドネシア人も買いに来てる。

絶対、日本人観光客が入らないだろう、という屋台を発見。入店を決めました。フィリピンの小汚いけどめっちゃおいしいおばちゃん食堂を気に入った私はある事実に気が付きました。現地人が食べるところが美味しい。そして安い。学生のPoorな旅には十分で、しかもちょっとした交流が持てるのが良いです。ということでここ↓ 写真を見て料理を頼める!しかも値段もわかる。140円くらいです…。

のれんの奥では女性が料理しています。「Photo OK?」と聞くと恥ずかしがってこの笑顔。ありがとうございます!この屋台の全体はリヤカーにカウンターを載せたようになっており、可動式だということが分かりました。右に見えるガラスと木でできたケースに野菜が入っています。必要なくらいとって、後ろにあるガスで調理します。私はグリルチキンと少々のサラダとご飯のプレートを頼みました。そのあと、おじさんと青年3人くらい来てヌードルを食べてました。ヌードルもおいしそう。チキンの横に添えられていたチリを油断してたっぷりかけてしまって激辛でした。最後は汗がだらだら。ハエが始終横を飛んでいます。それを払いながら食べます。買っていたペットボトルの水が急になくなりました。買わなきゃ。汗ダラダラで舌がひりひりしている私を見て青年がティッシュケースをこちらに渡してくれました。嬉しいいいい。「マカシィヤ(ありがとう)」とお礼をいいました。


ついにモスクの中に入ります。入口に近寄ると、貧相な女の子が近寄ってきて黒いビニール袋を売ろうとしています。どうやら、モスクは裸足で入らなければならず、「そのために靴入れが必要でしょ?これ買って!」ということだったのです。確かに必要なので買うことにしました。さっと出せた50円を渡すと高額だったからか満面の笑みです。インドネシアの人々、タフです。こんなところでこういう商売を思いつくのだから。友達に聞いた話、雨の日のモールの外には傘を持った子どもたちがいます。「ちょっとそこまで濡れるのいやでしょ?傘に入れてあげるからいくらかください」ということなのです。すごいよね、よく思いつくよね。本当に(文字通り)ハングリーです。

モスク入ると観光客用の部屋があってそこで体を隠す洋服を渡されます。寄付金ということで300円くらい払います。下の写真がモスク!!大きくて圧巻です。下の祈りの間にはムスリムしか入れないので私は上から見学。

祈りに来る人と祈った人が入れ替わり立ち替わり。すごーい。インドネシアには色々な所にモスクがあり、朝4時とか昼とか夕方5時くらいになると祈りのための歌(御経みたいな感じ)が流れます。なので歩いているとどこでも聴こえて来ます。朝4時…

モスクの建物の中にコーランもありました。カラフルでかわいいですね。

モスクを出た後は国立博物館に行こうとしていましたが4時過ぎて閉まっているとのことでとりあえず近くをぶらぶらすることにしました。

誰かが卵を売ってるみたいです。誰もいなかったけど。フィリピンもそうだったけど、こういうのが色々な所で見られます。あとは渋滞する道路の真ん中に立ってミネラルウォーターや新聞、お菓子を売っている人とか。スマホスタンドを売ってる人もいて、運転手にデモンストレーションしてたりとか。とにかくいろいろカオスです。警察もちゃんとしてないので、取り締まりもないし、取り締まり対象でもないし、販売証明書とかなんかそういうのは何もありません。自由だー!私も明日から何か売ろうと思えば始められそう…。

国立公園らしき場所にさしかかってゆーっくりのんびり歩いていました。空気は汚いけど、なんかのびのびです。無計画1人旅も良いですね。遠くにモニュメントが見えます。名称「モナス」国家独立記念塔です。本当は中に入ってあがってジャカルタを一望できますが、閉館時間なのでしょうがない。モナスの周りの壁には歴史を物語る彫刻があります。戦争の歴史も。


Andhikaと話をしていたら知らなかったことが。大東亜共栄圏を掲げて日本がインドネシアの方を侵略していったこと(ここまでは知ってたけど。この次の歴史認識が全然違くて)インドネシアは日本が進攻してからオランダから独立することができたし、インフラも整ったと私は思ってました。(ポジティブ認識)でもAndhika曰く、インドネシアでは日本に侵略されている3年間の歴史記録が一切なく、「暗黒時代」「暗黒歴史」と呼んでいるそうです。強制的に日本軍慰安婦にされた女性もたくさんいたとか。(ネガティブ認識)朝鮮侵略や南京大虐殺とかに関しては色々調べた時期もあったけど、インドネシアまで視野を広げてませんでした。

…暗黒時代。Andhikaは日本にいた時はこういう話をあまりしなかったとか。今回教えてもらてよかったです。

喉が渇いたのでジュースを買いました。わーマンゴーの生搾り!!氷を信用していないので、氷なし、砂糖少なめ、練乳少なめで頼みました。すべてジェスチャーと「no ice」でいけます!

モナス周辺はインドネシア人観光客も多いみたいです。家族連れで写真とかとってました。長くなるのでこの日の後半は次の記事に書きます。

ちなみに生搾りだけど、お砂糖と練乳入れるんですね!


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