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食と暮らしのブランディングカンパニーTUMMYってどんな会社?

こんばんは。食と暮らしのブランディングカンパニーTUMMY株式会社のCEOをしています、あべなるみと申します。

TUMMY(タミー)は今年の1月にわたしが一人で始め、まだ設立1年目も経っていない、ぴよぴよの会社です。ただ、ビジョンと経営哲学は一人前にありまして。「魅力的なものはすでにある」を何よりも大事な哲学に、「お腹から感動する暮らしをつくる」ために、埋もれてしまっている魅力を発掘、それを作り手の資産に変える「ブランディング」を生業にしています。

この会社はわたしが大学で農村社会学を専攻し、畑にて「魅力的なものはすでに十分あるじゃないか!」と感銘を受けたことから端を発しています。それから約5年間の博報堂、スタートアップSHEでの修行を経て、かねてからの思いを形にする会社を始めました。

ありがたいことに創業してから今まで、これまでの関係性やタイミングよくいただいたご縁で、お仕事に困るということもなく進んでくることができました。「ブランディング」という息の長い領域に入り込んでいることもあって、まだまとまった実績すらお出しできていない状態ではありますが、おかげでやっと「何がTUMMYらしいお仕事なのか」「TUMMYが提供できる価値とは何なのか」をわたし自身が言語化できるようになってきました。(遅すぎますけど、、笑)

なので、この期にTUMMYとはどんな会社なのかをまとめた紹介資料を公開します。ぜひ、目を通していただけたら嬉しいです。

たかが一文字。されど一文字。「畑」という言葉を外したTUMMYの決意

この資料をまとめていくにあたり、実は個人的にとても大きな決断をしています。それが当初企業タグラインに使っていた「畑から暮らしを彩るブランディングカンパニー」という言葉を変え、「畑」というワードを前面から外すことでした。

記載の通り、わたし自身の原体験が大学時代の「畑に行って、すでにある魅力に感動したこと」にあるからこそ「畑」という言葉に人並みよりもだいぶだいぶ強い執着を持っていたんです。

「畑」こそ埋もれてしまっている魅力が詰まった場所の象徴であり、かつ暮らしと密接な価値が詰まっている。だから、「畑」と名乗ることこそTUMMYの哲学を伝えられると信じていました。

一方で、お仕事をする中では、「畑をしている人しか対象ではないのか?」と聞かれたり、「農業界を変えることに使命を燃やしている会社」と解釈いただくことも多々あり、もしかするとわたしの意図している意味でこの言葉は届いていないかもしれない、と感じるようになりました。それでもなおこの言葉に執着するのは送り手のエゴなのかもしれない、と。

そんな時、8月末からジョインしてくれたパートナーである「ありりん」と何かと相談にのってもらっている夫に来期の事業計画を相談していた時のこと。TUMMYが大事にしている哲学をしっかり解釈してくれた上で、ふたりともに「言葉」の違和感を指摘してもらいました。信頼する仲間に言われてはじめて、自分の執着を手放し言葉を変える決意ができました。

TUMMYが向き合っているもの

TUMMYが向き合っているもの。それは全員からは理解されなくても、魅力を魅力として分かってくれる人との間に温度のある両思いの関係性を構築することです。

データが駆使され、常に効率的で無駄のない最適解が提示されうる未来に、本当にお腹から感動するような、ときめく体験を暮らしに残して行きたい。

そのためにいいものづくりをし、そのこだわりを分かってくれる人に届け、対等に価値を享受しあう関係性を志向する作り手さんをTUMMYは全力で支援します。大事なのは「畑」というドメインではなく、そのマインドだったんです。


この内容を読んで、少しでもTUMMYに興味を持ってくださった方がいたらぜひこの個別相談会にご参加ください。

ブランディング個別相談キービジュアル

暮らしに感動を残すための方法を、一緒に考えましょう。
▶︎詳細・お申し込み:https://tummy1.peatix.com/

それでも捨てられない「畑」愛のゆくえ

もう一つ、今回TUMMYのタグラインから「畑」という言葉を外す決断ができた背景には理由があります。

わたしが兼ねてから畑を「埋もれた魅力が詰まっている場所の象徴」と主張していたのには、「畑には食料を生産する以上に、暮らしを豊かにする効能がある」と感じ続けていたためです。

今、農業界はどちらかと言うと畑を食料生産の場という一面で語り、強化する方向に進んでいます。必要なことだとは頭では理解できても、「もったいないな」という思いを抱えていました。

だから、その「暮らしを豊かさにする効能」をお伝えするために、畑のそばの暮らしばかりにフォーカスする新しいメディアを立ち上げる構想を推し進めていたんです。

その名も「畑のそばの豊かな暮らし発掘メディア ”ハタケト”」

ハタケトキービジュアル

「畑」を背負う、自社ブランドのローンチ準備が進んでいたからこそ、会社タグラインからは「畑」という言葉を外す決意ができたんです。

畑のそばの豊かな暮らし発掘メディア「ハタケト」は、来週の11月20日に公開予定です。

到底マス向けではない、ニッチなメディアになると思います。それは承知しています。その分、共感する方と出会い、心地よい生き方を共有し合うコミュニティに育てていきたいと思っています。

TUMMYのブランディング支援事業、そしてハタケト。

この両方を通じてこれからも細く長く、でも濃く。お腹から感動するような暮らしのために仕掛けていく所存ですので、どうぞこれからもTUMMYをよろしくお願いします。

                             あべなるみ


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