メイクを落として髪を解いて戻った先の現実。
ずっと目標にしていたこと
これを負けず嫌いの私は強引に叶えた
撮影とその後の変化
HASEOさんに撮ってほしい
HASEOさんに撮ってほしい
1年目の時からそう公言し、SNSに投稿していた目標にもそう記入していた
HASEOさんの『人』にフォーカスをあてた世界観が好きで個展があるとしつこいぐらいに写真を見に行っていたので、名前を覚えてもらえるのは早かった
HASEOさんの個展で特別な撮影プランも見ていたが、当時家賃どころか明日のご飯もどうしよう・・・
って状態だったので到底撮影プランに申し込むという考えにすら至らなかった
リアポでの言葉
またリアポか
と思うかもしれないが、HASEOさんと話している最中にHASEOさんから『賞味期限』という言葉が出てきた
『賞味期限』という言葉にドキッとした
(あとから知ったが25ぐらいだと思っていたらしい)
そもそも被写体活動を始めたのが28歳からと遅めのスタート
今年のリアポの時点では既に29歳で来年には30と数字が変わる
いつもハタチ前後の可愛らしいモデルさんたちを見てるとこのまま続けてていいのだろうかと悩むことばかり・・・
そしてリアポ期間中に大川さんのクラファンの中に撮影プランが加わっていた
大川さんはいつも優しく声をかけてくださり、衣装が好きだったこともあり後先考えずにボタンを押していました
幸せと勉強
10時にHASEOさんのスタジオに到着
私の顔を見てメイクさんに指示
なるほどな、と思うことばかり
メイクさんも2種類のファンデーションを混ぜたりアイシャドウの色の組み合わせ方だったりこれも勉強になることばかり
それと同時にまた人にメイクしたいなぁ、とも
メイク、ヘアアレンジも終わり鏡に映る自分の姿はまるで別人でした
準備の途中、HASEOさんは私に『虐待を受けていたのか』と聞かれ
よく人の顔色を伺っているから、と
(HASEOさんと話すのが緊張してるというのもあって挙動不審になっているのかも・・・笑)
ラジオやリモコンはよく飛んでいたし母が出てったこともあるけど、特に殴られたことはない
ただ家に居場所があるとも感じたこともなかった
『要らない子』になりたくなくて顔色を伺うのは癖になっている
そんな私
準備後の鏡で見た自分より遥かに別人になっていた
撮影後の現実
その日帰るまではるんるんだった
帰ってメイクを落とし髪を解いた
いつもと同じ自分に戻った途端、どうしようもないぐらい不安な気持ちでいっぱいになり、息苦しくなった
SNSに投稿するまで不安な気持ちは消えなかった
投稿するとたくさんの『綺麗』というコメントをいただきました
1番驚いたのは『投稿の写真を見てナチュラルメイクの方がいい』と言われたこと
めちゃくちゃ単純思考なのかもしれないが、『あの日の自分も自分なんだ』と思うと前向きになれた
他者からの言葉ってすごいな、と
SNS苦手だけど、ハマる人の気持ちがほんの少しだけわかった気がした
誰かからもらう肯定の言葉で
自分の良さに気づくこともある
繋がりを大事にしていこう
そう思える大事な経験と時間でした
Narumi
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