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無策でキャッチコピーを考えようとしたら、失敗した話

こんにちは。
なるぴーです。スマホゲーム業界でコンテンツ企画とPjMを生業として生きています。

今日はしくじった話しです。
振り返れば、「そりゃダメでしょう」という出来事が直近であったので、書き残してみます。

業務で、プロモーションで使う、とある企画のキャッチコピーを書いてみようという話しがありました。
(ちなみに、私はプロモーション担当ではないですが、それにしてもアレがアレなので)
「いつも作っているが、今回用のものがないから、とりあえずつくって欲しい」という状態からのスタート。

ライティングに関わる少数メンバーで考えようかと思っていたものの、時間も限られていたので、
「時間がないなら、プランナーメンバーからたくさん数を募ればいいのでは」ということになり、公募をすることに。
いま振り返れば、タスクを渡す側も、タスクを受ける側もヒドイ進め方です。
どうして誰もヤバさに気づけなかったのか……!

なぜ、ヒドイのかというと、
・「そもそも、キャッチコピーが何なのか = 何を目的とするのか」
・「それはどこで使うのか」
・「誰に伝えるのか」

がない状態。
何の進むべき方向もない状態で、船を漕ぎ出そうとしている死への船旅のはじまり。

しかし、タスクが詰まりに詰まっていたのか正常な判断が下せず、
「明日までか! やるしかねぇぇ!」となってしまったわけです。

結論、提案しても沈没。
挙句の果てになぜか、関係ないことまで他社からdisられるという仕打ちでした(涙)

とはいえ、転んでもタダでは起きないという根性。
いま別件で企画が動いていることもあるので、いい機会ということで一冊通読することにしました。


なぜ、この本にしたのか?

『左利きのエレン』のキャッチコピー公募で、書き方の例として取り上げられていました。

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出典
『左利きのエレン』かっぴー/nifuni 番外編19より引用


そして、Kindle Unlimitedだと、追加費用なしで読めるので、この本にしました。

なにが、書かれているのか

本文の内容を大まかに解釈すると、以下のような内容です。

本書は、広告コピーを考えるにあたり、考え方のヒントになるものが31個掲載されている。
キャッチコピーとは、「描写」ではなく「解決」につながることを書かなくてはいけない。
そして、短く書かないといけない。

理由は以下の3つ。
① 「誰も広告は好きではない」あるいは「誰も広告を積極的に読もうとはしない」ため。
② 受け手は面倒くさがり屋で、理解できるまでに努力が必要なものを、がんばって理解はしてくれないため。
③ 流通させるにあたり、長いと伝えるのが難しく「何だっけ」となり流通しないため。

一例として、古本屋のキャッチコピーの例が挙げられていました。

行動につながる、OK例
・お風呂で読むための本なら、古本屋
・毎週水曜にジャンプが100円で買える
※週刊少年ジャンプの発売日は、月曜

行動につながらない、NG例
・セピア色の本が積んである…
・懐かしさがある…
これらは、いずれも何かを促すものではなく、ただ小綺麗に特徴を言い換えているだけのため。

学び

やはり、どの分野においても共通となることは、「何を目的とし、誰に、どんな行動や感情を促したいのか?」ということ。
それがないと、判断もできないし、結局のところ意味のないものになってしまう。

ということで、いま一度自戒をする回でした。
それでは、またお会いしましょう。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました! サポート頂いた分は、新しい記事を作成時の参考書籍や、 勉強代に充てさせてもらう予定です。