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クラシコ観戦日記(2015) 前半

初の投稿がクラシコということで背伸びしたわけですが、そんなのは関係ありません。

まずはスターティングメンバーです

バルセロナはいつもの4-3-3ですが、メッシはいないので逆に面白くなりそうです。

対するマドリーは4-2-3-1のような配置で挑みます。

初めの5分ほどはお互い様子見ということであまりリスクを冒すことなく若干バルセロナがボールを保持する時間が長いかな?というイメージでしたが両チームのスタイルの違いとしておきます。

ある程度時間が経ったところで両チームの配置と狙いが見えてきます。

よく見る4-3-3と4-2-3-1の噛み合わせです。バルセロナがボールを保持する時間が目に見えて多くなってきたところでこの様な配置が見えてきました。ただ画像と違うのがセルジロベルトは少し内側のポジションを取っていたことです。これが後に試合が動くキーポイントとなります。

バルセロナの狙いとしては、ボール保持によって主導権を握り相手の出方を観ながら攻め方の模索です。守備においては完全にマドリーのボール保持者の時間とスペースを削るため、鬼のプレスからのロングボール回収です。

対するマドリーはバルセロナの攻撃の起点であるアンカーを消してしまおうという狙いが見えました。途中からロナウドが右、ベイルが左、ハメスがトップ下でアンカーを消すポジションに変わりますが守備における狙いに変わりはありません。

試合が動いたのは前半10分。それまで我慢してアンカーを消しながらボールを持たせていたマドリーは、内側のポジションを取っていたセルジロベルトにピケからボールが入った時にクロースが少し食いついたことでフリーとなったブスケツにボールが入り、二次災害として中盤の2人が食いついてしまい三次災害でラモスが食いついたことでフリーとなったスアレスに得点を許してしまいます。起点となったピケとセルジロベルトの当てて落とすパスは一見意味のないパス交換に見えますが後に大きくズレを生むパスとなります。余談やけどこのパス交換を自分がいた高校では遊び球と呼んでいました。

さて、失点後のマドリーの対策に注目です。

このように前半18分を超えてから35分あたりまでマドリーの守備の仕方に変化がありました。初めにバルセロナが行なっていたボール保持者への時間とスペースを奪う鬼のプレスです。確かにバルセロナはロングボールを蹴る回数が多くなったように見えましたが、マドリーは得点を奪うことができません。

再び試合が動いたのは前半38分。モドリッチが中盤でボールを失いバルセロナがリードを2点に広げました。

その後ネイマールの突破からチャンスを作りますがスアレスのシュートはマルセロのブロックに阻まれ決め切れず前半は終了です。

前半のまとめ

キーとなったのはやっぱりマドリーの守備におけるブスケツの扱いでした。ブスケツのマークが何度か流れの中で変わっていたので細かい役割があったのかは不明です。しかし、バルセロナのボール保持時にボールを引き出すために降りてきたセルジロベルトにブスケツのマークが食いついてしまったり、サイドチェンジに対するスライドが間に合わずバルセロナのセンターバックにブスケツのマークがプレスをかけたことでブスケツをフリーにされたりすることが目立ちました。1点目のようにアンカーをフリーにさせたことによるズレは最終ラインまで響いてきます。鬼プレスで改善できなかったマドリーの後半の出方に注目です。



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