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プレミアリーグ再開戦 シティvsアーセナル

 コロナも少し落ち着き、プレミアリーグが再開しました。僕はその間おおくの課題に追われていました。そのせいで期間が大分空いてしまいましたが余裕が少しできたので好きなチームであるシティの試合から書いていきたいと思います。

目次

1.前半
2.後半
3.さいごに


1.前半

まずは両チームのスターティングメンバーです。

とにかくシティにメンディが戻ってきたことが何よりうれしいです。そしてこの試合、グアルディオラと元シティのコーチであるアルテタという師弟対決もうれしいポイントです。

さて、前半の注目ポイントですが、あのポゼッションで主導権を握り試合を進めていくシティが守備でアーセナルを圧倒します。守備時、シティの両ウィングの立ち位置に注目してみてください。

そうです。完全にリバプールの守備です。目的が同じとは言い切れませんが、形はリバプールのそれそのものです。シティの両ウィングはアーセナルのサイドバックへのパスコース、それに加えてアーセナルのウィングへのパスコースも切っています。そして中央のジェズスは背後のアーセナル中盤ゲンドゥージを消しキーパーにもアタックできるようにしています。これによって前半のアーセナルはボール保持によって主導権を握ることができずロングボールもシティに回収される形となってしまいました。そしてダビド・ルイスがやらかし?てしまい、一点リードを許し前半終了です。

2.後半

続いて後半です。アーセナルは前半に残った課題であるシティのリバプールプレッシング?をどう対処するかがカギとなります。

後半開始早々またもやダビド・ルイスがペナルティエリア内でやらかしてしまい、アーセナルは2点目のリードを許したうえ10人となってしまいました。困ったもんです。いや本当に困ったもんです。

10人となったアーセナルが選んだ手は4-4-1で構える守備です。これ以上のリードは許すまい、といったところでしょうか。

これでは得点は取られにくくなりますが知っての通りシティ相手にボールなんぞ奪えるわけがありません。シティのセンターバック2人に対してラカゼトが1人、シティ中盤3人に対して2人。ラカゼトがセンターバックを捨てアンカーを消して、セバジョスとゲンドゥージが中盤2人を見ても、そこでシティ前線の3人のうち1人が中盤に降りてきてアーセナルの中盤のだれかが1人でシティの2人を見ないといけない、という状況が生まれてしまい前進を許してしまうという場面がよく見られました。ただ、得点は後半の最後の方まで許していないのでやりたいことはできた?といってもいいのではないでしょうか…

ただ、ボールを奪い点を取りに行こうとしたのか、アーセナルは後半の最後になって守備のやり方を変えてしまいます。後ろを3枚にして相手陣地での数的同数を作りボールを奪う、あるいはロングボールの回収のためのスーパーハイプレッシングに切り替わりました。これが裏目に出てしまいます。

失点のシーンです。アーセナルは10人であることを感じさせないプレッシングでボールサイドに人を集めることで、もはやボールサイドでは数的優位になっています。しかし、ボール保持者にスペースを与えてしまったこと、加えて後ろでは相手の人数+1人で対応というセオリーによってボールサイドとは逆サイドにボールを運ばれてしまい、完全にフリーな選手を作られ得点を許しゲームオーバーとなってしまいました。

3.最後に

 この試合の後、ダビド・ルイスが「チームのせいではなくオレのせい」と言っていましたが、その通りと思う自分とそこまでに解決できたポイントもあるはず、1人のせいではないと思う自分がいます。そのためもう少し考える必要がありそうです。1点目を許すまではアルテタも想定内だったと思いますが、2点目を許しそれに加えて10人となるというこれでもかという最悪な状況は考えられなかったでしょう。個人的にはアーセナルはオーバメヤンを左サイドに置き、4-1-4-1で構えるという作戦のままシティがボール保持時にウォーカーがインサイドを取ることを利用してオーバメヤンの足に期待、というやり方で良かった気もしますがここまで最悪な状況だと仕方ないとしか言えない気がします。そしてシティは自分たちの今までのスタイルに加えて守備であれだけ主導権を握れたので流石でした。

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