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実りに辿り着く前のシフトの年

Ayaさん、急に気温が下がりましたが、体調にお変わりはないでしょうか?先日はお便りをありがとうございました!素敵なBGMとともに、読ませていただきました。わたしも、haruka nakamuraさんの音楽が好きで、よく聴いています ♪


(前回いただいたお手紙はこちら)


からだの声を聞くこと、本当に楽しいですよね。「自分自身にかける言葉もすーっとしみ込んでくる気がします」というAyaさんのお言葉、まさにその通り!と感じました。自分自身にかける言葉が変わるという体験を、今年人生で初めて経まして、まだうまく消化できていないのですが、変化だけは確かに感じています。からだの声つながりで、Ayaさんがされている気功についても、いつか深く、その魅力をお聞きしてみたいです。


そして、「深めたいと思っていること」について。お話を聞かせていただきありがとうございました!読ませていただきながら、この場を通じて、大切な記憶や人生においての変化の在りようが、じわじわと開示されてゆくのを感じ、感動と感謝の気持ちで胸が熱くなりました。


ちょうどオンライン英会話で、下記の動画をもとに ”trust” という単語の使い方について深く学んだことも相まって、「この場を信頼してくださって、ありがとうございます」という気持ちが沸いてきました。人はなぜ、誰かのこころの開示に、こころを揺さぶられるのか。そんなことも考えてみたくなりました。(目の前の相手の、あるいは第三者の、あるいは自分の心の開示に、自分自身が揺さぶられるなんてこともあります)


少し脱線しまして、すいません。Ayaさんの深めたいと思われている「人生のプロセスを信じ、他者と線を描く」ということ、とっても素敵ですね!一瞬で、Ayaさんらしい!とも感じました。実は私の目にはすでに、Ayaさんの姿はそう映っていて、”その実践の人”という印象を持っていました。前回のお手紙で、その背景にあった出来事を教えていただき、さらに腑に落ちた次第です。


一人では勇気が出ないことも、温かいまなざしや優しいエールがあれば、一歩進みたい方向へ踏み出せるかもしれない。そんな風に人と関わりながら、一緒に線を描いていきたいと思うのです。

特にこの部分、何度読んでも、よいです✨


気付きをもとに、試行錯誤し、さらに他者と関わりながら、自分の軸を更新していく。ここから生まれるものって、とても強いですよね。その強さや確かに経験されてきたプロセス、また、そこからご自身の確信が生まれたことがお手紙から読み取れて、さらにAyaさんの2020年がとても実り多きものだったことも伝わり、お祝いをしたくなりました。本当にいい1年でしたね♡ 


さて、ご質問いただいた「この一年を振り返って、どんな実りを感じていますか?また、ご自身にどんなごほうびの言葉をかけてあげたいですか?」について、(まだ振り返りが不十分なのですが)お答えしたいと思います。


まず、言葉をかけるとすると「よく生き延びたね!」です😊これは2020年の状況を反映したものではなく、自身の人生のライフラインチャートを考えると、今年2月まではどん底だったため。実は昨年の今頃は、1年後に生きているかどうかわからないほど、先が見えなくて、絶望していました。いま思うと、20代のころに思い描いた“30代の理想像”や「もっともっと」という志向に無意識に縛られ、自分の人生の手綱を自分以外の人に渡し、目の前のことを楽しまず、起きるかわからないことの準備のために大半の時間を費やし、思考の癖がひどくおかしなことになっていたのでした。


「先を見ることがそんなに必要?それはなぜ?」
「うまくいっていない、変わらない=価値がない、と思っていない?」  「うまくいっていない=自分じゃない、と思ってはね返していない?」


そんな時に、悩みを相談した相手にこう返されて、ハッとして、ものの見方を変えはじめたのが今年の2月。そこから、本を読んだり、カウンセリングやコーチングを受けたり、必要な叡智にアクセスしたり、仏教への関心も13年ぶり?に戻ったりして、多くのマインドチェンジや気付きや手放すという行為を経験した2020年でした。そして、"いろいろあったけど、いつだって自分自身と一緒にいた"。 2月以降を振り返ると、そんな言葉が一番に浮かびます。


「実り」という点でお伝えすると、わたしにとっての2020年は、厳密には「実り」に辿り着く前のシフト、切り替えの年であったように思います。それと同時に、"これからの人生、これがあれば大丈夫"と思えるものが自分のなかで定まり、翌年以降に持っていきたいものがかつてないほど多く貯まる年になりました。今は、(不確定要素はあるものの)深めていくものの照準が定まった状態に、とてもワクワクしています。


最後に一つ、質問もかねて。この往復書簡のタイトルを決めるとき、「うつろいゆくというニュアンスを入れたい」とAyaさんが最初におっしゃったのがとても記憶に残っています。というのも、今年経たマインドチェンジのひとつに「移ろうことや揺らぐことを肯定する」ということがあり、”なぜ、以前は移ろうことが怖かったのだろうか(今では、移ろうからこそ救われることもあると思えるのに)。なぜ、方向を定めることにあんなに執着していたのだろうか。”といったことを深めてみたいと思っていたときに、Ayaさんとの往復書簡の打合せがあり、「うつろい」というテーマが出てきたので、そのシンクロに驚いたからです。


あのとき、「うつろい」について、背景には何か思われることがあったのでしょうか?Ayaさんの「うつろい」の捉え方や付き合い方について、ぜひお話を聞いてみたいです。


今回は盛り込みすぎの長文になってしまい、失礼しました。射手座新月を迎えましたね。今宵もあたたかく安らぎのある場所で、素敵な夜を過ごされますように。


今日の飲み物:ハーブティ「Field Magic」~HERBAL NOTE simplesより~
今日のBGM:「やさしいままで/never young beach」 (My Spotifyの報告によると、この曲が今年一番聞いた曲になっていました。 蛇足ですが、スクリーンでは、「ロマンスドール」「スパイの妻」を通してこの2人に魅せられた1年でした🎬)

#喫茶utsurohi #往復書簡 #マインドチェンジ #うつろい