【blender】クロスシミュレーション 膨らむ問題とクロス設定

どうもおこめです。

最近blenderのクロスシミュレーションを使って服を作ることにはまっています。その際にちょっとこれ困ったな・・・・という現象はあったので備忘録的に残そうと思います。

その問題とはつまり

なぜか膨らむ問題




シミュレーション前


シミュレーション後

問題の結論はコリジョンの設定です。
この場合のコリジョンは"クロスコリジョンモディファイア"二つに入っている設定のことです。

設定を見ていきましょう。
まずはコリジョンモディファイアーから。

🌾コリジョンモディファイアーの設定


衝突判定のモディファイアー

このモディファイアの設定でやることは、コリジョンの判定距離を小さくすることです。
まず右上にある薬カプセルみたいなボタンを押して詳細設定を開きます。

このような画面が表示出来たら下にある"外側の厚さ"を見てみましょう。
これがメッシュとクロスの隙間にできる所謂衝突判定です。
大きければ大きいほど隙間ができます。服を着せる場合、この厚さは必要ありませんので最小の0.001にしておきましょう。

"内側"という項目に関しては最初0.02とかになっていると思いますが、1とかにしても問題ないと思います。要は外側の反対です。

これでいったんクロスシミュレーションを行ってみましょう。

コリジョン設定後シミュレーション

多少落ち着いたのが見て取れると思います。
でもまだ膨らんでいるように見えますよね?ではクロスの設定を見ていこうと思います。

🌾クロスモディファイアーの設定


クロスモディファイアー

まずコリジョンと同じように右上の薬カプセルみたいなやつをクリックし、詳細設定を開きます。

今回はコリジョンと違いやけに項目が多いですが、下にスクロールしコリジョンタブを見つけましょう。


クロス内コリジョンタブ

この設定で一番大事なのはオブジェクトのコリジョンです。
この距離が大きければ大きいほどクロスが反発してしまいます。そのせいで膨らんでしまったわけです。

あとついでにセルフコリジョンもオンにしておきましょう。これは自分のメッシュとメッシュが当たる際に貫通しないかどうかの設定みたいです。


クロスモディファイア調整後

セルフコリジョンに関してはシミュレーションしながら調整するのがいいと思います。
オブジェクトのコリジョンは基本的に0.001(最小)がいいと思いますが、膨らむ服の場合は調整してください。

🌾調整後のクロスシミュレーション比較


上記の調整以外はしておりません。
クロスプリセット-綿でシミュレーションをスタートします。


調整前


調整後

若干の貫通はありますが膨らむ問題に関しては解消されたと思います。

🌾より良いクロスを求めて

ここまではなぜか膨らむ問題について解消していきました。
しかし問題があります。これでは布感がないということです。
なんかまだ膨らんでね?という疑問に関してはクロスモディファイアーの物理プロパティ、頂点の質量を大きくすることで所謂重力を増やすことができます。要は布の重さです。

それにプラスして曲げモデルを角度からリニアに変更することで布感を一気に上げることもできます。
この二つをいじればもっとよりよくなると思いますので是非


クロス内クロスの物理プロパティ


調整後クロスシミュレーション
クロス設定

布感をお手軽にだしたいな~って場合はいろんなプロパティをいじることになると思いますが、基本ここ弄ればなんかいい感じになると思いますので是非!
あとおすすめの記事と今回の膨らむ問題を解決するにあたって拝見したサイトを貼っておきます。
みんなでより良いクロスライフを!

メモ:
クロスの基礎が詰まってます。
今回の服で袖を固めるために頂点グループを使用しました。

メモ:
今回なぜ膨らむのかを探すために見つけた記事です。
当記事で紹介しているのと同じ内容が書かれています。ありがとうございました!

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