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『金星と火星』(Venus and Mars)は『燃えるパイ』(Flaming Pie)となって散開したのです。

いきなりだけど、あまりに唐突だけれども「Beautiful Night」を聴くと、よくこの曲とごっちゃになる。

まあ、似てるっちゃー似てるって感じなんですけど。

まあ「Beautiful Night」は1997年のアルバム『Flaming Pie』、

「C'mon People」はその一個前のアルバム1993年の『Off the Ground』ですからね。

似てるっちゃー似てるんです。

ここからはちょっと専門的な考察になるので、ついてこれる人だけついてきてください。

この類似をですね、ボクは1975年の名作『Venus and Mars』のラスト(厳密にはラス前)「Treat Her Gently / Lonely Old People」と1976年の次作これも名盤『Wings at the Speed of Sound』のラスト「Warm and Beautiful」の関係に見るんです。

https://www.youtube.com/watch?v=9u2O-wSFusg

https://youtu.be/_m9J2PzR6kQ

どちらもしっとりとした、まさに珠玉のバラードですよね。


この2曲(というか3曲?)も、似てるっちゃー似てるんです。

でもね、はっきり言って、似ててもこっちの方が、
数段出来が(・∀・)イイ!!

あ、言っちゃった。思わずホントのこと言っちゃった。

と、思うんです。

ちなみに「Warm and Beautiful」って冒頭の ”A love so warm and beautiful ♪ ”と同じアルバムの大ヒット曲「心のラブソング」の冒頭、"You'd think that people would've had enough of silly love song ♪ ”(こんな単語多かったのか・・・これ読んじゃうと歌えんな!)の部分、同じ音階がびっくりするほど続きますよね。
これって俗に言う「スピード・オブ・サウンド・マジック」ですよね(嘘です。私が今勝手に言っただけです)。

それから遅れること2年。1978年の日本でも、しれっとそれを自分のものにしちゃったのが、天才原田真二の「サゥザンド・ナイツ」ですね。これはもう、「スピード・オブ・サゥザンド・ナイト」と言っても過言ではない、と言ったのは私だけです。

は、さておき、「Beautiful Night」も「C'mon People」も、「Treat Her Gently / Lonely Old People」も「Warm and Beautiful」も、多少異論はあるでしょうが元をたどれば『Ram』の「Long Haired Lady」「The Back Seat of My Car」に行きつくのではないでしょうか!!

「Long Haired Lady」「The Back Seat of My Car」の原初的なやや甘味料過多な(でも素晴らしい)バラードが、「Treat Her Gently / Lonely Old People」「Warm and Beautiful」で洗練され、「Beautiful Night」「C'mon People」で「あかん、もうまとまらへんわ」状態に散開したと。なんか太陽のような恒星の一生を見るようです。そうです、『金星と火星』(Venus and Mars)は『燃えるパイ』(Flaming Pie)となって散開したのです。


う~ん、上手く言えんかった~。

羊(Ram)は入ってないし、金星と火星、恒星でもないしなぁ~。

残念!!\(^o^)/


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