11月10日。

自分にとって大事な日。

2年前の11月10日。

きっとこの日から自分の人生が大きく変わり始めたんだと思う。

2年前の自分は、劣等感の塊だった。 

何をやっても全然駄目で、勉強もスポーツも全然出来ない。

頑張ってるつもりでもなんか出来なくて

勝負事も負かされ続けてきた。

そういう日々が続いたから、いつしか自分で自分を諦めてたんだと思う。

親にはもっと闘争心を持てと言われたことがあった。

そんなもん、負け続けてる自分に持てる訳がない。

悔しいなって思って頑張ったところで結局また負ける。

だから、全くもって自信なんて持てなかった。

そんな自分でも誰かには認めてほしかった。


ちょうどその頃友達に異性を紹介してもらった人を好きになった。

でも、多分自分に自信がないのがバレててあっけなくフラれた。

余計凹んだ。自分ってこんなに魅力ないんだなって。

勉強もスポーツも出来ない、モテない、大学は県外がいいって憧れて地元を飛び出してきても環境に慣れず1人でいることも多かった。

自分何も出来ないじゃんって思って、自分という存在がわかんなくなった。

悔しいし、寂しいし、辛い。

夜は寝れなくなったし、1人でいるのが怖かった。

でも、変わりたかった。自分を変えたかった。

ちょっとずつ、ちょっとずつでいいから自分にできることをした。

自分に自信をつける為に大学の図書館に行って自己啓発本を読んだり

友達と飲みに行く機会を増やした。

それが正しかったのかどうかはわかんないけど、自分に必要だったのは自信とコミュニケーション能力。

ほんとにちょっとずつちょっとずつ進んだ。


ある日、内定式があった。地元の会社に内定してたから地元に帰って、内定式に参加した。 

それが11月10日。

とりあえず、ハキハキ元気に話すことだけを心掛けた。

帰りの電車でなんとなく上手く話せたことが嬉しくて同期もなんかいい人達でホッとした。

夜は地元の友達と2人で話をした。 

自分達の将来のこととか多分色々。

自分のその時の現状も話した。

そしたら、こう言われた。

「小学生の時とか昔はもっと自分に自信を持ってたよね」

って。

確かにそうだった気がする。

なんか根拠のない自信があって、遊ぶ時とかも友達を巻き込んで遊んだり自分が思ってることもちゃんと発言してた気がした。 

なんかその言葉を言われてたから自分の中の何かが大きく変わった気がした。

そっか、根拠がなくても自分に自信を持っていいんだ。って思った。

だったら、もっと自分に自信を持って堂々としようと決意をしたのが2年前。

この2年間、社会人になって辛いこともたくさんあったし潰れかけたこともあったけどきっと根拠のない自信がどうにか自分を支えてくれたと思ってる。

多分、あの時のまま自信がなかったらほんとに終わってた。

11月10日は自分のもうひとつの誕生日だ。

2歳、おめでとう。

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