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星よみ簡単レクチャー 実用篇

 さて随分と遠回りをしてきましたが、占星術超初心者向けのレクチャーに戻ります。星よみに詳しい方にとっては当たり前の内容となりますので、読み飛ばして頂いても構いません。ただ、占星術にある程度詳しい方も誤解されている部分があるようですので、一度内容に目を通して頂けると、より理解を深めていただけるのではないかと思います。

 ※ちこは占星術を学んでいるうちに、なぜか闇暴きの方に専門性が傾いてしまいました。よって、このレクチャーは、“ちこの闇暴きについて来られるようになるために、最低限知っておいて頂きたい基礎知識”のレクチャーとなりますことを、最初にお断りしておきます。

では始めていきましょう。

占星術とは?

統計ではない。科学でもない。詩的天文学である。
 統計学では、厳密に条件を設定することが求められますが、占星術にこれを適用させることはおよそ不可能なことです。よって、古代においてシャーマニックな能力を持ち合わせていた何者かが感受し、体系立ててまとめたものを長きにわたって検証し、確かに有効と判断されたため使われ続けてきたというのが最も実情に合っていると思われます。したがって、占いは科学ではありません。ただし、膨大な研究成果から、天体や星座などとそれらに対応する数々の象徴(シンボル)との間になんらかの関係性があることは明白と言えそうです。

 ~占いが統計学ではない理由~
● データの量と質が確保できていない(統計とは、バラツキなく正しい手法でサンプルリングされ、属性の定義が明確になされた上で、データ量が統計に耐えるサイズのものであることが必要。)
● 集めたデータを正しく加工、解析できていない(統計は、すべてのデータに同じ占術を使い、すべてに同じロジックを用いて、すべて機械的に判定しその記録を蓄積していくことが必要。)


※こちらの内容は、大久保占い研究室のこちらの記事を参考にさせて頂きました。より細かい説明が必要な方はこちらのサイトをご覧ください。 

星よみが当たるとは、そもそもどういうことなのか?
象徴を読み解くことで紡ぎ出した内容が、実際の人生と符合していくこと。

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読み手のシンボリック(象徴的)な意味づけが符合する。もしくはシンクロニシティが発生する。
➡ この考え方が、私の動画制作の最大かつ決定的なヒントとなりました。

 ※さらに詳しく知りたいという方には、鏡リュウジ氏の書籍『占いはなぜ当たるのですか』をおススメします。

21世紀に星よみをする目的とは・・・
私が皆さまに占星術を知って頂きたい理由はこの三点に集約されます。
自分を知るヒント・情報を取捨選択するための知恵・新時代の危機管理ツール

 では、もう少し細かい内容に入っていきましょう。

ホロスコープとは?

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 ある日時の天空の星の配置を観測し、地球目線で二次元にまとめた図(チャート)のこと。出生日時の図を、出生図(ネイタルチャート)と呼ぶ。図の中の10天体、12星座(サイン)、12室(ハウス)を、当てられた象徴(シンボル)と照合しながら読み込むことで、その人物の人生の目的や方向性、起こりうる出来事などを見定めることが可能。(会社や団体、国家などのチャートを読むこともある。)進行図など様々なチャートを組み合わせることにより深い読み解きが可能となるが、きちんと読み込むためには出生時間と出生地がより正確であることが求められる。

 ホロスコープは、人生の設計図。つまり、あなたがこの世に生まれてきた理由や、今後の人生をどう生きていくかの指針を読み解けます。

※以下、図の転載や転用はご遠慮ください。


 10天体・・・キャラクター・役割分担

惑星

 12星座(反時計回り・30度ずつ)・・・性格特性

星座

 12室(反時計回り・区切り方によって大小様々・向かい合うハウスは同じ大きさ)・・・舞台

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※ハウスの算出方法は数多くあるが、もっともよく使われているのはプラシーダス方式である。

読み方を簡単にご説明すると・・・
 〈例〉 太陽が獅子座の6ハウス
 人生の目的、目指すゴール(太陽)が自分を表現すること(獅子座)。それが、他者に奉仕する場面(6ハウス)で生かされる。

 さらに、中級者以上はこちらにも注目します。

 アスペクト(角度)・・・行動の出方(強弱・関係性・つながり)
※相性や影響の出やすい時期も見えてくる。

 ~メジャーアスペクト(主要なアスペクト)の種類~
✧ コンジャンクション(0度)・・・二つの天体の方角が重なっている状態
✧ オポジション(180度)・・・二つの天体が反対方向にあり向かい合っている状態
✧ スクエア(90度)・・・二つの天体が直角を形成している状態
✧ トライン(120度)・・・二つの天体が120度を形成している状態(三角形を形成。エレメントが同じ。)
✧ セクスタイル(60度)・・・二つの天体が60度を形成している状態
※さらに細かいマイナーアスペクトもありますが、初心者が知っておくのはここまでで充分です。

“風の時代”って何?

  約20年に一度、木星と土星は同じ方角に揃います。(会合またはコンジャンクションと言います。)2020年12月の会合より前は、地の星座での会合を200年以上繰り返していましたが、ここからは風の星座での会合へとシフトチェンジ。占星術では天体が一列に揃う時には大きな影響があるとされており、その要素(エレメント)が地から風に変わったことは、時代の大転換を意味しています。

 風の時代(2020年12月22日から)
4つのエレメント(火地風水)のうち、“風”の影響が強力になる時代。

風の時代


 以前のブログ、“風の時代”の情報への向き合い方でも、地の時代から風の時代のシフトについて語っていますので、どうぞそちらをご覧ください。

※4要素について詳しく知りたい方、自分自身がどのように時代の波に合わせていけばよいのか知りたい方には、やなかえつこ氏の書籍がおススメです。

動画をご覧になる際の参考になれば幸いです。

本日は以上です。お読みいただきありがとうございます。

星よみ初心者向け図書のご案内

『占いはなぜ当たるのですか』 鏡リュウジ  説話社
『新版 しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本』まついなつき著 松村潔監修 KADOKAWA
『スターイノベーション 「風の時代」で突き抜けるために、「水の時代」を先に生きる。 200年先の星よみ』 やなかえつこ サンマーク出版

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