カツセマサヒコ『明け方の若者たち』初リアルイベントに行ってきた『前編』

9月30日、東京カルチャーカルチャーで開催された、カツセマサヒコ『明け方の若者たち』初リアルイベント〜直接会ったら言おうと思ってた出版の話〜に行ってきました〜〜!!〝彼氏ズラしてLINEしてくるラインアット‘’で有名なカツセさん公式ラインアットでの予告後、カツセチルドレン達の本気でサーバーが落ちたそうで。そんな貴重なイベントに行くからには絶対にnoteを書かねば!!という強い意志でイベント中に書き殴ったメモを元にしたイベントレポートと絡めて感想などを書いていこうと思います。だいぶ長くなると思うので、前編と後編で分けます。今回は前編です〜!

☆ぐちゃぐちゃのメモとわたしの脳内ポンコツHDの記憶をもとに書いておりますので、実際の発言とは異なることがあると思いますが悪しからず。愛はあります!!!(大声)

司会は東京カルチャーカルチャーの店長さんでした。店長さんのご挨拶後カツセさん登場。ね、猫背ーーーー!!!カワイーーーー!!!

カツセさん「え、(笑)みんなキャー!って言わないの?(笑)」

本日もカツセ節全開です。おててフリフリしてて大変可愛い。会場に集まったファンは「サーバー落としたちょっと変わった人たち」とのこと。店長さんとのオープニングトークで、実は7年前、(2013年)カルカルにいたというお話をされていました。リアルドミノ倒しゲームというトチ狂ったイベントをしていたが大変盛り上がったそうです。カツセさん「黒歴史ですよ(笑)」とニコニコ。小説の主人公のような時期で、店長さん曰く、当時から司会が上手だったそうです。

スライドにトークのお題が出されてそれについてお話ししていく、という形でした。

『まず、コロナ渦で起きたこと、考えたこと、思ったこと』

コロナが流行り始めた4月が小説の大つめだったそう。世に出るようにプランを作っていた時期でもあったそうです。 カツセさんの「みんなそれこそ、こんなはずじゃなかったよね」という言葉に皆さん頷いていました。コロナ、俺たちの2020年を返してくれよな。マジで。ぜってーゆるさん。

 カツセさん「多くの人へ小説が届いたのはコロナの時だったからってのもあるかもしれないですね」

『本を出して変わったこと』

現在6.8万部売れている。

カツセさん「気持ちいいっすよね(笑)」

本が売れて親戚が増えたそう。(ホントにそんなことあるらしい)それと同時に「親しい友人が遠慮してしまって離れてしまったんすよね〜」少しさみしそうでした。 付き合いの幅が広がり、『そうなったらいいな』が叶ってきたとも仰っていました。

『小説、どれくらいフィクション?実話?』

3分の1くらい実話。主人公の会社のところは自分だそうです。 カツセさん「起きてほしいことも、起きて欲しくないことも書いた。」「雨の中、くつした干すシーンは実話です(笑)」

くつしたのシーンは個人的にグッときたところだったので驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになりました。マジか。いいなあ。わたしも好きな人と雨の中転がり込んだラブホでくつした干したい。けれど、何気ない出来事が(良いことも悪いことも)日常での呪いになるけれど、でも、わたしもくつした干したい。パンツでも可。

『登場人物に一言コメント下さい』

会場のみんなで主人公、彼女、尚人で、誰が好きか挙手してもらうという、リアルイベントならではの!アンケートをしました。(みんな目は伏せています)ちなみにわたしは主人公にあげました。会場で一番人気だったのは彼女!!カツセチルドレン......そういうことだぞカツセチルドレン...。

わたしは彼女の素直さや真っ直ぐさに憧れる部分もありますが、(言動からして絶対モテるよね、彼女。八重歯あるし。)絶対に友人にはなりたくないし、身近にいたらイライラすると思う。(ただの嫉妬です)でも彼女みたいな、強かで、けれど不安定で、深夜に緑のストーリーをあげるような、うつくしい女が生き残るんだよなあ〜。

『ボツにしたシーンはありますか?』

1章まるまる削った章がある。 高円寺でのシーンはもっとあった。 主人公が彼女にフラれて尚人が来るシーンのもっとあった。 風俗シーンがこの物語のド底辺。 世には出ていないが、1章まるまる彼女視点も存在する。

カツセさん「彼女視点を読んだら彼女のことが嫌いな人はもっと嫌いになると思います(笑)」

おいおいおいマジか。会場がざわっとしました。「ほとぼりが冷めてきたらいつか公開したいですね」というお言葉も聞けて、今後の展開がますます楽しみになってきました。

これは完全に自論なのですが、昔いいかんじだった人とか、(あっわたし、この人のことすきかも)といったような関係性の人から語られる「じつはあの頃ね・・・」だったり「今だから言えることなんだけどね・・・」という後出し爆弾は本当に殺傷能力が半端ないです。粉々になっちまいます。でも、『今だから言えることや、今の貴方に話したい事がある』ということもあるので、生きていく上で、何事も『タイミング』と『思っている(いた)ことを伝える』ということは大変難しいと感じる日々です。

『マジックアワーについて』

明け方の若者たちでキーワードになる「人生のマジックアワー」という言葉。ここはぜひツイキャスを見ていただきたいのですが、簡単にまとめると、(ここから先の脳内BGMはヤングアダルトを再生してください)

「自由で無責任な時期。若さと時間とお金がある時期。けれど、一概にハッピーではない時期。「このままでいいんだっけな?」という時期。友人が結婚や引っ越しなどで物理的に離れる時期。」

とのこと。実際のカツセさんのマジックアワーはドミノの頃(25歳ごろ)だそうです。

カツセさん「23歳の人を見るとイラっとする(笑)呪うように見ている時もあります。」

ひえ~~~~なるほど。その後、「自分のために生きられる時間を大切に生きよう」とまとめられていました。素敵ッッッ!自分の人生、なににも振り回されず自分のために生きてやろうな。

『作品に出てくる音楽について』

Spotifyに作中に出てくる曲たちのプレイリストがある。(作成したのは有能な読者さん!仕事ができるぜ) 音楽で人格を表現していた。主人公たちに憑依して作中に登場する曲たちを選んでいったそうです。

カツセさん「まさにこの一曲だなという曲がマカロニえんぴつの「ヤングアダルト」なんですよね」

なんとカツセさん、マカロニえんぴつのはっとりさん(@Hattori_0512)にDMでラブレターを送ったそうで。「ぼくのスマホの中にははっとりさんとのやりとりがあるんですよ(ニヤニヤ)」と仰っていて笑いました。

『本を書くと決めるまでの経緯』

カツセさん「このイベントで直接言いたかったことです!!!」

クソデカ大声いただきました。いろんなメディアから本の出版のお話は来ていたそうで、2016年ごろ友人たちがこぞってエッセイだったり本を出版していた時期があった。その時期に燃え殻さん(@Pirate_Radio_)と飲みに行ったときに本を書こうと決めたそうです。めちゃめちゃいい話だったので、わたしのニュアンスでまとめて書くのはお二人に申し訳ないのでツイキャスで聞いてください・・・。ものすごい熱量でお話されていたので曖昧なメモよりご本人の言葉を聞いてほしい・・・。

そして、本を書くために仕事を増やし始めたそう。

カツセさん「(出版前に言いたかったけれど)売れちゃってから言うのもねえ(笑)」

『本を書いている時に起きたこと』

WEBでバスるものはせいぜい3日で終わったり、仲間内で盛り上がって終わることが多いため、違うステップに行きたかったそうです。「マスメディアの人になりたかった」。 

SNSでの告知<実際に書店に並ぶことをイメージ

『本を売るためにやったこと』

「面白いものよりも面白そうを意識」した。(一作品目なので大衆的なものを作った)出版業界や本を出版するということを絡めながらお話されていました。「出版元の幻冬舎さんがとにかく頑張ってくれた!!」そうです。みなさんお疲れ様です・・・!(現役書店員)原稿が完成していない中、出版後のことを考えて、スケジュール管理や話題作りをしていたそうです。

『発売後、店舗周りで気づいたこと』

店舗で村上春樹、東野圭吾・・・という名だたる巨匠の隣に並べられた自身の本を見たカツセさん

「なんか消えそうな表紙の本が並んでる(笑)」

四店舗回り、学生時代から通い、作中にも出てきた遊べる本屋ヴィレッジヴァンガードで泣くカツセさん。(これ書いてよかったのかな)可愛い。ほんとうに発売おめでとうございます。しみじみ・・・

本を購入したほとんどの人はSNS関係ない人が買ってくれたと思っている。本を発売後、バズるに興味がなくなってきたそうです。



は~~~~~~~書いた~~~~~

前半はここまで!ここまでお付き合いありがとうございます。当日、端っこの席で死ぬほどメモを書き書きしていて周りの方には恐らく「なにこの人...必死かよ...」と若干引かれていたと思われるけど、いいもん〜!

本のお話と絡めてビジネスのことや出版業界のこと、SNSとの使い方など沢山勉強になるお話もありで楽しかった~。何度も書きますが発言や内容はニュアンスですのでやさしくしてください。後半はゲストさん登場&質問解答などを書いていきます!

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