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C;ON(シーオン)は彼女に紹介できるアイドル

C;ON One-Man Live “phoen;x”に行ってきました。

去年の12月に九州女子翼を知って以来ライブ特典会アイドル
所謂“地下アイドル”歴半年ちょっとの私がシーオンの存在を知ったのはそんな九州女子翼も絡んでたGIG TAKAHASHI2024に彼女達も絡んでいたから。
ただ彼女達が出演していた回は観ていないのでブラスが構成に居るアイドルもいるんだー( ´_ゝ`)くらいの印象でした。

そこから5月に渋谷公会堂で行われたワンマンの映像がYoutubeでアップされてそれを少しだけ見て“あっ、多分好きになれるやつだな”となり、
7月の関ケ原唄姫合戦ではじめてステージを観て
その翌週に歌舞伎町タワーであったもっちゃんすとりーとという路上ライブで再び彼女達を観てノリと勢いでチケットを取ったって感じです。
何が言いたいかというと私はシーオン歴ぺらっぺらである事前提で書いているので的外れなこと沢山書いてますよという予防線ですw

シーオンファン輩説

ぶっちゃけシーオンのワンマンに対して結構警戒してました。
というのも関ケ原でももっちゃんすとりーとでもシーオンファンコミュニティから割り込まれたり、他の人にオラついてる様子が見られたり、
あまりいい印象がなかったんです。

シーオンというグループのスタイル的にアイドル的な表現を取り入れた純然たるパフォーマー集団的な括り方も出来る分、ファンコミュニティも俺らは他のアイドルとはちげーぞ的な高飛車意識高い系が一定数いてワンマンはそんなノリ???って。

ただいざ蓋を開けたら全然で、むしろ今流行りのワチャワチャ系地下アイドルのファン的なノリで“かわいいよー!!”とか“結婚してー!!”とかわんぱくでよこしまな声援多めで、
このグループはアイドルが好きな人達から愛されてここまで来たグループなんだなーっていうのを凄く感じたw

シーオンを意識高く括りたい人が居るのも事実(気持ちわかります)だと思うんですが、アイドル好きに支えられている以上シーオンはアイドルだなーって思ってます。
もう少し細かく言うとシーオンは彼女に紹介できるアイドルっていうのが今の私の認識ですw
(美男美女カップルも結構いて他のライブ特典会アイドルでは見ないような客層も実際いたw)

オーバースペックでした

シーオンのライブ。
一言で感想を纏めるとオーバースペックでした。

まず、針NEEDLEの映像演出がオーバースペック。
OPの映像のスケール感も凄かったし、楽曲の随所で流れてくる映像も凄かった。事前にペンライトはご遠慮ください的なお願いを何度もしていたけど、
確かにこれはお願いしたくもなるわって感じでした。
これは普段もっと大規模なステージでやるような映像演出で
Spotify O-EASTの規模でやるようなやつじゃないと思うんですよね。
それを惜しげもなく出してくる所にやられました。

加えて客数。ハッキリ言って満員御礼。
いや、満員御礼から結構はみ出てて実質見切れ席まで発生してた。
これ敢えて批判するんですがあれだけのクオリティのライブに対して同じチケット代払ってるお客さんに対して結果不誠実になっちゃったと思うんですよね。
今回は前述のトンデモ規模感の映像演出に耐えうる必要がある、箱を押さえるのも随分前から仕込む必要もある、それに加えて見通し以上にお客さんが増えた、そんな色んな影響の元起きた有難い悲鳴なのをひしひしと感じました。

Lucky 7 Stageが思いのほか良かった

今回のシーオンのライブは所謂オープニングアクトを取り入れたスタイルでした。各組7分間1本勝負、計5組。

これは前述の関ケ原でのエピソード。
あのフェスはアイドルが普通に客も使う屋台の食べ物買い食いしたりしてたんですよ。
んでシーオンのメンバーが屋台飯を買い食いしてる姿を目撃したんですが、
そんな買い食い中のシーオンを観ながら他のアイドルが
“あっ、シーオンさんだ”って尊敬の眼差しを向けている姿も同時に目撃したんですよ。
しかも衣装的に1組や2組じゃないレベルで。

そんな他のアイドルからも一目置かれているシーオンが自分たちのワンマンのオープニングアクトとしてショーケースを用意して、
それに選ばれたアイドルからしたら人様のワンマンで下手打てない&爪痕残すチャンスだぞっていうのもあって、5組中5組ともめちゃめちゃ熱がこもったステージをしていました。
オープニングアクトをしに来た演者を支えに来てる熱心なファンらしき人の姿もいたくらいで、MIXも打たれてて、私も含めた全員が歓迎ムードなのも良かった。歓迎ムードを引き出したのは彼女達がシンプルに良かったからです。

ステージに関して

シーオンファン歴1ヶ月いかないし特に色んな曲を掘り起こして聞き漁っていない私でも聞いたことがある曲が多め。

数ある引き出しの中からこれこれこれを引っ張り出して
やろうっていうよりも
最近やっている曲&楽しめる曲を
最強スケールの映像演出に乗せて
最強のクオリティでやろうっていうアプローチに感じました。

奇しくも私がそれまで観たシーオンのステージはどれも野外で今回が室内で観る初めてのシーオン、しかも野外で観たうちの一つはフェスだったので余計にそう感じたのかもしれません。
バキバキにカッコいいOP映像から始まって
攻撃的で疾走感あふれる“Now or Never”から最初のMCまで映像演出盛り盛りの映像演出と一緒に駆け抜けて
“あなたのせい”で再度場を温めたかと思ったら、
急にバラードを挟むことで(これめちゃめちゃ良かったです。多分完全生音でやってた)
会場を一つに纏め上げて
会場に来ていたMAXの人を巻き込んだ客煽りをしながら“Ride on time”で会場を映像演出と一緒に強火でバリっと仕上げて、

“MAHORAMA”っていう新曲とこれまた攻撃的な“Noisy”って曲でパワーを見せ付けて最後は逆にすんごいアイドル的な映像演出を加えた
サマーラブイリュージョンをコース料理の〆のデザートみたいな感じで出してきて。

シーオンはボーカルチームのオリジナルメンバーに楽器チームが今の構成になるまでメンバーチェンジもあったり所属先も変わったり、活動期間も長いで結構苦労人グループである事を最近知って、それこそ結構色んな表情の曲を持ってるんだろうなー、フェスでは聞けなかったタイプの曲も沢山聞けるかなーっていうのを期待して行った部分もあって、そういう意味では肩透かしを食らった面もあるんですが、
私はこういう出し方をしてくるのも全然アリでした。
というかハッキリ言って満足度相当高かったです。
がちにわかにとっては知ってる曲も出てくるっていうのはそれはそれでいいもんでした。前述の通り室内で観るシーオンが初なので知っている曲も随分表情が違って見えたってのも大きいです(映像演出もあったし)

トータルレベチなライブでした。

元々はもっとアイドル的な売り方だったのか、
処世術としてアイドル的な表現を身につけていったのかは分かりませんが
前述の通りアイドルが好きな人達から愛されている以上、
ライブ&特典会という構成で商売をしている以上、
やっぱりシーオンはアイドルだと思います。

ただアイドルに興味がない人、
あるいはアイドルにネガティブなイメージを持ってる人が、
例えば今日のライブに迷い込んでもめちゃめちゃ楽しめるタイプのステージだったなーって心から思いました。
(MC中のオタクの煽りで引いて帰りさえしなければw)

シーオンを“彼女に紹介できるアイドル”と言ったのはこのためですw

つまり例えばミュージックステーション的な地上波のK-POPファンとか旧ジャニーズファンが観るような音楽番組に出しても、
このグループ好き!!ライブ観に行きたい!!ってさせるだけのクオリティがこのグループには既に備わってるなって思いました。
一瞬で“遠くに行ける”と思います。
正直今回のライブでも今後の重大発表映像が流れた後に
“特典会はじめまーす”ってアナウンスが入った時に
妙に違和感を感じましたw
あっそういえば特典会するタイプのグループだったっけーって。

最近何人かのアイドルに認知される様になってきた
私にとって認知される事はいい事ばかりじゃないなー
っていう事も分かってきたので、
シーオンに対しては一生認知されない状態を目指そうかなーって思ってます。

でもアイドルアクスタデビューはちゃっかりシーオンでやってますw

もっと細かいこのメンバーのこういう表現やこういう癖を持ってる所が好きだったまでやろうと思えばできるんですが、
それやりだすとキリがないので今回はこんなところで。