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6.3キロの大きなマダイを釣ったことで感謝が生まれた

ある日大きな真鯛が僕のところにやってきてくれた。それはそれは強烈なファイトで10分以上の時間をかけてつり上げた。と、同時に38年間生きてきて強烈な概念が生まれた。それは「命を戴く感謝の気持ち」

こんにちは、成田です。何か映画が始まりそうなスタートですが、いつも通り釣りについての投稿です・笑

12月中旬に珍しく一人で乗り合い(萬次郎丸)でマダイ五目に行きました。
理由は研修後に食事会を開く際に僕の釣った魚を食べてもらおうと思ったことがキッカケでした。

なかなかのハードスケジュール

  • 朝4時半起床

  • 5時15分港

  • 6時出港

  • 13時帰港

  • 15時研修開始

  • 17時研修終了

  • 17時半食事

という・・・笑

こんなスケジュールを消化してでも釣りに行きたくなるほどハマってしまったのが2022年一番の収穫でした。

何度も言っていますが、起業して15年間ろくに趣味もなくただただ仕事をしていました。釣りと出会って何もかもが変わりました。

今はどんなにハードスケジュールで1時間でも空けば釣りに行きたくなるほどです。(実際はいけないんだけど・・・)

最初は渋すぎて来たことを後悔した・・・

寒い・・・とにかく寒い。冬の釣りを舐めてた。
当日のコンディションは風がめちゃくちゃ強くて常に一桁温度で寒かったです。

そんな中たまたま群れを作っていた鯖が釣れました。でもこの一匹だけ。
釣り始めてから2時間くらいでこの釣果はマジでやばい。

全身冷え切ってしまい暖かい飲み物を飲もうにもすっかり冷めている(保温効果低すぎ)状況でさらに気分は落ち込みました。

正直・・・帰りたかった、寒い・・・
と頭の中が完全にフリーズ。

事態はさらに悪化しました。
なんと・・・自前で持ってきた電動リールのバッテリーが切れてしまったのです。しかも船体の+−のではなく特殊なアダプターだったためここで電動リールは諦めることになりました。

水深100m・・・。地獄、年末になんて試練を与えるんだよお天道様!
と泣きたくなるような思いで手巻きリールに切り替えました。

そして、さらにさらに事態は悪化しました。
なんと・・・天秤ごとロストしたのです。

終わった・・・

奇跡は突然起きる!ロストしたはずの天秤が・・・

もう諦めてゆっくりしていたら
「これお客さんのじゃない?」と言われなんのことかわからなかったのですが、なんと、端っこの人の仕掛けに僕の仕掛けが絡んでいた・・・という事態でした。

戻ってきた・・・

これはやるしかない!
と再び燃える気持ちを・・・
煉獄さんが一瞬頭をよぎり釣りを再開!

すると・・・奇跡が起こりました。

なんと・・・


縦ですみません・笑

77センチの超でかいマダイを釣り上げてしまいました!
しかも人生初!手巻き100m!!

笑えないほどドラグが出て、
5m巻いたら10メートル出る・・・みたいな。
中乗りさんも「なんだこれ、サメか??」と・・・

いやいやマジでここでサメはやめてくれ。
実は直前に3キロのサメを釣っていたんです・笑


あ〜怖い。怖い。

そして、上がってきたがマダイ!

最高でした!

10分以上格闘しましたね。
青物?サメ??まさかマダイじゃないよなぁ・・・と中乗りさんの独り言が続く中、手巻き地獄の私は酸欠寸前。

いやぁ・・・嬉しかったですね。上がってきたときに一瞬ふわっとして「あっばれた?」と思ったら鯛が諦めてくれてたみたいです。
あまりの大きさに「えぇぇぇなにこれ」と叫んでしまいました。

ちなみに、一人で参加なので中乗りさんと二人で勝手に盛り上がってました。(そうそう中乗りさんって船長と一緒にいるお手伝いさんみたいな感じです)

大真鯛を釣ったのは実は超戦略的判断から生まれた!?

実は、船宿は基本釣りでは仕掛けを指定します。
例えば錘は80号とか、ハリスは6mで!とか、PE4号で、とか。
なぜなら、潮の流れでみんなバラバラで使うと仕掛けが絡まっちゃうんですよね。(これをおまつりと呼ぶ)

僕も最初は従って釣っていたのですが、真鯛は正直全然どこも釣れていなくて・・・このままこの仕掛けを使ってても釣れるかな・・・。ちょっぴりだけメートル数変えてみようということで中乗りさんに許可を取って6mから4.5mに切り替えました。

実はこれで釣れたのです。

釣りってハリスの長さや針の形状、大きさでも釣果が変わるから面白い!
やってみるとわかるのですが、魚も頭が良いので、「そう簡単に釣られてたまるか!」と針がかかるまで、そして針がかかって釣り上げるまでの二つのプロセスで全力を尽くして応戦してきます。

この戦いを制するためにはいくつかできること(改善できる)があります。

・餌の種類や大きさ
・針の大きさ
・仕掛けの形状
・オモリの号数
・キャスティング
・誘い方
など

一つ一つを頭の中であーでもない、こーでもないと考えながら改善をしていくことであるタイミングでハマるのです。
思った通りに釣れることほど嬉しいモノはないです。
(偶然釣れてしまうのも嬉しいのですが・笑)

PDCAサイクルの早さが釣果を伸ばすコツ(たぶん)

釣果を伸ばすためには、とにかく釣れていない状況を変える習慣が重要になります。今の釣り方で釣れないということはよっぽど時合い(魚の活性が高い)出ない限りあんまり釣れません。

積極的に上の改善項目を変えて攻めの姿勢を崩してはいけないのです(ドヤっ)

このサイクルって仕事でも同じだなと最近痛感します。
だから、経営者は釣りにハマるんだなぁ・・・とめちゃ納得しました。

仕事でももちろんPDCAサイクルを回して結果を出すことになれているということもあるのですが、ビジネス同様、いやそれ以上に思うようにならないことにハマるツボがあるような気がしています。

そして、釣り上げたときの喜びは大きい、さらに一緒に釣りに行く人と分かち合える、最高ですね。

↑この日も経営者のお友達と一緒に沖縄に釣りに行きました!そして、18キロのシイラを釣り上げた時の喜びは一生忘れないですね。

仕事ばかりしていた人生に彩りが加わった

話を先日のマダイ五目釣りに戻しましょう。(すぐに話がそれる・笑)

大きなマダイを釣り上げた後は放心状態になり、未だ目の前にいるマダイを見つめながら「やったぞ」とロッドを持っていた左腕が痙攣していました。

そして、20分後ちょっと復活したのでもう一度糸を100m垂らしてみました。すると・・・「バコンっ!!」また来た?

と巻き始めてみると走る走る。
ドラグはどんどん出て行き、またマダイか?と思いましたが、今度は違った走り方をしていました。

これまた痙攣していた左手が再発して右手で竿を持ち替えては巻くときだけ左手にロッドを持って巻く、というニュースタイルで攻略。

上がってきた魚はこれまた初めて釣り上げた「ワラサ」でした!
70センチもある巨体で引きの強さも納得!最高に楽しかったです。

そうそう、途中こんな高級魚も釣れたんです!↓

写真がこんなんで済みません・笑
トラフグちゃんです。いやぁもう全部の魚の引きが違うから楽しい船釣りでした。これで2022年は最高の締めくくりができた!ということで2023年になりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

成田直人

小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社を経営している成田直人です。元ABCマートアルバイト個人売上日本一/PCデポ個人売上7か月で1億円/東久邇宮文化褒章受章/ビジネス書作家/研修講師/コンサルタント