なぜ私はPR営業マンにNOを突きつけたのか?
「成田さんのブランディングに効果的かと」と久しぶりに営業を受けて何度も連発されたフレーズ。彼はある番組を私に売りたかったようで必死に商品説明をしてきた。別にその商品説明が悪いのではない、では何に問題があったのか?
ニーズのないところにセールストークは無意味
私は今有り難いことに仕事を断っている状況だ。しかし、所見のお客様が当番組に出ることで好印象を獲得できブランディングに繋がるという説明しかなかった。これでは私は100万円のPR費を出すことはない。
【私の現状】
仕事を断っている
PRの必要性を感じていない
仕事を獲得するデザインに不満がない
という状況
【営業の提案】
成田代表のブランディングに繋がる
初見のお客様の印象が良くなる
大物と横並びになることで信頼性が増す
という提案
これでは契約をすることはない。
なぜなら、その100万でクライアントのサービス向上に役立てることに使うからだ。
そこで私はこの営業マンにこんなアドバイスをした。
私の想像を超える未来を見せて欲しい
PRに関して現時点で仕事を断っている時点で【今】に焦点を当てた提案は無理がある。それなら、私がそもそも想像しえない未来を見せてくれればPRを活用して最短コースでいけるのであれば予算を割くと。
そこにコミットできるならまた提案してほしいと伝えました。
久々に営業を受けて再確認できたのは、「売りたい商品」と「私のニーズ」が一致せずに説明を繰り返されても全く響かないということ。
あなたの売りたい商品はお客様が必要性を認識してから提案ができているだろうか?ぜひこの営業事例を参考にトークを再設計してみてほしい。
小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社を経営している成田直人です。元ABCマートアルバイト個人売上日本一/PCデポ個人売上7か月で1億円/東久邇宮文化褒章受章/ビジネス書作家/研修講師/コンサルタント