手前

ドウデュースのニエル賞は
惜しかったですね

武豊騎手のレース後のコメントを見て
職場の同僚が
「手前変えなかったってコメントしてたけど
騎手のミス?」
って聞いてきました

まず手前と言うのはご存知でしょうか?
よく競馬を見ていると聞く言葉だと思います
乗馬をされている方も聞く言葉で
よく逆手前になったりすると思います

手前とは右脚、左脚、どちらの脚が前に着くかで決まります
左脚より右脚が前に着けば右手前
右脚より左脚が前に着けば左手前

お馬さんは手前をレース中に変えて走ります
なぜ、変えるのでしょうか?
まずコーナーを曲がるときに左回りであれば左手前
右回りであれば右手前で走らないと回りにくいのです

さらに、人がボールを投げるとします
ずっと投げろと言われて利き腕でずっと投げてると利き腕は疲れると思います
右腕、左腕、両方で投げれば、疲れは減ると思いませんか?
お馬さんも同じ手前でずっと走ると前脚が疲れて動かなくなります
なので、途中で入れ替えて
最後の直線は得意の手前で走らせたりしてるはずです

さて、同僚の質問ですが
ミスなのでしょうか?
答えはミスではないです
お馬さんが勝手に手前を変えたりもしますし
騎手の指示でも手前を変えます

調教は走らせる事だけが目的ではありません
手前を帰る練習などもします
なので、休養明けで
しかも超長距離輸送も影響しているとは思いますが
手前を変えなかったのは
練習不足かもしれません
それは騎手のミスではないです

そのことから、ドウデュースの凱旋門賞挑戦には期待が持てると思います
手前を変えて走れば、もっともっと最後の伸び脚は違うと思います
中2週ですがその間に修正することは可能だと思うので
武豊騎手にはドウデュースで凱旋門賞を制覇してもらいたいと思ってます


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