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ポッドキャスト更新・テレビドラマクロニクル補足講義、第二回『カルテット』(脚本:坂元裕二)


#12 テレビドラマクロニクル補足講義 第二回『カルテット』その1

・カルテットとは?
・2017年のドラマ、主演は松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生
・『大豆田とわ子と三人の元夫』や映画『花束みたいな恋をした』の原点と言える作品。
・2010年代の坂元裕二ドラマの中では異端の作品。
・『Mother』以降の日本テレビ系のドラマ
・『それでも、生きてゆく』以降のフジテレビ系のドラマ
・先が読めないドラマ、人によって感想が大きく変わるドラマ。

#13  テレビドラマクロニクル補足講義 第二回『カルテット』 その2

・1〜4話、5〜7話、8〜10話の三部構成。
・5〜7話の有朱(吉岡里帆)と幹生(宮藤官九郎)が面白い。山場が中間に来てしまった。
・コーエン兄弟の映画『ファーゴ』との類似性

今みると有朱の描写が古くなっている。逆に幹生の不可抗力で善良性が暴力性を帯びてしまう。対して真紀は、本人は普通であろうとしてるのに、社会が魔女にしてしまう。幹生が結婚して勝手に幻滅するところに現れている。

#14 テレビドラマクロニクル補足講義 第二回『カルテット』 その3

・SNSとの緊張関係。『カルテット』の皮肉
・名言集とキャラクタードラマになってしまうことに対する抵抗とか違和感とか。
・一見無意味に見える無駄なやりとり、曖昧なやりとりこそが面白い。
・ロスタイムが終わってもゲームが続く。モラトリアムのその先、循環していく関係。『カルテット』から『スイッチ』『大豆田とわ子と三人の元夫』の反転
・男の側がマスコットボーイで不思議くん。受動的で自分がないがゆえに女性を壊してしまう。
・ミステリアスな存在、天使化して消費される男たち。

※『大豆田とわ子と三人の元夫』のレビューはリアルサウンド映画部で、毎話おこなっております。

第1話のレビュー

『テレビドラマクロニクル 1990→2020』の先行販売(電子書籍&オンライン講義の動画全3回の特典あり)


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