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テレビドラマクロニクル 第3章 2000年代の宮藤官九郎


第3章 2000年代の宮藤官九郎──〈ジモト〉と〈共同体〉の再編をめぐって

小劇場演劇ブームの申し子として
『木更津キャッツアイ』が成し遂げたドラマ史の転換
『ぼくの魔法使い』『吾輩は主婦である』における夫婦観
『マンハッタンラブストーリー』と恋愛ドラマの転換   初期クドカンの集大成としての『タイガー&ドラゴン』


著者コメント 宮藤官九郎に関しては2000年代編と2010年代編の二章に分けています。連載では『いだてん』の放送時期に合わせて書き始めました。宮藤官九郎に関しては今までの本でも書いており、ライフワークのようになってますが、今回は、より深い切り口を求めて、師匠の松尾スズキや、小劇場文化、当時のテレビをめぐる状況など多角的に言及しております。


◼️細かい概要

・大人計画と松尾スズキ
・戦後の小劇場文化の変遷
・2005年の分岐(鈍獣、3月の五日間)
・『木更津キャッツアイ』は当時、どう受け止められたか
・クドカンドラマの女性観(恋人と夫婦)
・問題作としての『マンハッタンラブストーリー』
・『タイガー&ドラゴン』が描いた虚構と現実。

言及している作品

宮藤官九郎(脚本)

『木更津キャッツアイ』
『熊沢パンキース03』
『鈍獣』
『親ゆび姫』
『ぼくの魔法使い』
『吾輩は主婦である』
『マンハッタンラブストーリー』
『タイガー&ドラゴン』

松尾スズキ(脚本)

『演歌なあいつは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る』

その他

『三月の5日間』(脚本:演出、岡田利規)
『すいか』(脚本:木皿泉)
『きみはペット』(脚本:大森美香)
『淋しいのはお前だけじゃない』(脚本:市川森一)



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