在宅勤務をしている教員で、教材研究以外に子どもたちのためになることをしたい!と思っている同志へ
教員の在宅勤務ですが、全国的には週に2回、学校に顔を出してね、とか、いやいや毎日、学校に行ってるよという先生もいるようです。
なので、在宅勤務をする機会が増えてきたと思います。
が、
一日8時間、ずーっと授業の準備やプリントを作るのには、かなりの根気がいります。また当然ですが、勤務時間なので、昼の1時間しか、休みはありません。さらに一人で作業をするので、ちょっと気持ちが折れそうになりますよね。
なので、今回は、
「教材研究以外にも、子どもたちのためになる学びをしたい」
と思う、在宅勤務をしている先生方に向けて書きました。
普段は忙しい先生方、この在宅勤務を使って、いつもとは違った種類の学びをしてみませんか?
ということで、この休校が長引くことを想定し、今後求められるツールを、まずは体験してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
初級編
■Zoom(ズーム)飲み、やりましょう
もちろん飲まなくてもいいですし、スマホが二台とか、スマホとタブレットがあるよとか、スマホとパソコンがあるよ、という人なら、自分一人で体験することができます。
(僕も、初めは一人でやってみました)
このZoomは、オンライン上で授業をしながら子どもたちとやりとりするには、抜群のツールです。今後、休校が長引けば、確実に学校に入ってきます。
とはいえ、いきなりZoomで授業をしてみましょう、というつもりはなくて、まずは新しいツールを体験してみませんか?という感じです。
中級編
■Google Classroom(グーグルクラスルーム)を体験してみましょう
・クラスを開く。
・質問を出す
・子どもとしてクラスに入り、質問に答える
・チャットツールを使ってみる
これができれば、もう、学校に導入されても問題ないレベルです
このツールは、オンライン上で子どもたちに課題を出したり、子どもたちから課題を提出させたりできるものです。
また、子どもたちからの質問にチャットで答えたり、こちらが作った簡単なアンケートを送って、それに回答してもらうこともできます。
このGoogle Classroomは、今まで紙で手渡ししていたプリントや電話などのやりとりをすべてオンラインで完結できるツールです。休校が長引けば、こちらも学校に導入されると思います。
上級編
YouTubeに動画をアップしてみましょう。
授業を作ってアップしてね、とはいいません。まずは、10秒の動画を撮って(自分の靴の様子とか)、そしてその動画をYouTubeにアップしてみてはいかがでしょうか。
YouTubeを使っている人で動画をアップしたことのある人は1割ぐらいだそうです。その1割の人になりましょう笑
今、いくつかの地域の教育委員会の人たちが頑張って、授業の動画を作り、YouTubeにアップしています。
例えば、大阪府の茨木市教育委員会とか
もちろん、この動画を見て勉強してね、でもいいのですが、休校が長引くと各学校の先生が、授業の動画、とまではいかなくても、子どもたちに動画のメッセージぐらいは届ける流れになると思います。
また、小学生だと、教育委員会の人のうまい授業よりも、クラスの担任の先生の熱い思いがこもった決して完ぺきとは言えない授業の方を好むかもしれません。
そうなったら、教員一人一人が授業なり、メッセージなりを作成し、その動画をYouTubeにアップするようになります。
そうなったときに、すぐに動けるように、今のうちから準備をしておくのも一つだと思います。
番外編
情報発信を発信し、物語を共有する
学校が休校になり子どもたちの学びが止まるという緊急事態。こんなことはいまだかつてありませんでした。なので、今まで誰も体験したことのない未知の課題に、我々は立ち向かっていかなければなりません。
もちろん、誰にも正解は分かりません。ただ、そんな中でも試行錯誤しながら、自分が「いま子どもたちのために必要だ」と思うことを、各自がやっていかなければなりません。
その試行錯誤しながら、そしてもがきながらも、前に進んでいる様子を、子どもたちや保護者と共有できたら、いいなと思っています。そうすることで、
「先生もどうしていいか分からない状況で、でも、なんとか、頑張ってくれている」
この思いだけでも伝わると、子どもたちや保護者も少しは安心できるかなと思うからです。
アフターコロナの時代に、どんな教育が行われているか分かりませんが、その時に振り返って、
「あのとき、正解が分からなかったけど、でも、がむしゃらにできることをやったよね」
と、先生も保護者も子どもたちも、一緒に物語を共有できれば、それだけで一つの財産になると思います。
僕にできることは限られています。
が、
いま、自分にできるかぎりのことをしていきたいと思います。
そう、背中で、子どもたちに、語れるようにするために。
また、チャットで質問に答えたり、
サポートしていただいたお金が本一冊分になりましたら、出版させていただいたパパ育休の本一冊を、図書館に寄贈させていただきます!(その際には、noteにてご報告させていただきます!)