休校中の小学校で【Google Classroom】を活用して,子どもたちとつながる方法

今,全国の小学校の先生が困っていることは

■新しい内容をどうやってプリントで教えるか?

■どうやって子どもたち一人一人とつながれるか?

ということだと思います。

今は,新しく習う単元でも,プリントで教えるしかありませんし,子どもとはつながれていない状況です。

唯一つながりがあるとすると,保護者には学校からのメールを届けることができる,これぐらいです。

でも,この休校がいつまで続くか分からない中,ついに文部科学省から

「保護者のスマホ,タブレット,パソコンを借りてでも,なんとか子どもとつながろうね」

というメッセージが来ました。(4月21日)

https://www.mext.go.jp/content/20200421-mxt_kouhou01-000004520_6.pdf?fbclid=IwAR38_7eH84jt4vFm5qG-usHptZ0toBpONEC2QMKwZofJ96IngGLGgQs8ZlY

ということは,なんとしてでも,子どもたちと先生がつながる方法を考えなければいけません。

そこで,登場するのがGoolgeが提供しているClassroomというサービスです。ザックリ説明すると,LINEグループを先生と子どもたちで作る感じで,超絶,便利版というイメージです。

Goolge Classroomで出来ること

■先生と子どもたちが個別にメッセージのやりとりをする。

(一軒一軒に電話をして,「元気?」と聞くことの代わり)

■先生と子どもたちが,掲示板にメッセージを書き込む。

(学級会で話し合いをして,それぞれの意見を黒板に書いていく感じ)

■先生が授業した動画を子どもたちが見て,コメントできる。

(画像や動画を添付して,子どもたちに届けることができます。)

■先生が問題(例えば算数の問題)を送り,それを子どもたちがノートに写して解答する。そのノートをスマホで撮って,その写真を先生に送ることができる。

(子ども一人一人の学習状況を先生が把握することができる。)

などなど。

他にも,子どもたちとつながり,学習をサポートできる機能がたくさんあります。

Goolge Classroomのメリット

■無料

■子どもの質問にオンライン上で答えることができる

■オンラインで宿題を配布できる

■子どもが,オンラインで宿題を提出することができる


Goolge Classroomのデメリット

■始めるまでの手続きが,ちょっと難しい。

(G Suite for Educationで学校のアカウントを取得する必要があります)

■ドメインの取得に1000円(/1年間)かかる。

(無料で出来る方法もありますが,手続きが難しすぎます。実証済み)

■学校のアカウントの申請をしてから,Googleに承認されるまでに2週間ぐらいかかる。(現在,僕も申請中なので,承認までの期間が分かればお伝えします)

いろいろデメリットはありますが,学校アカウントの申請だけなら30分で出来ます。申請が終わるとお試しで使えるので,まずは使ってもらえれば良さが分かると思います。

Goolge Classroomの始め方

①学校用のアカウントを取得する

https://edu.google.com/intl/ja_ALL/products/gsuite-for-education/?modal_active=none

②情報を入力していくと,「貴校・貴所のドメイン所有に関する情報」で「使用できるドメインがある」or「ドメインを購入」を選択するところで,困ります。

なので,ここで,「ドメインを購入」を選択してください。

③「貴校・貴所で利用するドメイン名の検索」が出てきたら,「学校名.com」を入力します。

例えば山田小学校なら【yamada.com】と入力

④あとは,クレジットカードの情報とか,入力していくだけです。

⑤登録ができたら,実際に使ってみましょう。ここでつまづくのが「クラスに招待できない」という問題です。

解決策

クラスのメンバーを「すべてのユーザー」「すべての G Suite クラス」にする。

他の人のサイトですが,説明が分かりやすいのでリンクを載せておきます。

https://blanche-toile.com/tools/gsuite-google-classroom-settings

⑥あとはとにかく,使ってみましょう。


とりあえず,ざっくりですが,Goolge Classroomについて説明してきました。

補足ですが,Goolge Classroomのアプリを使えば,学校用のアカウントを取得しなくても,機能を使うことができます。ただ,

■Googleは禁止している(学校が使うときは,学校用のアカウントを取ってね,と言っています)

■保護者一人一人にグーグルのアカウントを取得してもらう必要がある。

(学校用アカウントだと,子ども用のアカウントは,学校が発行して渡すことができます)

もちろん,学校の研修とかで,

「とりあえず使ってみたい!」

ということであれば,スマホ一台で体験することができるので,便利です。

いきなり学校用のアカウントを取るのはハードルが高い,という方は,まずはGoogleのClassroomというアプリをダウンロードして,使ってみてください。

また新しく分かったことがあったら,情報を追加していきます。


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