チケットが売れない part.3

続き  〜最終章〜

結論 まずはチケットを売るという発想からの脱却!

チケットを購入するということは、その紙に価値があるわけではなく NOAHというコンテンツやファンサービスを見るため参加するために買うわけです。

全国各地に営業サポートして頂ける方もたくさんいます、そんな皆様の為にも来場して頂いたお客様が満足して頂ける空間を作り出していく必要があります。

1.興行ビジネスかコンテンツビジネスか

相撲から派生したビジネスですからやはり興行ビジネスであり営業が根幹でありチケットが売れないと営業を叱責します。(チケットが売れないのは営業のせいじゃありませんよ、まだまだ人気がないからですと言ってしまうとそもそも営業マンが必要なくなるんです) だからまずは営業会議にあげます。

私の考え方は入社当時からあまり変わってないのですが、チケット販売だけではビジネスは広がらないですしコンテンツビジネスを極めれば逆にチケット販売が増えるので、昔はよくドーム規模の大会を当時はクローズドサーキット今で言うライブビューイングやPPVなどやっていました。日本全国でやると地域のプロモーターがいるわけで、それは興行になるから営業部管轄だと怒られていました。最近でもYouTube無料生ライブなんかやると担当営業からチケットが売れなくなりますからやめてほしいと言われます。

立場が違うと見え方が変わりますからこれはこれで仕方ない。本当の売れない原因は何か、私が目指す景色は何かを共有できていなかったのです。

2.ものには順序がある

もし無料で映像でライブで見れたら会場に人が来なくなるならば、それはもう広い意味での営業努力も足りないですし、抜群にコンテンツが弱いです。昔は毎週地上波で生でやり会場にも人が溢れてました。もし本当にそんな理由でチケットが売れなくなるならば、本当にそうだとしたら無料生配信をやめるのではなく、もっともっとハードルの低い方法で生配信を増やしてよりたくさんの方に見てもらいコンテンツを強くするしかないです。とにもかくにもまずは NOAHを見たことがあるというだけでもよいので NOAHを知ってもらう興味をもってくれる方を増やす、そしてファンになって頂く。その先が収益化です。ファン不在のままコンテンツを広めて深める前にまずはチケットを売れとなると、ならば優秀な営業マンを異業種から採用するしかなくなりますが、もし世界中の優秀な営業マンを集めても恐らくいきなりチケット持って飛び出したりはしないはず、まずは分析・資料作りからです、「コンテンツ強くしなさい」「マーケティングしましょう」「ターゲットを見極めましょう」と言われるはずです。


3.その先にはSVODを

昔でいう巡業スタイルに変わるものが実は現代社会ではVODなんじゃないかと思っています。

NOAHに興味を持ってくれるファンの方をたくさんたくさん増やしていき営業のみんなが自信を持って明るくいきいきとチケットを販売できるようなコンテンツにして、その先には新たなデジタルビジネスをもっともっと増やしていきたいです。成功するコンテンツは全ての売り上げが比例して絡み合い増大していき同じ出口に向かいます。そして業界一位を目指すには、海外にも進出する必要もありますし、より大会規模をスケールアップしていく必要があるでしょう。


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