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新聞の「知恵を絞れ」ってなんや?

親が新聞をとってるのでたまに読むけど、コラムや社説の加齢臭がすごい。
若者なら0.5秒で突っ込むようなひどい内容だけど、書き手も読者も高齢者しかいないので誰も突っ込みを入れないんだろうな。

んで特に気になったのが「知恵を絞れ」という単語がやたら出てくること。
流し読みの自分が何度も目にするので頻繁に使ってるんだと思う。
実生活や活字メディアで「知恵を絞れ」って聞いた記憶ないけど新聞上でだけ頻繁に使われる不思議。
戦前の新聞だと文語体で「完成ス」「解決セヨ」とか偉そうな書き方してたからその名残なんだろうか。

これほんと便利で無責任な言葉だな。
対案も出さずに「知恵を絞れ」って何様だ?
まあ熊本というド田舎の高齢者しか読んでない斜陽媒体だから無責任に書いてるんやろなぁ、と思ってたけど、検索したら朝日や日経でも使いまくっとるやんけ!


ここには載ってないけど、ロシアの侵略戦争とかユダヤ対イスラムの紛争なんか解決策がないから困ってるのに
「戦争終結に向けて知恵を絞れ」
って書いてるのもあった。もう無責任ってレベルじゃねーぞ。

「失敗しないよう頑張ります」とか「ミスしないよう真剣に集中します」みたいな、事故報告書で書いたら絶対アウトな根性論ぽさがある。
「問題が解決しないのは貴様らの工夫が足らんからだ!」
「頑張って工夫します!残業代はいりません!」
みたいな感じ。

…と、素人の僕でも思うんだから高学歴で年収4桁のインテリのおっさん達が気づいてないわけがない。
内心では「知恵を絞れってなんだよww」と思いつつ社説の定型句だから仕方なく使ってるんじゃなかろーか。

まあ今度ヒマがあったら熊日の電話コーナーに訊いてみとく。
じゃあの。

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