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視点を見つける|都市経営プロフェッショナルスクール|Bチームオンラインゼミ#3

9月3日(火)、Bグループ3回目のオンラインゼミを行いました。
キックオフ顔合わせや、個別の事業ブラッシュアップ会なども含めるとオンラインで会話する回数も重なり、少しずつみなさんの個性が分かってきた感じ。今回、わたしは議事録を担当していたため、細かめにメモを取りながら参加しました。

フィールドワークの意味を考える

<オンラインゼミトピック>
・9/7(土)研修時のフィールドワークで回る先を決める
・9/8(日)研修時の発表者を決める

主に話題は研修時のフィールドワークの行き先探し。わたしは北九州へは一度も行ったことがないので、事前にリノベーションまちづくりの現場にどんな場所があるか、北九州の産業はどんなものがあるか、建築物として見るべきものはあるか、エコ住宅先進の工務店はあるのか、古いいなたい感じの喫茶店はあるか、程度のリサーチをしていました。それがこのスクールで実現したいこととどう結びつくのか、結びつかないのかまでは考えが及ばず、「まちを見てみたら何か見えてくるのかも」といったふんわりした認識でいたことも確かです。

話し合いの中でいくつか候補や北九州の状況などが共有されたのち、コーチから「一人ひとりがどの視点でまちを見るのか持ち寄らなければ意味がないのでは?」というご指摘があり、オンラインながら静まり返る空間。

コーチから話を振っていただく中で、それぞれ興味のあること、北九州について掘り下げたい視点などを共有する時間となりました。もちろん、公民連携で行われた事業の現場を見ることも大切ですが、違うバックボーンを持つ受講生それぞれが北九州のどんなところに興味を持つか、それを持ち寄って集合知としたほうが、時間的にも深度としても有効に働くのではないかということだったと思います。

出てきた視点は、再開発(過去の再開発案件と現状)、脱炭素化計画、スタートアップ支援、街路計画、サーキュラーエコノミー(資源循環)、リノベーションスクール事例、北九州市の強み、ウォーカブルの取り組み、都市マスタープラン、立地適正化計画、実際に会って話を聞ける縁を見つける、北九州まちづくりビジョンと関連計画とさまざま。一人ひとつのテーマについて事前に下調べをし、それが北九州市の基本構想とどのように関連しているのかもふまえて、考えを深めてから集合研修の場に集まることになりました。

自分なりの視点を持つこと

普段から文書を書いたり構成することを生業としているので、どのような結論に向かって書くのか、その事象のどの側面に光をあてるのか、読む人に新しい発見を与えるのか、知識を裏付けするのか、目的と視点を持って話を聞いたり企画をしているはずなのに…深く反省。

と同時に、これまでのオンラインゼミでは「場違いなのでは…」という緊張しかしていなかったのですが、今回は議事録を書くことを前提にしながら参加していたので、これまでよりも話し合いの文脈やその場で次に進むべきステップが見えたようにも思います。

メディア編集者という立場でこのスクールに参加する中で、まだまだ不勉強過ぎて実際に事業の主体になりうるのか、なり得ないのか、主体ではないとしたら何をするべきなのか、したいのか、迷いながらの日々ではありますが、自分ならではの視点かどうかを常に考えながらぶつかっていきたいと思います。

ボールを投げると帰って来る、この環境をしたたかなくらい活用しなくては!と強く。


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