アウター特集本格スタート!第一弾「ブルゾン」編。トレンド先取り、今年イチオシのアイテムを紹介!
本日よりnoteにてアウター特集ウィークを開始したいと思います。
ブルゾン、コート、ダウンと特集を短期に順番に投下し、今季のアウターを網羅。
その後久々に着こなし、特に色使い・シルエットの作り方についても解説していきます。
本日のブルゾン編ではそれに先駆けて、一部コーディネート提案を先行で軽くですが取り入れています。
※11/21 新作小物情報とQ&Aの回答を追記しました!
今年はアウターが買いづらい年かも…?
今年はちょっとアウターが買いづらい年かもしれません。
ここ数年冬アウターを席巻してきたロングコートが飽和気味。
商品間での差がどうにも出しづらくなっています。
また段々と「コートって面倒くさいよね…」という「コート離れ」の流れにもなってきています。
そこでコートより格段に着やすいブルゾンへ…という大きな流れはあるものの、こちらもまだまだ良品揃いというわけにもいかず。
さらに先週お伝えしたボア系のアウターの台頭も目立ちます。
なかなかのカオスぶりです。
そのブランド自体にファンが付いているようなブランドはともかく、セレクトショップのオリジナル品のコートなどについては、今年は相当苦戦するんじゃないかな…と思っています。
ロングコートなんかも、悪くはないけど…現在としてはパンチが足りないものが量産されてしまっているような状況なんですね。
それに加えて消費増税もありましたし。
その分、今年はかなりセールが充実するような予感も…。
「コスパアウター編」もやりたいとは思っているのですが、まずはセールまで待っていたら無くなってしまうであろう今季の名作勝負アウターを紹介していきましょう。
トレンドを牽引したAURALEEのチェックブルゾン、今年は…?
一昨年に登場し、現在のチェック柄トレンドとショートブルゾンのトレンドの流れを作り出したと言っても過言ではないのが、AURALEE(オーラリー)のチェック柄ブルゾン。
2018年バージョン
去年このブルゾン、インスタグラムで一体どれだけ見たことか…。
COMOLIはタイロッケンコート、AURALEEはチェック柄コート、という感じでしたね。
そんな「DOUBLE FACE CHECK ZIP BLOUSON」が今年もリリース。
2019年バージョン
https://www.strato.co.jp/SHOP/AURALEE-A9AB02BN-.html
その名の通りダブルフェイス、二重織りの肉厚な生地を使用。
AURALEEは素材の良さを全面に出したブランドですが、この生地はそんなブランドの中でもトップクラス。
ブランドの特徴として、これでもか!と贅沢に糸を使用しているという点がありますが、これもそうして糸を重ねて重ねて作れれた密度を感じる厚み。
地域に寄りますが、冬を越せるだけの防寒性はありつつ、圧縮メルトンのような肩が凝りそうな重さまでは無いのが嬉しいところ。
その生地の良さを着ていてより体感出来るのが、極太のアーム。
日常生活では不便ささえ感じさせる太さです。
生地の重みでストーンと落ちるアームは、余裕・リラックス感と素材の良さ・重さというともすると相反する要素を一度に表現していますね。
今季は昨年に比べて着丈が短くなりました。
よりブルゾンらしく羽織りやすくはなったのですが、元からの全体的に野暮ったいシルエット(それが「今らしい」のですが、)に加えて、エリがあるとはいえ寝てしまいやすいタイプなので、どうしてもタートルネックなどのハイネック類やスヌードなどで首元を高く、スタイル補正をしてあげたくなります。
http://iimo1.sakura.ne.jp/shop/1449/?pg=shopping&id=27204
また今年のガンクラブチェック柄は、ライトブルーガンクラブと名付けられている通り、水色・青・ベージュなど明るい色が効いたポップな印象のチェック柄。
昨年のチャコールガンクラブチェックや、ハウンズトゥースチェックに比べると、ちょっと渋みや大人っぽさに欠ける印象。
何か今年のAURALEEは、パリコレ進出の影響もあるのかポップな色使い過ぎる印象がありますよね…。
正直昨年、一昨年の柄の方が良かったかなと。
ガンクラブチェック自体が真似されすぎて食傷気味というところもありますし。
新柄のブラウンチェックは、一見今までよりも大味な大柄チェックに見えるのですが、茶系の同系色がバランス良く配色されていて、特に濃い焦げ茶のラインが効いていてるので意外と大人っぽく着れる柄になっています。
http://iimo1.sakura.ne.jp/shop/1449/?pg=shopping&id=27205
私のオススメの柄はこっちですね。
チェック柄の攻略法は、そのチェックで使われている柄のうちの1色をインナーに使うことなのですが、これはそれが容易に出来ます。
さて昨年は発売された9月中に売り切れ、フリマアプリなどでもプレミアが付いて取引されていましたが、今年はまだまだ在庫的に余裕がありますね。
私もちょっと拍子抜けするほどまだまだあります。
昨年から原料高等や消費増税もあり5000円以上値上がりしているというのも関係あるのでしょうが、単純に今年は数をたくさん作っているから。
ブランド内でも売れ筋ということもあって、各セレクトショップがオーダーし、それが通った結果ですね。
今本当にAURALEEの服は飽和しているな…という印象。
「レア感」みたいなものは薄れています。
もう通常のドメスティックブランドの枠は超えていますね。
それが良いことなのか悪いことなのはともかく、手に取って見てもらいやすくはなりましたね。
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