今年は各ブランド百花繚乱!バスクシャツ大特集!AURALEE(オーラリー)初のバスクシャツの出来はいかに!?
春から夏に掛けて活躍する定番アイテム「バスクシャツ」。
本日はこのアイテムを取り上げてみたいと思います。
バスクシャツとは、ボートネックと呼ばれる横に広いネックや、ボーダー柄を特徴とするカットソーですね。
あのパブロ・ピカソが愛用したことでも知られるこのアイテム。
暑くなるにつれて、メンズはどうしても洋服のバリエーションが狭まってしまいます。
そんなこれからの季節にもバリエーションをもたせてくれるので、我々メンズにとって、とてもありがたいアイテムなのです。
シャツほどかしこまっていないし、かと言ってTシャツ一枚というのもな…という時にうってつけで、一枚持っておくととても便利なアイテムですよね。
リラックス感があって、「お家時間」を楽しむ洋服でもあると思います。
無難だから…と、ボーダー柄ばかり買ってしまうのはワードローブの充実という観点からは逆効果なので、オススメしないのですが。
今回は定番であるボーダー柄の他に、無地のタイプも紹介しております。
定番ながら、ここのところひそかにトレンド感があったこのバスクシャツ。
今季は今までバスクシャツを出して来なかったようなブランドまでバスクシャツをリリースして、バスクシャツが大充実のシーズンになっています。
ボーダー柄が強烈なだけに一見同じように見えてしまうバスクシャツですが、各ブランドがその特色を押し出してきていて、なかなか壮観ですよ。
各ブランドを見ていくと、ちょっとした「隠れたトレンド」も見えてくると思います。
ただのボーダーとは、ちょっと違うものになっているんですよね。
さりげないセンスの光るCOMOLI(コモリ)、今からの入手はやや難しいが…
ドメスティックブランド人気ナンバーワンの地位を確立してから、少し年月が経ったCOMOLI。
未だに新作アイテムの発売日には本店には行列が出来、人気アイテムともなるとなかなか入手困難となるのですが、新規アイテムの定価がかなり高額化したことで「転売狙い」の参戦が減り、多少落ち着いてきたんじゃないかな?と思っています。
今そういう人はこぞってdaiwa pier(ダイワピワ)の方を狙っていますからね。
さて、そんなCOMOLI(コモリ)の定番かつ名作アイテムの一つがバスクシャツ、「ボーダーボートネック」だったりします。
COMOLI Border Boat Neck 定価19800円
何か強烈なインパクトが欲しいというわけでは無いけれど、ちょっと他とは違った、かつセンスよく上品にまとまった物が欲しい…という少しズルい要望を満たしてくれるアイテムです。
最初に出たのはかなり前になりますが、その頃からしっかりと身幅は広く取られています。
それまで定番とされていたバスクシャツは、結構身幅が狭くて、今となってはちょっと着心地が…というものばかりだったのです。
身幅・着丈は現代的にゆったりとしながらも、肩をわざとらしく落としたり、アームをこれでもか!と太くしたりといったやり過ぎな感じはありません。
生地もバスクシャツらしいと言うか、バスクシャツ特有の、編み物ながらちょっと固い、粗さもあるような生地。
そのおかげで、ゆったりながらも、見え方としては抑えの効いたほどよいリラックスシルエットになります。
ワイドデニムなんかと合わせても、ルーズに見えすぎるなんてことがありません。
ワイドデニムと合わせると、ちょっとだらしなく見えてしまうことも多い、ゆったりとし過ぎたバスクシャツも最近多い中で、このバランスの良さは流石といったところ。
最大の特徴は、ボーダーの配色。
エクリュ×マリンのボーダーは昔のセントジェームスにあったような、着古してネイビーのボーダーのラインが淡くなったような…
そんな色味を再現しているのです。
これが、爽やかなのだけれども、気恥ずかしくはならない…という絶妙なバランス。
白×ネイビーのハッキリとしたボーダーとか、爽やか過ぎてちょっと着るのが恥ずかしかったりするものが多いんですよね。
これは地も真っ白ではないエクリュ、そしてボーダーも色褪せたような、ちょっとパープルっぽいブルーと言うか、なんとも言えない優しい色味になっているので。
サラッと取り入れられて、しかも好印象になる…という本当にズルい配色なのです。
いやこれはモテるでしょ…というね。
ボーダーを着ている人は多いけれど、ほとんどの人はハッキリとした黒×白ばかりで。
かと言って、差別化と言っても赤ボーダーとかはなかなか着れないじゃないですか。
古いですが、楳図かずおさんとか言われそうだし…
(ちなみに私は昔楳図かずおさんと遭遇したことがありますが、本当に赤ボーダー着ていました…)
オシャレとは差別化である、とは言いますが、差別化ってすれば良いってものではないので。
これは本当取り入れやすい、「良い差別化」の例でしょうね。
これ真似しようとしているんだろうな…というブランドもチラホラあるものの、なかなかこのニュアンスを真似出来ていないので。
未だにここのバスクシャツの大きなウリだろうと思っています。
ある程度どんな人でも似合いやすいと思っていますが、ゆったり感を優先してサイズアップすると若干着丈が長いので、そこだけ注意かなと思います。
これは洗ってもさほど縮みませんでしたね。
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