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【無料公開】シャツ特集先行公開版、1万円以下!今季最強のコスパシャツ、教えます!

  シャツはTシャツと比べると、価格帯による階層がハッキリと出るアイテムカテゴリーです。

3000円のものと比べると、5000円のものの方が良いし、5000円のものと比べると1万円のものの方が、良い物だと分かりやすいんです。

そんなの当たり前だろ、と言われるかもしれませんが、Tシャツとかニットだと意外に分からなかったりするんですよね…。


ただ、いくら値段によって差異が出やすいと言っても、こだわり出すとキリが無いわけで、各人が自分のお財布と相談しつつ、どこかで値段と質との折り合い、落とし所を見つけていかねばなりません。


ただ、「コスパ」っていう言葉を「日常着に丁度良いよね」くらいの基準にまで下げたくないという思いはあってですね…。

1万円以下とは言え、一般的には十分に高いお値段ですから。


目の肥えた人の多い表参道とか中目黒あたりのショップで店員さんに「オシャレですね、その服どこのですか?」と聞かれるレベルまでは行かなくとも、自信を持ってデートに着ていける、それくらいのレベルで考えています。

今回紹介する2アイテムはかなり自信を持ってオススメ出来るアイテムになっていますよ。


やっぱりココのシャツのコスパは凄い…ケアもイージーなウールシャツ


 このマガジンでは、20AW、21SSと、続けての紹介になります。

green label relaxingグリーンレーベルリラクシングのウールシャツ。

グリーンレーベルリラクシングは、ユナイテッド・アローズ系のセレクトショップで、スタンダードカジュアルなアイテムを比較的手頃な価格帯で販売しています。


グリーンレーベルリラクシングのウールシャツ、この秋冬での正式名称は「S140 WSBLビエラ ジャストルーズ 長袖 シャツ -ウォッシャブル・ストレッチ-」となります。


S140 WSBLビエラ ジャストルーズ 長袖 シャツ -ウォッシャブル・ストレッチ-



このシリーズ本当に凄いんですよね…。

オススメポイントは、何と言っても素材(ウール50%、ポリエステル50%)。

「シャツって面倒だな」という思いを持っている方って、少なくないと思います。

一番面倒なのが、やはり洗って、乾かして…アイロンして…というときのアイロン作業。

綺麗めがだいぶ落ち着いてきた今のトレンド的に洗いざらしでシャツを着る、という文化も随分浸透したと思いますが、それでもやっぱりシャツはシワ無くシャキッと着たい、という要望もあり。

ただ、カジュアルシャツで「形状安定」をもたせたものって、ほぼありません。


その点、ポリエステルやウールのシャツなら、脱水をやり過ぎなければ、ほぼそのまま、シワ無くシャキッとした質感で着ることが出来ます。

それだけでなく、どんな上質なコットンにも出せない、ピンとしたハリ感や、トロっとした独特の落ち感など、ウールやポリエステルにしか出せない独特の質感もあります。




ただ、ポリエステル100%のシャツって、どうしても「若い」雰囲気になりがちなんですよね…。

メンズはレディースと比べると、ハッキリと年齢層によって細かいブランドの棲み分け、区分が出来ているわけではないのですが、やはりどうしても「若者向け」みたいな打ち出し方になるブランドはあります。


そういったところはポリエステルのテロテロなシャツをむしろウリにしていますが、その印象もあって、なおさらポリエステルが全面に出てきているシャツって、若いなぁ…と思ってしまうんですよね。


だから、頑張って頑張ってウール寄りに作ろうとするブランドも多いのですが、なかなか上手く行っているブランドは少ないですね。


グリーンレーベルリラクシングのウールシャツは、色にも依るのですがかなり良い出来になることが多いですね。


シルエットも、非常に現代的。




全体から見ると本当にごく一部の服好きと呼ばれる人達を相手にするドメスティックブランドに対して、より多くの人を対象にするセレクトショップオリジナル品はどうしても保守的な、一昔前のタイトなサイジングでアイテムを出さなければいけないことが多いものです。


ただそれだともう、セレクトショップオリジナル品であっても大量に売れ残ってしまう時代なんですよね…。

グリーンレーベルリラクシングはそこに気付いて、少し前から「ジャストルーズ」という、サイズを無理に上げなくても、トレンド感のある「ほどよくゆったり」が実現出来るよ、というシリーズを出してくれるようになりました。


アパレル関係者、私も含めて服好きとかそういう人達のサイズ感、感覚ってちょっと馬鹿になってしまっているところがあって…。

端的にトップスデカ過ぎるだろ、と思うことが多いんですよね。


でも、もう一般的にも、普通、ジャストサイズでは満足出来なくなっている…という感じだと思うのです(だからそうしたアイテムは売れ残ってしまうわけですし)。

この「ジャストルーズ」は、本当に「程よいゆったり」感。

綺麗め、という言葉が絶滅しかけていますが、そういった系統からでも取り入れやすい、絶妙さがあると思います。

一般的に見たらと言うか、こういうサイズ感のほうが「モテる」んですよね、また…。

ジャストルーズとは、よく言ったものだなと。

もちろんウールシャツ特有の、シルエット形成力の高さ、とにかくラインを綺麗に見せてくれる力の高さもあると思うんですけどね。


私はMサイズを着ているのですが、Lサイズまで上げると、よりルーズさや雰囲気を強調することも出来ます。

ブランドものに負けないルーズ感です。

ただ、そうすると今度はソデが長くなってしまうんですよね…。



Mサイズなら、ギリギリソデのボタンを外して着ることも出来ますが、Lまで上げるともうボタンを締めるか、腕まくりをしないと着れなくなります。



まあそれでも良いっちゃ良いのですが、昨年Lサイズを買って、やっぱりちょっとやり過ぎたな…というのはあるので。

生地感的にも、コットンとは違って、ズドン!と落ちてしまうので。

シャツのソデ直しって、下手すると4、5000円掛かったりするので、パンツの丈直しのように気軽には出来ないんですよ。

ちなみに昨年20AWのアイテム「CM ウォッシャブル ビエラ ジャストルーズ 長袖シャツ」、21SSのアイテム「TW ウォッシャブルトロ ジャストルーズ」とサイズはほぼ同じです。

デザインも同じで、生地感がちょっと違う、という具合。


昨年のウォッシャブルビエラは、起毛感があるぶんちょっとチクチクとした感じがあったのですが、今回のビエラは起毛感がほとんど無く、チクチク感もほぼありません。

雰囲気はかなり春夏に近いのかな?と思っています。

だからもう今から、すぐに着れてしまいますよ。


毎度のことながら、問題は色。


このシリーズ、色によってはポリエステルの歪いびつなツヤ感、私がいつもポリ感、ポリ感と呼んでいる安っぽいツヤが出てしまうことがあるんですよね…。

生地感はかなりウールの再現性高いのですが(まあそもそも半分ウールなのですが)、色によってはポリエステルが出てきてしまうのです。


ただ今回は、どの色もそれはあまり気にしなくてOKです。


私が特に今回素晴らしいと思ったのがベージュ。



昨年のオリーブも素晴らしかったですけどね…これも素晴らしい。

個人的には過去最高かな?と。


どこか大味になりがちなベージュという色ですが、もくと言って、様々なカラーが折り重なったような複雑な色味になっているのですが、色差が少なく、本当に繊細な色味を表現出来ています。

グレー・ベージュのような、ニュアンス感のあるものになっているんですよね。


私はMARKAWAREマーカウェアというブランドの、20SSシーズンの「Super 120's Wool Tropical」という生地のベージュが凄く好きだったのですが、それと雰囲気が似ています。



厳密にはちょっと違うのですが、雰囲気は近くて。


これのシャツも、欲しかったんだよなあ…とか思っていたので、今季のグリーンレーベルがこの色を出してくれた時嬉しくなってしまいましたね。

このベージュ、黒のパンツと合わせればもうスタイルが成立してしまうので。


黒はどんな色とも合わせられる万能カラーですが、最も相性が良いのが実はベージュ。

柔らかい印象を放つベージュは、黒のキツさを緩和してくれるベストパートナーなのです。

白シャツは、黒と合わせるとどうしても制服っぽくなってしまうので、ベージュにズラすのがオススメなんですよね。


他のカラーだと、モカ(ブラウン)も悪くないです。

こちらも複雑性を持たせていて、光の当たり方で「玉虫色」っぽくなるカラーですね。

ベージュと比べると、ポリ感とまで行かないまでもポリエステルのツヤ感を若干出してしまいますが、問題ありません。

ここらへんは好みですね。


黒はこの中だと若干難しいですね。

こちらもポリ感は無いのですが、全体的に複雑さのないベタッとした黒で、かつツヤ感があるので、かなり難しいタイプの黒シャツなのです。

一口に黒シャツと言っても色々なタイプがあって、縦・横糸のうち一方を茶色にしたり、織りによってマイルドさを出したりと、黒のキツさを緩和したりしたもののほうがより取り入れやすいです。


今回のベタッとした、ツヤのある黒シャツは、「夜のお仕事感」とまでは言いませんが、どうにも合わせづらかったりしますよ。

そういった物が欲しいという人もいると思うのですが。


言い忘れるところでしたが、これは洗濯機で洗えるウォッシャブルウールを使ったアイテムです。

ウールシャツのウリとして最初に述べたように、洗濯をして、脱水さえやり過ぎなければ、シワがほとんど付きません。

アイロンはエリを整える程度でOK。

本当、シャツは特にですが、脱水がポイントなんですよね。

洗い→すすぎ→脱水の、最後の脱水は極力短い時間で済ませてください。

私などは、もう本当に一回し、ニ回し…。

極力ビショビショの状態で脱水を終わらせます。


お気に入りの洋服に関しては、洗い、すすぎまでは自動で終わらせて、脱水だけは洗濯機の前に張り付いて自分で脱水を早めのタイミングで切り上げています。

そのまま干すと、水が垂れてきてしまうので、しばらくお風呂場に干しておくと良いですよ。


ZOZOだと今10%オフのミニセール+クーポンでかなりお得になっていますね。


また楽天のほうだとZOZOに無いカラー・サイズがあったり、クーポンによる割引はかなりショボいですが、ポイント還元がかなり付く、といった感じですね。

ちなみにグリーンレーベルリラクシングをはじめ、ユナイテッド・アローズ系列のブランドのユナイテッド・アローズ公式オンラインストアでの在庫は、ZOZOと共有です。

ZOZOで無いサイズは公式にも無いですし、片方が売り切れるともう片方も売り切れる、という仕様になっています。

その代わり、アローズ公式では実店舗での在庫を見ることが出来ます。


S140 WSBLビエラ ジャストルーズ 長袖 シャツ -ウォッシャブル・ストレッチ-


ZOZO      楽天  



その名は「Essential」、今最もバランス感覚に優れたシャツ!単純に「良いシャツ」ですコレ…


 もう1つ、今季この価格(1万円以下)で、これは素晴らしいな…と思ったのが、このシャツ。


【Essential / エッセンシャル】 shirt / シャツ


417 EDIFICE(フォーワンセブン エディフィス)の、「Essentialエッセンシャル 」シャツ。


417 EDIFICE(フォーワンセブン エディフィス)は、ベイクルーズグループの中でもより現実的なお値段でアイテムを提供してくれるセレクトショップです。

同じ立ち位置にジャーナルスタンダードrelumeレリュームというショップもあるのですが、トレンド感に加えて、粗野感やラフさをより前面に押し出してくるレリュームに対して、417はまたちょっと違う上品さがあります。


ちょっとサイズ感がね、保守的と言うか、旧来型と言うか、セレクトショップは一昔前のタイトなものをやりがちで…というお話は前項でもしたのですが、このシャツは割とゆったり目です。





本当にやりすぎない「ちょいユル」。

私はついつい、Lサイズで着てしまっているのですが、大体グリーンレーベルのウールシャツのMとLの間くらいの感じですかね。

コットンとウールだとシルエットの出方や感覚が異なるので、あくまで大体、なのですが。


これでも、ドメスティックブランドのビッグシャツの最小サイズに、Lサイズまでサイズアップしてようやく同じくらいになる…という感じなので、あくまで「ほどよくゆったり」というバランスです(もっともっと大きいシャツが着たい!という場合は後半で紹介していますので是非見てくださいね)。

前着丈は後ろ着丈より短く、という現代的なシャツのバランスはバッチリです。

サイズ感、クオリティ、値段など諸々含めて、今最もバランスが良いシャツ、とすら感じますね。


ただサイズ展開がもう1つ上、XLまであっても良かったですよね…。

目安ですが177cmくらいを超えて、高身長の人などが着ると流石に色々物足りないと思います。

ベイクルーズのサイトで185cmの人とかが着ていますが、明らかに小さいし、袖も足りてないですよね。

サイズ展開の幅だけ、課題かなと。


このシャツの最大のウリは、やはり生地。

やっぱりシャツは生地が命です。


程よい肉感のコットン100%で、いわゆるポプリンと呼ばれる、ハリ感があって、膨らむようなところのある生地感。


肌離れが良く、今の時期からも快適に着れる素材です。


この手の生地は洗い込むと膨らみが抑えられて、より良くなってきます。

どうしてもウールシャツは新品時が最高で。

変化・劣化の無さがウリでもあるのですが、変化を楽しめるのはコットンシャツのウリかなと。


あとはカラバリの多さも魅力で、ホワイト、ネイビー、サックス、チャコールグレー、どれも良い色味なのですが、特に推したいのがやはりこちらもベージュなんですよね。


ベージュと言ってもこちらはグリーンレーベルと比べるとかなり濃い目。

黄土色、と言っても良いような、カーキベージュっぽい色味です。


こちらも黒いパンツと合わせるだけで、それっぽい雰囲気が作れてしまうので。


その他でオススメのカラーは?と聞かれたのですが、あえて言うなら、ネイビーとサックスが良い色味だと思いますよ。


ディテールに関しても、フレンチフロント(裏前立て)、カフスボタン1つで切り込みの浅いソデ口など、必要最小限、でもシンプルで良い…という作り方。


単純に「良いシャツ」ですねコレ。


これから無印良品のシャツなんかも紹介するのですが、どうしてもね、ちょっとこのランクとは大差付いてしまうな…と思うところはあって。

だからこのお値段出してもらう価値は十分にあるなと。


417のエッセンシャルラインは、

four one seven のスタイルを作る上でクローゼットの中身に欠かせないアイテムたち。毎日着たくなる欠かすことのできないものだけを揃えました。オーセンティックな背景のあるものをデザインソースにしながら、気がつけば “ついつい毎日手にとってしまう” そんなアイテムをシーズンごとにご用意します。ベーシックなんだけれども、身につけるとモダンな雰囲気に仕上がるバランスにこだわったコレクションです。


とのことなのですが、要するにベーシックなアイテムを高品質に出してくれるラインになりそうで、期待ですね。


まだシャツだけの展開なのですが、417最近見る機会減っていたのですが、これは良さそうです。



ベイクルーズストアは、オンラインでの在庫が切れると実店舗からの「取り寄せ」となります。

実店舗で在庫があるとなっていた場合でも、実は「取り置き」だったりするので、いざ取り寄せてみると在庫が無かったりするので(キャンセルになります)、そこは注意が必要ですね。


ベイクルーズストアは、ZOZOよりも長い試着期間だったり、ポイントが貯まるというメリットはありますよ。


【Essential / エッセンシャル】 shirt / シャツ


ZOZO   ベイクルーズストア   楽天



今回紹介した2アイテムは、かなり自信を持ってオススメ出来る1万円以下のコスパ最強シャツです。

どちらもオーソドックスなシャツとして十分なクオリティ。


さらに定期購読限定版では、さらに色、生地、形、トレンド感…など、もっともっとオシャレになりたい!という人向けにアイテムを紹介しております。




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