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西ロンドン教員養成研修同盟

西ロンドン教員養成研修同盟という組織が2013年に設立された。
この組織は教員養成の教育実習先と大学との間をコーディネーションする役割を担っている。

2022年は80人の研修生が、この組織を通じて、実習先をコーディネーションしてもらっているという。

教育実習先として、幼稚園教育から小学校、中学校、特別支援教育まで、さまざまな攻守を選択できる
パートナーとなっている実習先は60校以上に及ぶ。
複数の教育学部のある大学とパートナーシップをもっている。

日本では、大学教員が教育実習先を開拓したり、教育実習先にお礼まわりにいったり、さまざまな調整業務を担っており、実はこれが結構大きな負担になっている。

大学教員は本来、研究と教育が業務。だけど、最近はこうした実習先との調整業務、どの学生をどこの実習校へいかせるかといったことまで大学教員の業務になってきているところもある。

ロンドンのこうした取り組みは、大学教員の業務を本来の形にするという意味だけではなく、学生・実習校に対してもきめ細かなサポートができるという意味で非常に興味深い取り組みだと思う。


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