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「困難」ではなく、「できる」に着目する研究スタイルに共感

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

研究をするとき、ついつい、「困難」を明らかにしようとする研究デザインになっていることありませんか?

何が困難なのか、その要因を分析するようなものは数多く存在します。

これ、調査に協力する参加者の立場からすると、私たちがこんなにつらい、大変ってことをあきらかにしてどうすんのさ?!という見方もあるんです。

イギリスで行われている最近の研究では、「困難」に着目するのではなく、以前よりも簡単にできるようになっていることに着目し、質問の仕方を工夫しているといいます。

「今」がベースラインにあって、
半年後に話を聞いたときに、
「半年前よりも簡単にできるようになっているとかんじますか?」
という質問の仕方。

半年前より困難の程度は減少しましたか?と聞いているのと同じなのだけど、言葉のチョイスでとらえ方がかわるよねという話。

研究をする上では、参加者がポジティブに参加できる環境を作ることも倫理的配慮上大切だと思う。

この前向きな質問の仕方のテクニックはぜひ私も活用したいと思ったのでシェア。

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