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名探偵コナンには音声ガイドをつけて欲しい

最近、映画には音声ガイドがつくものが増えてきた。洋画はまだまだほとんどないが、ヒット作品であれば邦画はほとんど音声ガイドが付いていた。ところが、2020年以降、映画鑑賞の需要が減少したことも、音声ガイドを吹き込むと言う作業自体がリモートでできないと言うことも、いろいろなことが重なって映画の音声ガイドの数は激減しているように思う。毎年のように、ドラえもんやクレヨンしんちゃん、ポケモン、名探偵コナンなど子供から大人まで楽しめるアニメ作品についても音声ガイドが作られていたのだが、2020年以降激減。一切、音声ガイドが作られていないと言うわけではなく、ドキュメンタリーや大人向けの映画に優先的に音声ガイドがつけられているようだ。
私は音声ガイドを利用できるようになって、これまで諦めていた映画をまた楽しむことができるようになった。特に、ここ数年は家族で名探偵コナンを見に行っていたのだが、今年の作品にはまだ音声ガイドが作られていないようだった。音声ガイドがないとあまり楽しめないかもしれない、そう思うから映画を見に行くこと自体を躊躇してしまう。それでも、コナンはとても楽しいので見に行くことを決意。案の定、ロシア語でなされる会話は字幕で撮ったそうした情報はこっそり抜け落ちてしまう。その他にも言語的な描写がないものはわからない。おおよそのストーリーは理解できたので60%位は理解できたと思うけど、やっぱり、音声ガイドがないのは残念。
視覚障害者自体が65歳以上の高齢者が多いこともあり、もしかするとあんまりアニメ作品に音声ガイドをつけて欲しいと言うニーズが少ないのかもしれない。アメリカで開発されているソーシャルスキル尺度では同年代の子供と同じものに興味を持つと言うことが1つのソーシャルスキルとして示されている。視覚障害のある中学生、高校生、大学生たちが友達と一緒に映画を見に行って同じ目線で楽しめるためにもコナンの音声ガイドはつけてほしいものだ。来年の作品も楽しみにしつつ。

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