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私もさすがにHPけずられますよ?!

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

最近よく学生に、HPごっこりもっていかれた感があるんですよー
と相談されるのですが、
私もそう感じるときはあるわけで。

新しくある電力会社とガス会社と契約をしたわけですが、
最初のうちは支払いがクレジットカード払いとか口座引き落としが間に合わないから、支払い書類が郵送されてくるわけです。

郵送されてきても、それが見えないし、悪気はなくても気づかなくて支払いが遅れてしまうこともあるわけで。

視覚障害があるから見えないので、何か他の方法はないですか?例えば、銀行振込とかは?
とオペレーターに尋ねても、支払い方法は郵送のみとのことで。

郵送日を教えてもらって、その周辺はポストに入っている封筒に気を配ることにするしかない。

自助努力で解決しなきゃいけないっていうのは結構、大変なもので、その分、ほかのことに使える脳内メモリももっていかれるわけです。

まぁ、そんな社会的構造の不備を補うために、社会福祉制度があるわけですが、今度は、私みたいにあっちこっちで仕事をする障害者を想定していない社会福祉制度によって、必要なときに必要な支援が受けられないことがわかり・・・。

被害妄想っていわれるかもしれないけど、こういうことが続くとさすがの私もHPけずられるし、見えない人が社会に存在していることを何も考えない社会設計にがっくりしてしまう。

まぁ、たっぷり5秒落ち込んで、たっぷり10秒の憤りを感じたら、
深呼吸で気持ちを切り替えて次へ!

日常の中にそんなことがたくさんあるから、そうでもしてないとやってられん!ってのもあるかもしれませんね。

何かのプロダクトに関わる機会があったら、頭の片隅で、
「これ、視覚障害のある人って使えるんかなぁ?」
って気にかけてもらえると、きっと、社会はもっといいものになっていく。
もちろん、そのときはいろいろな制約で100%対応できなくても、誰かがそうやってほかのマイノリティのことを考えるようになれば、それが徐々に広がっていくのだと思うから。

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