席を譲られたくない!等身大の白杖ガールたち
白杖を持っている人を電車で見かけると席を譲ってくださる方がいる。
私もかつては席を譲られることが嫌で仕方ない時期があった。
だって、ただ私は目が見えにくいだけで電車の中で座らないと困難を感じる理由がないから。困っていないのに周囲の人から困っているだろうと思われることが嫌だったのかもしれない。
まさに、先日、視覚障害のある中学生、高校生、大学生たちがかつて私が経験したように白杖を持って電車に乗ると席を譲られるのが嫌で仕方ない!と言う話をしていた。
私が嫌で嫌で仕方なかった時、相手の善意を素直に受け取れるようになった理由。それは障害のない友達の一言。
こっちだって勇気出して席を譲ってるんだからありがたく受け取ってくれよ
常に自分軸で物事を捉えていた大学生の私。席を譲ってくれた相手の気持ちまで思いが至っていなかった。
その友人の話を彼らにしたところ、彼らも同じように感じたようだ。これがすべての答えではないと思う。むしろ、私と友人が話したように、彼らも障害のない様々な立場の人たちと率直な意見を交わし合う場があればどんどん考えが変化していくのだと思う。
障害のある奈良ではなく、きゅうりが嫌いな奈良には障害もあると思って接してくれる友人たちに恵まれた学生時代。それこそが私を成長させてくれたし今でも大切に思っている。
もし、あなたの身近に障害のある人がいるならば、障害について気になることや聞いてみたいこと、ネガティブな事でもお互いに聞きあえる関係性になれたらいいなと思う。
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