【奈良】【大和郡山市】金魚すくい大会行ってきたよ日記☆前編(特訓編)
奈良県 大和郡山市。
ここには「金魚すくい大会」なるものがあります。
夏祭りなどでおなじみの「金魚すくい」の「競技」として位置づけたイベントなのです。
元々この地では金魚の養殖がさかんで、街の顔ともいえる金魚のPRが始まりだったのでしょう。
今年で28回を数え、回を重ねるごとに出場者は増え、いまや奈良の夏を彩るイベントに!
金魚すくいの競技なんて、どれだけ金魚にちかしいのだ!
ちなみに、この大会、奈良県民は奈良県予選を勝ち抜く必要があります。
奈良以外の人は、いきなり全国大会に出られます。
初めて知ってから、ずっとその存在は頭のすみにあったのですけど、奈良県民として一度くらい出ておかないと、語れない!と思い、
この金魚すくい大会に出場してきました。
金魚すくいといえば、屋台でしかやったことがなく、ちっとも取れなくて、お店のおじさんにお情けで金魚を分けてもらっていた私…
一匹もとれなかったらさすがに恥ずかしいと思い、特訓にでかけました。
特訓会場は、近鉄郡山駅そばにある「こちくや」さんです。
郡山のお土産など扱い、金魚すくいの猛者たちが集う道場的な存在…?
金魚すくいがデイリーにできる!というだけでも興奮です!
金魚すくいの「ポイ」を買って、店の奥にある水槽で金魚すくいをやります。
ここは競技会場と同じ水槽に金魚が放たれていて、ルールから教えてもらえました。
☆金魚すくいの掟☆
ポイの持ち方。
ポイを持った手でしか金魚を入れる入れ物を動かしてはいけない。
金魚をへりに追い詰めてすくってはいけない。
金魚をいれる入れ物に水をまんまんにして、流し込んではいけない。
ひさしのある帽子などは被ってはいけない。影のところに金魚が集まる風習があるから。
☆☆
まずポイを斜めに水に差し込み、水平にして金魚を追い、そのまま垂直に持ち上げてすくう…
のですが、これができない!
自分では水平にしているつもりだけど、なってないらしくて
「違う!」「そうじゃない!」「そんなしたらダメ!」
と大将から激がとびます^^;
「力いれすぎなんだよ」
と言ってお手本を見せてくれる大将の軽やかなこと…
私の場合、金魚を「引き上げる」感じ。
だからポイが破けてしまうのです。
でも大将はまちがいなく「すくっている」…!
「ま、練習しなさいね」
見ている分には簡単そうなのですけど、これがちっとも簡単でない。
水の中で水平に…水平に…としていると、当然だけど水を吸いすぎてすぐにポイがだめになってしまう…
10枚ポイを使っても、成果は上がらず…
家に帰ってからも、名人と言われる人のYou Tubeを見たりしてイメトレを重ねるものの…
不安しかありません!
そんな私に大将がとどめの一言
「大会の当日の金魚は元気あるよ…朝一番だからね」
金魚の元気とかこれまで考えたことのなかった私は、結局練習不足のまま、当日を迎えたのでした。
(続く)
イラストはモリコハルさんのイラストを入れさせていただきました。モリコハルさんありがとうございました!
奈良でガイドをしています。これからもっとあちこち回っておもしろいガイドを提供します。ご支援どうぞお願いいたします。